大東文化大学3年 曽我 洋介 村本 宗一郎 渡部 勇希

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大東文化大学3年 曽我 洋介 村本 宗一郎 渡部 勇希 富士通(株) インターンシップ報告 大東文化大学3年  曽我 洋介    村本 宗一郎 渡部 勇希 (読み手:曽我) これから富士通株式会社インターンシップの報告を始めます。 左から渡部、村本、そして私、曽我が発表いたします。

報告内容 企業概要 実習概要 5日間を通しての流れ 主な実習内容 ①システム構築演習 ②ソリューション演習 実習を終えての感想    ②ソリューション演習 実習を終えての感想  (曽我、村本、渡部) これが本日の報告の流れとなっております。 報告は企業概要、実習概要、5日間を通しての流れ、主な実習内容、実習を終えての感想の順に行います。

企業概要 会社名 富士通株式会社 (FUJITSU LIMITED) 設立 1935年6月20日 従業員数 単体:27,310名 連結:167,374名(2008年3月末現在) 売上高 単体:2兆9,790億6,900万円 連結:5兆3,308億6,500万円(2007年度) 事業内容 通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにこれらに関するサービスの提供 富士通株式会社は1935年に設立されました。 従業員数は富士通株式会社のみで約3万名となり、グループ会社を含めますと約17万名にのぼります。 また昨年度の売上高は単独で約3兆円・連結で約5兆3300億円でした。 富士通の事業内容は通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売ならびにこれらに関するサービスの提供となっております。

実習概要 ‐2008年 第4回 Fujitsu Summer Internship‐ 【実習期間】 2008年8月18日(月)~8月22日(金) 【参加人数】 108名 【実習の目的】   ・企業が抱える様々な問題を、チームでどう解決していくかを学ぶ  ・論理思考、チームワークの大切さを学ぶ 実習は8月18日から22日までの5日間で行われ、参加人数は108名でした。 実習の目的は・企業が抱える様々な問題を、チームでどう解決していくかを学ぶ、そして論理思考、チームワークの大切さを学ぶ、でした。

5日間を通しての流れ (読み手:村本) 初日の午前はオリエンテーションが行われました。その際、チームで成果を出すことの楽しさと難しさを知ってもらいたいというお話を講師の方にしていただきました。 午後は、“企業とは” “お客様起点について”“社会人について” の3つの講義が開かれ、その講義に関連した7つのテーマについてグループディスカッションを行いました。 二日目の午前は、午後からの演習で使う道具を理解するための講義を受け、午後からは演習を行いました。 三日目の午前は前日の演習でつくったシステムのプレゼンテーションを他の実習生や講師の方に対し行い、午後からはソリューションの講義を受け、その後その演習を行いました。 四日目は1日をグループ毎で自由に使い、グループ内で前日に出た問題に対する解決策を議論しました。 最終日の午前は前日に完成させていたソリューション演習の課題のプレゼンテーションを行いました。午後はグループ内での総括の後に講師の方から総括をしていただきました。 以上が5日間を通しての流れです。 このうち主な実習内容であった、「システム構築演習」と「ソリューション演習」の2つの内容を詳しく述べたいと思います。

主な実習内容 「①システム構築演習」 村本のグループ テーマ:「LEGOマインドストーム(ロボット開発キット)を使った、運搬車走行プログラムの構築」 形式:6人1組に分かれてのグループワーク 村本のグループ 積荷を移し替えていないのに発進するというミスを防止するために、積荷を乗せ終わってから2秒後に発進するシステム 渡部のグループ 安全面を考慮し、障害物が前に現れた時に、センサーにより自動停止させ、止まっている間は音を鳴らすという衝突防止機能を持ったシステム 曽我のグループ コスト面や配達時間を考慮して、コースの内側を走るシステム 分析 分析 設計 設計 実装 実装 テスト テスト プレゼン プレゼン 1つ目のシステム構築演習では、参加者全員が6人1組のチームに分けられて行われました。その時、私たち3人は別々のグループに配属されました。 演習の内容は、プログラムを実装することで自由にうごかすことのできる、レゴマインドストームというロボット開発キットを使用して、運搬車の走行プログラムを構築するというものでした。この演習では、★分析★設計★実装★テスト★プレゼンテーションという順番で作業を行いました。 テスト段階で失敗した場合は、設計・実装・テストの工程を何度も繰り返しました。 最後に、レゴマインドストームを他のグループの実習生や講師の方の前で走らせながらのプレゼンテーションを行いました。 私たちは他のグループと差別化するために、グループごとに要求のあったシステム以外にも独自のシステムを開発しました。★  曽我のグループは、コスト面や配達時間を考慮して、コースの内側を走るシステム ★渡辺のグループは、安全面を考慮し、障害物が前に現れた時に、センサーにより自動停止させ、止まっている間は音を鳴らすという衝突防止機能を持ったシステム。 ★私村本のグループは、積荷を移し替えていないのに発進するというミスを防止するために、「積荷を乗せ終わってから2秒後に発進する」システムを構築しました。 ・ニーズの  汲み取り ・プログラム  の決定 ・実際のコース  で走行 ・実習生と講師の前でデモ走行 ・プログラミング

