野球を通して学んだこと そして、少年スポーツ指導者へ伝えたいこと 流山市少年野球連盟指導者講習会 2018/11/11 野球を通して学んだこと そして、少年スポーツ指導者へ伝えたいこと 講師 流山市教育委員会生涯学習部スポーツ振興課 主事 斉藤 勇希 日時 平成30年11月11日(日)16時から 場所 キッコーマン アリーナ 会議室A・b
プロフィール 斉藤 勇希 □所属 流山市教育委員会生涯学習部スポーツ振興課 □入庁 平成29年4月(現在2年目) 斉藤 勇希 □所属 流山市教育委員会生涯学習部スポーツ振興課 □入庁 平成29年4月(現在2年目) □生い立ち 流山市立流山北小学校卒業、流山市立南部中学校で生徒会長を務める 茨城県立藤代高等学校で野球部に所属し、平成24年第93回全国高校野球選手権大会 (夏の甲子園大会)に背番号9で出場する 公立高崎経済大学地域政策学部地域づくり学科に所属し、生涯学習・社会教育・地域づくり 教育を専門とする □趣味 ファッションに関すること
アイスブレイク ・自己紹介 ・最近の出来事で嬉しかったこと、楽しかったこと
本日の流れ 16時~ 野球を通して学んだこと そして、少年スポーツ指導者へ伝えたいこと 16時30分~ グループワーク 17時00分~ 流山市少年野球連盟指導者講習会 2018/11/11 本日の流れ 16時~ 野球を通して学んだこと そして、少年スポーツ指導者へ伝えたいこと 16時30分~ グループワーク 17時00分~ グループワークまとめ、総括
斉藤 勇希これまでの歩み 小学校時代の主な出来事 □小学校2年生 加岸ベアーズで野球を始める □小学校5年生 春季大会優勝投手 斉藤 勇希これまでの歩み 小学校時代の主な出来事 □小学校2年生 加岸ベアーズで野球を始める □小学校5年生 春季大会優勝投手 理科大大会準優勝、投手としてチームを代表し敢闘賞に選出 □小学校6年生 春季大会準優勝、 相馬市長杯、秋季大会優勝投手
斉藤 勇希これまでの歩み 小学生時代の過ごし方 □平日は毎日学校終わりにトレーニング しかし、特別なことは何もない →継続は力なり 斉藤 勇希これまでの歩み 小学生時代の過ごし方 □平日は毎日学校終わりにトレーニング しかし、特別なことは何もない →継続は力なり □宿題は欠かさずに行うが勉強は授業中のみ □食事に関しては好き嫌いの激しい少年時代であったが、祖父母家庭ということもあって、嫌いなものでも食べなければいけなかった→今は嫌いな食べ物がほとんどない
斉藤 勇希これまでの歩み 中学校時代の主な出来事 □中学校1年生 ヤングリーグ オール沼南BBCへ入部(中学校では陸上部) □中学校2年生 斉藤 勇希これまでの歩み 中学校時代の主な出来事 □中学校1年生 ヤングリーグ オール沼南BBCへ入部(中学校では陸上部) □中学校2年生 右翼手のレギュラーとして全国大会に出場 □中学校3年生 エースとして全国大会に出場 関東選抜選手に選出され、倉敷で行われた国際大会に出場
斉藤 勇希これまでの歩み 中学校時代の過ごし方 □平日は生徒会活動(生徒会会長) 生徒会活動が終わると、陸上部の練習へ 斉藤 勇希これまでの歩み 中学校時代の過ごし方 □平日は生徒会活動(生徒会会長) 生徒会活動が終わると、陸上部の練習へ ランニングメニューは部活でこなしていたので、帰宅後は素振り、シャドーピッチング等を欠かさず行う。 □勉学については中学校時代はほぼオール5 □クラブチームのグラウンドへは片道13キロあったが、自転車で通う (足腰は相当鍛えられた)
