新しい学習指導要領 特別支援学校学習指導要領改訂、 移行措置等について

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
Advertisements

キー・コンピテンシーと生きる 力 キー・コンピテンシー – 社会・文化的,技術的道具を相互作用的に活用する力 – 自律的に行動する力 – 社会的に異質な集団で交流する力 生きる力 – 基礎・基本を確実に身に付け,いかに社会が変化しようと, 自ら課題を見つけ,自ら学び,自ら考え, 主体的に判断 し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力.
1.情報教育について 2 情報教育. 情報教育とは 児童生徒が自ら考え、 主体的に判断・表現・行動 児童生徒は主体的に学ぶ 「情報活用能力」を育成する教育.
熱海市教育振興基本計画 1.子どもの力を伸ばす教育の推進 2.学校・教職員の力を高め、安全・安心な 教育環境の整備 3.子どもの未来を応援する教育環境の整備 2.学校・教職員の力を高めます 3.みんなで子どもの未来を応援します 4.生涯学習を支えます 4.循環型生涯学習社会の整備 1.子どもの力を伸ばします.
情報科教育法 第4章 「総合的な学習」 との協調
平成20年度小・中学校教育課程研究協議会 総 則(小学校) 福島県教育委員会.
日本の教育改革と総合的な学習の時間         広島大学 難波博孝.
平成19年度長崎県国語力向上プラン地区別研修会
教育の情報化に関する手引のポイント 平成21年6月 平成21年度情報教育担当者研修
5 情報モラル教育 4.道徳や各教科等における  情報モラル.
教育の情報化ビジョン ~ 21世紀にふさわしい学びと 学校の創造を目指して ~ 平成23年4月28日 文部科学省 山梨県総合教育センター
日本の英語教育 c 奥田波奈.
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
徳島の子どもの学力向上及び 生活習慣・学習習慣等の改善をめざして
総合的な学習の時間     はじめるにあたって….
総 合 的 な 学 習 の 時 間 ふるさと教育が生きる時間に! 本校の特色ある活動 子供たちが楽し 「チャレンジ・タイム」
情報モラル.
大分県教育庁佐伯教育事務所 学校改革担当指導主事 有田千香
富山大学教育学部 附属教育実践総合センター 助教授 小川 亮
総合学科における全員履修科目としての「情報」の取り組み -教科情報必修化にさきがけて-
教職院 ナッキョン 奈良市高畑町 得意: 授業での「つかみ」
      特別支援学校 高等部学習指導要領 聴覚障害教育について.
日本の高校における英語の授業は英語でがベストか?
「会員の力を情報教育の支援につなげる」には? 情報処理学会 京大
第1回 英語教育推進委員会 資料 平成24年5月30日 福井県国際交流会館 1.
平成21年度 特別支援学校新教育課程中央説明会 (病弱教育部会).
4 第3次障害者基本計画の特徴 障害者基本計画 経緯等 概要(特徴) 障害者基本法に基づき政府が策定する障害者施策に関する基本計画
やまなしの教育振興プラン 山梨県教育委員会.
ICT(情報通信技術)を 活用した体育教材の開発
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
地域研修、校内研修実施カリキュラムの設計
現行の静岡市障がい者計画・障がい福祉計画の概要
薩摩川内市小中一貫教育特区 (連携型) 平成18年4月~平成20年3月
H28学校経営ビジョン めざす教師像 安全・安心な環境づくり・学校づくり 地域 家庭 めざす学校像 授業づくりチーム 生活づくりチーム
平成19年度10年経験者研修 「教科指導等研修(Ⅱ)」
全国学力・学習状況調査問題 に見る新しい教育の流れ
平成12・13・14年度 文部科学省教育研究開発学校指定
<校訓> つよく・あかるく・たくましく 【目指す宇佐支援学校の児童生徒像】
特別支援教育 障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち,児童生徒一人一人の教育的二一ズを把握し,その持てる力を高め,生活や学習上の困難を改善又は克服するため,適切な指導や必要な支援を行うものである。 (「特別支援教育を推進するための制度の在り方について」平成17年12月8日.
教育課程研究集会資料 新学習指導要領の手引(総則・中) 徳島県立総合教育センター .
基礎看護の授業を通して思考力,判断力,表現力,技能を育成する指導方法の工夫改善についての研究
地域・社会貢献をするために人として必要な資質
校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~
平成30年度 小中学校体育担当責任者会 新学習指導要領について     (小学校 体育).
小中連携を進めるために! 外国語教育における 三つのステップと大切にしたいこと 岐阜県教育委員会 学校支援課
中学校における薬教育 大曽根清朗.
平成19年度地域教育フォーラムin京都   第5分科会 「学力向上アクションプラン」     ~洛西方式Ⅱ~  京都市立洛西中学校 2007,7,31.
思考力・判断力・表現力等の育成に向けて 平成20年12月26日 徳島県立総合教育センター.
平成30年度 小中学校体育担当責任者会 新学習指導要領について   (中学校 保健体育).
学校評価と事務職員の役割 学校評価に対する 事務職員の 視点を養おう! 平成26年7月29日 夏季学習会.
学習指導要領改訂の方向性 これから、「学習指導要領改訂の方向性」についてお話しします。.
第60回 北海道小学校長会教育研究 宗谷・稚内大会
平成23年度山梨県図書館大会 平成23年10月28日 都留市YLO会館 都留文科大学 日向良和
学習指導要領の変遷④ 第8回 特色あるカリキュラムづくりの理論と実際 兵庫教育大学大学院 教授 2018年6月4日(月)
中学校保健体育科 1 改訂の趣旨及び要点 新学習指導要領の趣旨を踏まえた授業づくり 改訂の基本的な考え方 目標の構成の改善 内容の構成の改善
平成29年度 埼玉県立熊谷特別支援学校グランドデザイン
平成15・16・17年度 田辺市教育委員会指定研究校 『情報化社会を生きる児童の育成』
新しい学習指導要領 小学校学習指導要領改訂, 移行措置等について
単元の学習地図で目指す「深い学び」 ~「知識の構造化」の視点を取り入れた学習~
(中学校)学習指導要領前文 これからの学校は 子どもたちの育成 教育課程を通して =「社会に開かれた教育課程」の実現
「新しい学習指導要領」実施にかかる留意点
平成30年度グランドデザイン 学校の教育目標 生きる力 佐伯市立宇目緑豊小学校 ふるさとを愛し、 豊かな心と自ら学ぶ意欲をもち、
小中連携・一貫教育による確かな学力の育成
●●市における教育ICT環境整備方針 (概要)
教育課程研究集会資料 平成20年12月26日(金) 言語活動の充実 徳島県立総合教育センター .
健康教育導入について 宮崎県薬剤師会 健康教育推進委員会  鈴木 啓子.
Kinjo-Gakuin Univ. © 2007 Motohiro HASEGAWA
2019年度 すべての教職員のための授業改善研修 本研修の背景とねらい
平成20・21年度 国立教育政策研究所・教育課程研究センター指定
学習指導要領の改訂 全国連合小学校長会 会長 大橋 明.
Presentation transcript:

