22・5 反応速度の温度依存性 ◎ たいていの反応 温度が上がると速度が増加 # 多くの溶液内反応

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重縮合により高分子量のポリマーを 得るための条件 1.重縮合反応の素反応が好収率で進行すること → 高分子量のポリマーを得るためには 高い反応率が必要 2.重縮合反応にあずかる官能基の数が同数で あること → モノマーの等量性が必要 3.重縮合反応を停止させる要因を排除する → 生成する副生成物(水など)を反応系外に.
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課題 1 課題提出時にはグラフを添付すること. この反応が1次であることを示すためには、 ln ([N 2 O 5 ] 0 / [N 2 O 5 ]) vs. t のプロットが原点を通る直線となることを示せばよい。 与えられたデータから、 t [s] ln ([N.
22 ・ 3 積分形速度式 ◎ 速度式: 微分方程式 ⇒ 濃度を時間の関数として得るためには積分が必要 # 複雑な速度式 数値積分 (コンピューターシミュ レーション) # 単純な場合 解析的な解(積分形速度式) (a)1 次反応 1次の速度式 の積分形 [A] 0 は A の初濃度 (t = 0 の濃度.
相の安定性と相転移 ◎ 相図の特徴を熱力学的考察から説明 ◎ 以下の考察
◎ 本章  化学ポテンシャルという概念の導入   ・部分モル量という種類の性質の一つ   ・混合物の物性を記述するために,化学ポテンシャルがどのように使われるか   基本原理        平衡では,ある化学種の化学ポテンシャルはどの相でも同じ ◎ 化学  互いに反応できるものも含めて,混合物を扱う.
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◎ 本章  化学ポテンシャルという概念の導入   ・部分モル量という種類の性質の一つ   ・混合物の物性を記述するために,化学ポテンシャルがどのように使われるか   基本原理        平衡では,ある化学種の化学ポテンシャルはどの相でも同じ ◎ 化学  互いに反応できるものも含めて,混合物を扱う.
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22・3 積分形速度式 ◎ 速度式: 微分方程式 ⇒ 濃度を時間の関数として得るためには積分が必要
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22・3 積分形速度式 ◎ 速度式: 微分方程式 ⇒ 濃度を時間の関数として得るためには積分が必要
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課題 1 課題提出時にはグラフを添付すること.
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ヒント (a) P. 861 表22・3 積分型速度式 のどれに当てはまるか? (b) 半減期の定義は?  
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22・5 反応速度の温度依存性 ◎ たいていの反応 温度が上がると速度が増加 # 多くの溶液内反応 22・5 反応速度の温度依存性  ◎ たいていの反応   温度が上がると速度が増加     # 多くの溶液内反応                1.82       < k(35℃)/ k(25℃) <      4.13      酢酸メチルの加水分解                   スクロースの加水分解 (a) アレニウスパラメーター  ◎ 多くの反応  ln k vs 1/T のプロット ⇒ 直線 アレニウスの式 パラメーター        A: 頻度因子(前指数因子) Ea: 活性化エネルギー 

課題 1 課題提出時にはグラフを添付すること

課題 2

(b) アレニウスパラメーターの解釈   ◎ アレニウスパラメーター  純粋に実験的なパラメーター (本章)             活性化エネルギー Ea の意味

速度式の解釈 22・6 素反応 ◎ たいていの反応 一連のステップからできている 各ステップ: 素反応 # 素反応の例 22・6 素反応  ◎ たいていの反応    一連のステップからできている                   各ステップ:  素反応        # 素反応の例          ・ ある1個のH原子が,ある1個のBr2分子を攻撃            ⇒ HBr 1 分子とBr 1 原子を生じる  ◎ 素反応の分子度   素反応で互いに接近して反応する分子(原子,イオン)の数       ・ 1分子反応  1個の分子の分解、異性化       ・ 2分子反応  2個の分子が衝突、エネルギー,原子,原子群の交換  ◎ 分子度 ⇔ 反応次数       ・ 反応次数  実験的に決まる量、実測の速度式から得られる       ・ 分子度    機構のなかの各ステップとして提案された素反応に関する量

◎ 1分子素反応の速度式  原系について1次    ・ ある短い時間  (分解するA分子の数) ∝ (分解しうる候補分子の数)       初めのA分子 1000個 ⇔ 100個  同じ時間内に分解を起こす数は10倍         ⇒ (Aの分解速度) ∝ [A] ◎ 2分子素反応の速度式  原系について2次    ・ (素反応の速度) ∝ (原系分子同士が出会う頻度)                  ∝ (それぞれの濃度)

22・7 逐次素反応 ◎ 中間体 (I) を生成して進行する反応 # 放射性元素の壊変系列 (時間は半減期) ・ このタイプの反応の特性 22・7 逐次素反応  ◎ 中間体 (I) を生成して進行する反応     # 放射性元素の壊変系列 (時間は半減期)          ・ このタイプの反応の特性           各物質の濃度の正味の変化速度に対する速度式 濃度の時間変化   ・ A の1分子分解の速度                         (A は減少のみ)   ・ 中間体 I   ka[A] の速度で生成、kb[I] の速度で分解       ⇒ 正味の生成速度                        (I は増加&減少)   ・ 生成物 P    kb[I] の速度で生成                    (P は増加のみ)

A の初濃度: [A]0 ⇒ これを                    に代入して整理すると [I]0 = 0 の条件でこれを解くと、 [A] + [I] + [P] =[A]0 より、

課題 3