いちばん小さな海 “ タイドプール ” 海の手帳・14 ●潮(しお)だまりの こんなグッズがあると便利! 観察ファッション&グッズ 観察ファッション&グッズ こんなグッズがあると便利! “ タイドプール ” バケツ あみ 危険(きけん)をさけて楽しく観察する ために、服装(ふくそう)をばっちりキ メていこう。 マイナスの ドライバー 海の中には、人の目には見えないほ ど小さいプランクトンから、体の長さ 30メートル、重さが150トンもあ るシロナガスクジラまで、ものすごく たくさんの生物がすんでいます。また、 潮(しお)がひくと干(ひ)がたとなって ほしあがってしまうところにすんでい る生物もいれば、なんと1万メートル もの海底にすんでいる生物もいる。 ひき潮のとき、磯(いそ)の岩のあい だに海水がとりのこされた潮だまりを タイドプールとよぶが、海水といっし ょに小さな魚たちもとり残されていて、 よく観察してみるととてもおもしろい。 ヒザぐらいの深さの海で、いろんな魚 の子どもをみつけることができるので、 みつけたら図鑑(ずかん)でしらべてみ よう。魚だけでなく、ヤドカリやカニ やウニなどもみつけられるが、カニも ウニもたくさんの種類があることに気 づくだろう。 ●ぼうし シュノーケリング セット ●軍手 強い日差しを よけるため。 手をケガしない ために必要だよ。 ポケット 図鑑(ずかん) ビニール ぶくろ ●石をひっくり返す 持ち上げられそうな石があったら、 ヨイショッとひっくり返してみよう。 裏側に、どんな生き物が張(は)りつ いているかは、見てのお楽しみ!! ●すべらないくつ ホース ●服 シャツに半ズボンか 水着がいいね。 サンダルやはだし はダメだよ。 観察ノート (公財)日本海事広報協会 http://www.kaijipr.or.jp ●ホースの使い方 まずホースを潮(しお)だまり に沈(しず)めよう。ホースに 水が通ったら、一方のはしを 潮だまりより低い位置におろ せば、自然に水がぬけるよ。 観察のあとは、潮だまりに また水をいれてあげようね フナムシ ●観察の時間と気をつけること 満潮(まんちょう)の ときの海面 ヒザラガイ 1. 潮(しお)だまりの観察は、潮がひ きはじめてから満ちるまでの、干 潮(かんちょう)の前後3時間がベ ストタイム!干潮の時間は、新聞 やつり具店で買える「潮時表(ちょ うじひょう)」で調べられるよ。 2. 観察は、かならず大人といっしょ に行こう。どんな浅い場所でも、 水のそばには危険(きけん)がある ということを、わすれないでね。 干潮になると 水がなくなる エリア イワガニ イソガニ フジツボ ヤドカリ 干潮(かんちょう) のときの海面 レイシ ギンポ アゴハゼ ここが潮だまり! クモヒトデ 28 29