新しい学習指導要領 特別支援学校学習指導要領改訂、 移行措置等について 新しい学習指導要領 特別支援学校学習指導要領改訂、 移行措置等について 徳島県教育委員会

平成21年2月~3月 高等学校、特別支援学校学習指導要領等 学習指導要領等改訂案公表までの経緯 平成17年2月     学習指導要領の見直しに着手(大臣からの要請) 平成18年12月 教育基本法改正 平成19年 6月   学校教育法改正 平成19年11月7日  中央教育審議会教育課程部会「審議のまとめ」     広く国民から意見募集(11/8~12/7)、関係団体からヒアリング  平成20年1月17日  中央教育審議会「答申」     平成20年12月22日 高等学校、特別支援学校学習指導要領等の改訂案公表 広く国民から意見募集(12/23~1/21) 平成21年2月~3月  高等学校、特別支援学校学習指導要領等       (文部科学省告示)改訂(予定)

国内での取り巻く状況 ① 特別支援学校に在学の子どもたちの障害の重度・重複化、 多様化。 ① 特別支援学校に在学の子どもたちの障害の重度・重複化、    多様化。 ②  小・中学校などにおけるLD(学習障害) ADHD(注意欠    陥多動性障害)などの発達障害のある子どもたちへの対応    が強く求めれている ③  早期からの早期支援への教育的対応の期待が高まって    きている。 ④  特別支援学校の高等部を卒業した後の進路が従来に比    べて多様化 ⑤  社会におけるノーマライゼーションの理念が浸透してき    ている