私たちのグループが一番コスト面をよく考えているね 他に、どんなニーズがあるかよく考えて! そのシステムは、お客様を配慮していないよ 学んだこと 一つの定まった視点だけでは顧客の ニーズに応えられる解決案を策定できない この演習が始まる前に、お客様である運送業者の要求だけでなく、運送業者の潜在的なニーズも汲み取り、それを満たすようにと、講師の方にアドバイスをいただきました。そのためお客様が何を望んでいるかをグループでディスカッションをしました。★最初はどのグループも一つの視点に絞って、ディスカッションを行っていました。★その結果コスト面では考慮されている一方、正常にコースを走ることができないという失敗がありました。★私たち3人を含めそれ以外にも一つのことにこだわってしまい失敗してしまうグループが多くありました。 このことから様々な面から物事をみたり、一つの手段にこだわってはならないということに気付きました。このような気付きから私たち3人は共通して、★一つの定まった視点だけでは顧客のニーズに応えられる解決案を策定出来ないということを学びました。

「②ソリューション演習」 渡部のグループ 「会員カードが有効活用されていない」という問題を解決するため、「会員カードの顧客情報に合った商品がわかる検索システム」を提案 曽我のグループ 「在庫確認のために店員が倉庫まで行く必要がある」という問題を解決するため、「携帯端末で倉庫の在庫確認ができるシステム」を提案 村本のグループ 「ベビーカーの使用が困難」という問題を解決するため、「IT技術によって管理された託児所」 の設営を提案 テーマ:「様々な問題を抱えるF百貨店を、よりよい百貨店にするためには」  形式:6人1組に分かれてのグループワーク ニーズ の調査 ニーズ の調査 $ 問題点の洗い出し 問題点の洗い出し 解決案の決定 解決案の決定 プレゼン プレゼン (読み手:渡部) 2つ目のソリューション演習では、私たちは1つ目の演習とは別の、6人1組のグループに再編成されました。 この演習の内容は、顧客のニーズに応える解決案を提案するもので、顧客は、架空の百貨店でした。 ・この演習では、★ニーズの調査★問題点の洗い出し★解決案の決定★プレゼンテーションという順で作業を行いました。 翌日どのグループの解決案が最もお客様の要望を満たしているかを、プレゼンテーションを通して競い合いました。 ★解決案の決定の工程で曽我のグループは、「在庫確認の為に店員が倉庫まで行く必要があり、商品を提供するまでに時間がかかる」という問題を解決する為、「携帯端末で倉庫の在庫確認が出来るシステム」★村本のグループは、「ベビーカーの使用が困難」という問題を解決する為、「IT技術によって管理された託児所」の設営。★私渡部のグループは、「会員カードが有効活用されていない」という問題を解決する為、「会員カードの顧客情報に合った商品が分かる検索システム」をそれぞれ提案しました。★ ・資料による調査 ・社員へのヒアリング ・問題点を種類毎に分類   ・問題の見直し

