不安感情の要因 2010-09-18 高木 翔平 1 1
進捗状況 論文作成の10のステップ中、 ステップ5 文献の入手まで到達。 2
仮アウトライン 論文全体の構成。 不安という現象の説明(セロトニン、不安の生じる意味)。 どんなときに人が不安になるか。 論文全体の構成。 不安という現象の説明(セロトニン、不安の生じる意味)。 どんなときに人が不安になるか。 マズローの欲求段階説では、生理的欲求が最重要。 不安の軽減(主張が言えた上で、どう対処すればよいか)。 主張、結論。 3
各部分の進捗状況 不安発生のメカニズム 不安が引き起こす具体的な症状 不安の種類 対人関係との関連 不安感情の対処法 4
各部分の進捗状況① 不安発生のメカニズム 事前調査にて大まかに調査済み。 以後文献で細かく調べていく。 不安が引き起こす具体的な症状 事前調査にて大まかに調査済み。 以後文献で細かく調べていく。 不安が引き起こす具体的な症状 事前調査範囲。精神医学の文献から詳細を 詰めていく。 5
各部分の進捗状況② 不安の種類 不安の種類に関しては、ほぼ調査済み。 対人関係との関連 アウトラインと少しずれるので、削除するかもしれない。 不安の種類に関しては、ほぼ調査済み。 対人関係との関連 アウトラインと少しずれるので、削除するかもしれない。 6
各部分の進捗状況③ 不安感情の対処法 「予防」という点での対処法は調査済み。 「処置」という点を調査していく。 文献等から調査。 ヒアリングもできればとってみたい(付録として添付)。 7
進捗状況 本文を書き進めていく上での進捗状況。 当初計画していた「不安の要因」を突き詰めることは かなり難しいと判明。 →文献研究として論文を作り、主張を説明する。 8
はじめに 「不安」は人をぼろぼろにしてしまうことがある。 不安とはどんな現象なのか? どうして不安になるのか? 不安を取り除くためには? といった疑問から調査を開始しました。 9 9
目次 概要(主張、目的) 不安発生のメカニズム セロトニン 不安が引き起こす症状 不安の種類 不安の予防 今後の方針 参考文献 10 10
1.概要 不安発生のメカニズム 不安がもたらす症状 自己不安と社会不安 不安の予防法 今後の方針 11 11
主張 どうして人は不安になり、感情をかき乱してしまうのか。 主張 「不安の根源は死の恐怖である」 これをメカニズム、症状、種類等の観点から どうして人は不安になり、感情をかき乱してしまうのか。 主張 「不安の根源は死の恐怖である」 これをメカニズム、症状、種類等の観点から 説明していく。 12 12
調査の目的 不安感情をコントロールでき、安定した精神状態を 保つことができるようになる。 不安感情の要因を調査することで、不安の予防法 、対処法を知る。 13
2.不安発生のメカニズム 近年の研究から、不安は「セロトニン」という化学物 質が関係していることが分かった。 ノルアドレナリン、ドーパミンなどと並ぶ、モノアミン 神経伝達物質の一つ。 心の高ぶりを沈める役割。 14 14
3.セロトニン 原料となるトリプトファンは、食物でしか得られない。 体の中で何度もリサイクルされる。 →ストレスが溜まると「使い捨て」に。 体内の90%のセロトニンが消化管に存在。 →不安になると食欲がなくなる原因。 15 15
3.セロトニン セロトニン = トリプトファン + ビタミンB6 トリプトファン→オートミール、あずき、大豆類、乳製 品、レバー、など。 16 16
4.不安が引き起こす症状 心臓・血管系 動悸、頻脈、冷や汗、体温低下 消化器系 口の渇き、食欲不振、腹痛、吐き気、下痢 呼吸器系 動悸、頻脈、冷や汗、体温低下 消化器系 口の渇き、食欲不振、腹痛、吐き気、下痢 呼吸器系 ため息、息切れ、呼吸困難 神経系 頭痛、めまい、ふるえ 17 17
5.不安の種類 不安感情には2種類ある(山田裕美)。 プライベートな不安(自己不安) 「私的自己」への注目に影響を受ける。 「私的自己」への注目に影響を受ける。 パブリックな不安(社会不安) 「公的自己」への注目に影響を受ける。 18 18
6.不安感の予防 「自己肯定意識」が有効。 下記の2つの概念が含まれている。 「自己受容」 自己を否定せずにありのままを受け入れる。 「自己肯定意識」が有効。 下記の2つの概念が含まれている。 「自己受容」 自己を否定せずにありのままを受け入れる。 「自己実現的態度」 前向きな姿勢で物事に取り組む。 19
7.今後の方針 どうしたら不安を取り除く(弱める)ことができるか。 不安が引き起こす具体的な事例。 対人関係との関連。 大脳生理学的な観点から。 マズローの批判文献はないか。 主張を説明するための良い例題。 自己肯定以外の対処法。 20 20
8.参考文献 山田裕美 「自己意識および身体意識と不安感情の関連性」 愛知学院大学修士論文, 2005. 山田裕美 「自己意識および身体意識と不安感情の関連性」 愛知学院大学修士論文, 2005. 相澤直樹「対人恐怖と自己愛との関係に関する再整理の試 み」 神戸大学大学院人間発達環境学研究科, 研究紀要第 2巻第2号, 2009. 川崎直樹, 小玉正博「対人恐怖傾向と自己愛傾向の共通構 造としての自己概念の乖離性及び不安定性の検討」 日本 パーソナリティ心理学会,第15巻第2号, 2007. 21 21
8.参考文献 高橋徹「不安の精神医学」ライフ・サイエンス,2001. 鈴木英二「セロトニンと神経細胞・脳・薬物」星和書店,2000. 坂野雄二,丹野義彦,杉浦義典「不安障害の臨床心理学」東 京大学出版会, 2006. 岡地徳善「大らかに死と共に生きる」国書刊行会,1994. 西牟田久雄「死の哲学」東京図書出版会,2009. 藤田主一,板垣文彦「新しい心理学ゼミナール : 基礎から応 用まで」福村出版,2008. ロイ・J.デカ-ヴァロ-「ヒュ-マニスティック心理学入門」新 水社,1994. 22 22
8.参考文献 高田明和「感情の生理学 : ”こころ”をつくる仕組み」日経サイエ ンス社,1996. ニコラス・ファーン「考える道具」角川書店,2003. 鈴木直樹「自律訓練法が自己肯定意識に及ぼす影響」駒澤大 学修士論文,2008. 23 23