特別支援教育(平成19年度から) 平成18年12月 教育基本法の改正 学習指導要領改訂と制度の改正 平成19年 6月 学校教育法の改正 ① 「特殊教育」から「特別支援教育」への転換 ② 「盲・聾・養護学校」の学校制度から複数の障害種別を対象とすることができる「特別支援学校」への制度への変換へ 特別支援学校の機能として地域の特別支援教育のセンター的機能を位置付ける ④ 幼稚園・小学校・中学校・高等学校でも、学習障害等の発達障害を含めた特別支援教育を支援していくことが提言がされています 平成18年12月 教育基本法の改正 平成19年 6月 学校教育法の改正 学習指導要領改訂と制度の改正

学習指導要領の理念 「生きる力」: 「知識基盤社会」の時代において「生きる力」をはぐくむ という理念はますます重要  「生きる力」:    ○ 基礎・基本を確実に身に付け、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、      自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や       能力、    ○ 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの     豊かな人間性、    ○ たくましく生きるための健康や体力  など     「知識基盤社会」の時代において「生きる力」をはぐくむ   という理念はますます重要  教育基本法改正等により教育の理念が明確になるとともに、   学校教育法改正により学力の重要な要素が規定 今回の改訂においては、これまでの理念を継承し、 教育基本法改正等を踏まえ、「生きる力」を育成

現行学習指導要領の下での課題 学習指導要領の理念を実現するためのこれまでの手立てに5つの課題 学習指導要領の理念を実現するためのこれまでの手立てに5つの課題    [1] 「生きる力」の意味や必要性について、文部科学省による趣旨の周知・徹底が必ずしも十分ではなく、十分な共通理解がなされなかった  [2] 子どもの自主性を尊重するあまり、教師が指導を躊躇する状況があったとの指摘                                           [3] 各教科での知識・技能の習得と総合的な学習の時間での課題解決的な学習や探究活動との間の段階的なつながりが乏しくなっている          [4] 各教科において、知識・技能の習得とともに、観察・実験、レポート、論述といった、知識・技能を活用する学習活動を行うためには、現在の授業時数では十分ではない                                      [5] 豊かな心や健やかな体の育成について、家庭や地域の教育力が低下したことを踏まえた対応が十分ではなかった

学習指導要領改訂の基本的な考え方 教育基本法改正等で明確になった教育の理念を踏まえ 「生きる力」を育成 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視 道徳教育や体育などの充実により、豊かな心や健やかな体を育成

特別支援学校学習指導要領 の改訂について

学習指導要領の実施時期① 小学校・中学校学習指導要領等の実施スケジュールに準拠 学習指導要領の実施時期①     小学校・中学校学習指導要領等の実施スケジュールに準拠 新学習指導要領等の実施スケジュール

学習指導要領の実施時期② ① 幼稚部 平成21年度から実施 ② 小学部・中学部 ・ 小学校又は中学校に準ずる各教科等については、 ① 幼稚部   平成21年度から実施 ② 小学部・中学部   ・  小学校又は中学校に準ずる各教科等については、 小学校又は中学校の実施スケジュールに準じて実施  (平成21年度から移行措置、平成23年度から小学部 実施、平成24年度から中学部実施)   ただし、次の教科等については、先行して実施  ・ 総則及び自立活動:平成21年度から実施   ・ 特別支援学校(知的障害)の各教科:平成21年度     から新学習指導要領によることも可能

学習指導要領の実施時期③ ③ 高等部 ・ 高等学校に準ずる各教科等については、高等学校 の実施スケジュールに準じて実施。ただし、次の教 ③ 高等部   ・ 高等学校に準ずる各教科等については、高等学校     の実施スケジュールに準じて実施。ただし、次の教     科等については、先行して実施     ・ 総則、道徳、自立活動:平成22年度から実施   ・ 専門教科(保健理療、理療、理学療法、印刷、 理容・     美容、クリーニング、歯科技工):平成22 年度から 新学習指導要領によることも可能   ・ 特別支援学校(知的障害)の各教科:平成22年度 から新学習指導要領によることも可能

広報計画 学習指導要領冊子について、A4判化(これまではA5判)、デザインを見やすくし、特別支援学校の全ての教員に対して配布〔3月〕  (教員に学習指導要領冊子の配布) 学習指導要領冊子について、A4判化(これまではA5判)、デザインを見やすくし、特別支援学校の全ての教員に対して配布〔3月〕  (学習指導要領「解説」の作成・発行) 学習指導要領の記述の意味や解釈などを詳細に説明する「解説」を、文部科学省の著作として作成・出版〔3月〕 「新しい学習指導要領」ホームページで最新情報を提供〔随時〕