私は、こう思うんだけど。あなたは、どう思う? 僕もそう思うよ。 自分の発言に責任を持つ 人の意見を正しく理解する 失敗を恐れないで発言する 一致団結する 協調性 コスト面はとてもいいけど、僕はこう思うな。 協調性とは、人に同調することだと考えていた・・・。 しかし、自分の意見がなかったことにより議論をストップさせてしまった。 この演習を通して、協調性とは何かということを学びました。 私たちは今まで、協調性とは、相手に合わせることだと考えており、人の意見に同調してばかりしていました。★ その為、ソリューション演習の前に行った数々のグループワークでは、新しい意見を求められたとき、自分の考えがなく、とりあえず何かを言わなければならないと焦ってしまい、思いついたものを整理せず、発言してしまい議論をストップさせてしまいました。 グループの一員として、発言する際には、思いついたことをただ言うのではなく、自分の発言に責任を持ち、また自分の意見を相手に正しく受け取ってもらうために、順序をしっかり立て、論理的に伝えなければならないことを痛感しました。★ この失敗を活かし、ソリューション演習では、メンバーの意見を聞き、相手がどのようなことを伝えたいのかを正しく理解し、聞き手にばかり回るのではなく、失敗を恐れずに自分の意見をはっきりと述べるようにしました。★このことによって円滑に話し合いが行えました。その結果、目標に向けて、一致団結し課題に打ち込むことができました。★ この演習を通して、本当の協調性とは、相手に合わせることではないということを学びました。 ★以上のことから、私達は、協調性とは、「自分の発言に責任を持つ」「人の意見を正しく理解する」「失敗を恐れないで発言する」「一致団結する」によって成り立っていることを学びました。

視点を変えることによって、見えてくるものがある 実習を終えての感想 曽我 洋介 視点を変えることによって、見えてくるものがある (読み手:曽我)  実習では、視点を変えることによって、見えてくる物があるということ学びました。  企業を良くするためにはどうすればよいのかという課題を与えられたとき、 初めは企業の欠点を補うことが最良の策だと思っていました。しかし、指導員の方に「企業とお客様の両方の事を考えないと企業を良くすることはできない」とご指導を受け、一方面から考えるのでなく、多方面から考えることが大切であると学びました。  ソリューション演習のプレゼンテーションの際、良かったグループに対して参加者全員で投票を行いました。上位3位以上に賞が与えられ、私のグループは学んだことを活かし、システムを考案することができ、結果、入賞することができました。 富士通のインターンシップでの経験で得た自信を今後に繋げていきたいです。

村本 宗一郎 初対面の人たちとディスカッション を進める中で人間関係を築いて いくことの楽しさ ディスカッションの中での 村本 宗一郎  初対面の人たちとディスカッション  を進める中で人間関係を築いて  いくことの楽しさ ディスカッションの中での よい人間関係の構築 それにより、演習がスムーズに (読み手:村本) 富士通のインターンシップでは、すでによい人間関係が築かれているゼミ生などの仲間同士で行うディスカッションとは違い、初対面の多くの人達とディスカッションをすることができました。★ 初日の午前に、私はほかの実習生と初対面ということでコミュニケーションをとることに苦労してしまいました。そのため午後のディスカッションの際は自分から心を開き、積極的にコミュニケーションをとるように心がけました。それにより、グループ内での討論が円滑に進むようになり、また、グループの仲間も心を開いてくれ、グループ全体の雰囲気が良くなりました。その結果、★グループ内に良い人間関係が築かれ、メンバー間の結束が固まったことで、その後の演習がスムーズに行え、良い成果を出すことができました。★ 私にとってこの5日間の富士通のインターンシップは、初対面の人たちとディスカッションを進める中で人間関係を築いていくことの楽しさを感じることができた、とても有意義な経験となりました。

渡部勇希 モノを作る工程を知ることができた お客様起点で考えることの重要性を学んだ (読み手:渡部)  モノを作る工程を知ることができた お客様起点で考えることの重要性を学んだ (読み手:渡部) 最後に私渡部の、実習を終えての感想です。富士通のインターンシップでは、演習を通しビジネスの疑似体験をすることにより、物を作る工程を知ることが出来ました。★この際講師の方に、「より良い物をお客さまに提供できるように、お客様起点にたって、話し合いや作業を進めて下さい」と指導されました。今までは、お客様起点にたって物事を考えたことが無かったので、とても新鮮な経験をすることができました。★その中で、「作り上げた物が必ずお客様に受け入れられるとは限らず、お客様の求めているものを提供することが重要だ」ということを学び、ニーズに応えられるような物を考え、作り出すということの難しさと楽しさを感じることが出来ました。

最後に このような貴重な体験の場を与えてくださった富士通(株)の皆様に心より御礼申し上げます。 誠に有難う御座いました。 このような貴重な体験の場を与えてくださった富士通(株)の皆様に心より御礼申し上げます。 誠に有難う御座いました。 最後になりましたが、このような貴重な体験の場を与えて下さった富士通株式会社の皆様に心より御礼申し上げます。 誠にありがとうございました(おじぎ) 以上で富士通株式会社インターンシップ報告を終わらせていただきます。ご静聴有難うございました。(おじぎ)