HIV即日検査体制について HIV即日(迅速)検査とは、HIV検査の結果がその日のうちにわかる*検査です。 通常検査と即日結果返しの流れ HIV即日検査体制について HIV即日(迅速)検査とは、HIV検査の結果がその日のうちにわかる*検査です。 *陰性の場合のみ。陽性の場合はさらに確認検査を行う必要があります。 通常検査と即日結果返しの流れ HIV迅速検査キット 通常検査では、結果が1週間後になりますが、即日検査ではその日のうちに結果がわかります。ただし、即日検査で陽性の場合は確認検査が必要となるため、1週間後に再度、確認検査の結果を聞く必要があります。 腕から採血した血液を検査キットに入れてから15分でスクリーニング検査の結果が分かる試薬です。 この検査で陰性の時には「HIV感染陰性」と判定できます。しかし、陽性の時には、陰性にもかかわらず陽性と判定されてしまう偽陽性例が1%くらい出現するために必ず確認検査を実施します。 1週間後 <通常検査> (-) (陽性の場合、確認検査 の結果も含めて報告) スクリーニング 検査 陰性 (-) PA法 EIA法 クロマト法 (+) 確認検査 WB法 (+) 陽性 <即日検査> 30分後 1週間後 (-) 結果報告 確認結果報告 スクリーニング 検査 (-) 陰性 陰性 確認検査 迅速法 (クロマト法) (ダイナスクリーン・HIV-1/2) (+) 陽性の可能性有 (再検査) (+) 陽性 偽陽性率1% 感染不安 HIV感染とウイルスマーカー 即日検査陽性例の確認検査 (WB法) HIVに感染してから抗体が検出されるようになるまで3~4週間かかります。しかし、HIV感染が心配なときにはいつでも検査機関にご相談の上検査を受けてみてください。ただし、個人差もあるため、感染の可能性を明確に否定するためには、感染機会から3か月以上たってからの再検査をおすすめしています。 即日検査で陽性になった場合はウエスタンブロット(WB)法で確認検査をします。感染初期が疑われる場合には、抗原・抗体同時検査やHIV遺伝子検査を実施します。 + 陽性 HIV感染 22日+α 抗体検査 (WB) WB + 保留 偽陽性 or 感染初期* 22日 抗体検査 (PA・EIA) 18日 抗原抗体同時検査 - 陰性 偽陽性 or (感染初期)* (0~1ヶ月) 11日 NAT検査 ウインドウ期 抗 体 陽 性 * 1. 1W - 4W 後の再検査 2. 抗原・抗体同時検査 3. HIV遺伝子検査 感染性 ウインドウ期 抗体(+) 22日 抗エンベロープ抗体 Ag(+) NAT(+) 抗コア抗体 11日 陰性 陰性と判定 (偽陽性) HIV感染 ウイルス 陽性 感染初期 血症 RNA (最終判定は再採血しWBで) (検出限界) p24 0~1ヶ月 11~22日 無症候期 AIDS期 ~以下の機関で即日検査が受けられます~ 神奈川県衛生研究所では、偽陽性やウインドウ期をより少なくし、正確な判定結果を出すために、常に新しい検査法を導入し、HIV検査体制の整備・充実に取り組んでいます。 神 奈 川 県 衛 生 研 究 所 微生物部 茅 ヶ 崎 市 下 町 屋 1 - 3 - 1 0 4 6 7 - 8 3 - 4 4 0 0 神奈川県のその他のHIV検査機関の情報は、ホームページ『HIV検査・相談マップ』http://www.hivkensa.comでお調べ下さい。