人事労務管理論A 人事労務管理論A LT1022教室 第3回目講義 2016/4/26 労働者と人事労務「管理」 2016年4月26日 人事労務管理論A LT1022教室 第3回目講義 第3回
先週のKey Words 人事労務管理 労働者
二重の意味での自由とは? 人格的な自由 経済的「自由」 職業選択の自由、仕事に就かない自由 カネがない、生産手段をもたない 人事労務管理論A 2016/4/26 二重の意味での自由とは? 人格的な自由 職業選択の自由、仕事に就かない自由 経済的「自由」 カネがない、生産手段をもたない 生活手段を稼がなければならない 第3回
労働力の商品化ーー何を売買しているのか 売買の対象は労働者の「身体」ではない → 売買の対象は労働力の「所有権」ではない 人事労務管理論A 2016/4/26 労働力の商品化ーー何を売買しているのか 売買の対象は労働者の「身体」ではない → 売買の対象は労働力の「所有権」ではない 労働力の時間決め「使用権」 売買の対象→ 第3回
労働力の売買と賃貸マンション 労働力 賃貸マンション 所有者 売買の対象 売買後の所有権 社会的力 人事労務管理論A 2016/4/26 労働力 賃貸マンション 所有者 売買の対象 売買後の所有権 社会的力 第3回
労働力の売買の具体像(日米比較) 欧米の場合 特定の( )ができるという能力 仕事jobを基準とした売買:採用、賃金、解雇 日本の場合 特定の( )ができるという能力 従業員として働くことを基準とした売買: 採用、賃金、解雇(定年)
ヒトを管理することの困難性 そもそも管理とは何? 管理の目的 → ヒトの管理がなぜ困難か? そのためにはどんなことが必要なのか? 人事労務管理論A 2016/4/26 ヒトを管理することの困難性 そもそも管理とは何? 管理の目的 → ヒトの管理がなぜ困難か? そのためにはどんなことが必要なのか? 第3回
管理とは何か Management という言葉 イタリア語maneggiare 作業と管理の区別 2016/4/26 管理とは何か Management という言葉 イタリア語maneggiare 作業と管理の区別 「動力」が内在しない対象への活動; 「動力」が内在する対象への活動: 人事労務の場合は 対象であるヒトは経営者の思い通りにならない 第3回
人事労務管理を解読すれば 対象であるヒトはロボットではない 他者の思いとおりにはならない意志と感情 人事労務管理論A 2016/4/26 人事労務管理を解読すれば 対象であるヒトはロボットではない 他者の思いとおりにはならない意志と感情 この意志と感情はヒトに内在する動力とみなせる 経営者はこの意志と感情に働きかけねばならない 第3回
賃金労働の特質(労働力商品の特質) 労働力商品の特殊性とは? ①労働力は労働者と不可分離 ・ ・ 言われてみれば当たり前のことだが・・・ 人事労務管理論A 2016/4/26 賃金労働の特質(労働力商品の特質) 労働力商品の特殊性とは? 言われてみれば当たり前のことだが・・・ この特殊性が人事労務管理を不可欠とさせている ①労働力は労働者と不可分離 ・ ・ ・ 第3回
労働力商品の特質(2) ②販売者と購買者は対等平等 ・ ・ 公正な市場取引確保の仕組みが必要 ③購入した労働力商品の使用は簡単ではない 人事労務管理論A 2016/4/26 労働力商品の特質(2) ②販売者と購買者は対等平等 ・ ・ 公正な市場取引確保の仕組みが必要 ③購入した労働力商品の使用は簡単ではない 第3回
それ故に、「働かせる」ということは 労働力の「所有権」vs「使用権」 人事労務管理論A 2016/4/26 それ故に、「働かせる」ということは 労働力の「所有権」vs「使用権」 買った側(経営者)は自由に使う権利がある 目一杯使いたい 無駄なく能率よく使う 売った側(労働者)は身体を守る権利 働かされすぎへの抵抗 仕事が原因の怪我・病気 第4回
二つの役割と二つの体系① 労働力の効率的使用 ( )労働力の購入 労働能力の( ) 不要な労働力の( ) 人事労務管理論A 2016/4/26 二つの役割と二つの体系① 労働力の効率的使用 ( )労働力の購入 労働能力の( ) 労働力の( ) 不要な労働力の( ) 人事管理(personnel mgt) 第3回
二つの役割と二つの体系② 労働力の「使用権」と「所有権」の対立の克服 ・効率的使用と乱用→ ・「所有権」擁護の動き→ 人事労務管理論A 2016/4/26 二つの役割と二つの体系② 労働力の「使用権」と「所有権」の対立の克服 ・効率的使用と乱用→ ・「所有権」擁護の動き→ ・対立の緩和と克服の必要性 労使関係管理(industrial relations) 第3回
人事労務管理論A 2016/4/26 人事労務管理の体系と内容 第3回