斉藤 勇希これまでの歩み 高校時代の主な出来事 □高校1年生 茨城県立藤代高等学校へ入学、野球部へ入部 斉藤 勇希これまでの歩み 高校時代の主な出来事 □高校1年生 茨城県立藤代高等学校へ入学、野球部へ入部 (主なOB:東北楽天ゴールデンイーグルス 美馬 学 投手) □高校2年生 背番号9、右翼手のレギュラーとして第93回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場 □高校3年生 エースとして秋、春、夏の大会に臨むも、すべてベスト8 (野球人生を終える)
斉藤 勇希これまでの歩み 高校時代の過ごし方 □毎日が練習、オフは年間10日もなかった、、、 斉藤 勇希これまでの歩み 高校時代の過ごし方 □毎日が練習、オフは年間10日もなかった、、、 自宅から高校までdoor to doorで1時間強 毎朝7時30分から朝練、普通科の県立進学校のため、通常授業を16時まで行った後、22時ころまで練習、帰宅はたいてい23時を過ぎる、夜食、風呂を済ませて一日がやっと終わる
斉藤 勇希これまでの歩み このような野球人生を通して学んだこと □野球をやっているからといって野球だけをやればいいわけではない 斉藤 勇希これまでの歩み このような野球人生を通して学んだこと □野球をやっているからといって野球だけをやればいいわけではない 息抜きも必要だが、何事にも100%で取り組む →野球をやめたときの人生にも広がりができる □様々な人の支えがあって野球に取り組んできた(夜遅くまで起きていて晩御飯まで待ってくれた、お弁当を作ってくれた、試合会場まで運転してくれたなどなど)野球ができることは当たり前ではないことを感じ、その人々のために努力する、結果を出すという気持ち →自分の楽しみのために頑張ることも重要だが、誰かのために頑張るという気持ちのほうが、個人的には力強いものになると自負している
トップアスリートとの関わりから学ぶこと □明確な目標設定(1週間後、1か月後、1年後、10年後…など、野球ノート?) →視える化することで、自分に足りないものが何なのか、やらなければいけないことが何なのかをはっきりさせる。 →結果にコミットする能力の育成 →自分の将来を考えるきっかけに、また、それを癖づけるために(プロ野球選手であっても、そうでなくても) →自分と向き合う □継続できる意思の強さ→継続は力なり、努力する人間は才能がある、夢叶うまで挑戦
青少年スポーツにおける親の役割 【アメリカテキサス州サンアンジェロ市の事例】 【アメリカテキサス州サンアンジェロ市の事例】 一人の親として、子供が人生のあらゆる面で成功することを望んでいる。我々は子供を愛し、すべての状況において、彼らのためにできる限り最高のものを望んでいる。 しかしながら、青少年スポーツになると、親の中には子供にとって何が最善であるかを忘れ、感情に任せた言動をとってしまう者もいる。 青少年スポーツにおいて、サポーターや観客のこのような問題を抱えているのは、この市だけではない。インターネットを検索すれば、青少年スポーツにおける大人の不適切な振る舞いがいくつも見つかる。 青少年スポーツでは、親が大きな役割を担う。しかし、親の役割が何であるかをちゃんと理解する必要のある者がいる。 子供にとって、勝つことは、必ずしも主な焦点ではない。子供がフィールドやコートに上がり、友人とともに楽しく過ごすことは、決して恥ずかしいことではない。子供らしく、素晴らしい時間を過ごせばいい。 我々は皆、子供の成功と勝利を望んでいるが、負けることを教えることも必要である。子供たちは、スポーツにおいても、人生においても、勝敗の両面を知る必要がある。 親として担うもう一つの役割は、子供の感情面を適切に支援することである。子供は、プレー後に、親から前向きな声を聞きたがっている。彼らは、勝っても負けても、親のサポートを必要としている。 ※日本スポーツ振興センター出典
平等対話により気づきを導き自発的な行動を起こす 双方向的な指導方法 □ティーチング 知っている人が知らない人に知識や技術、経験などを教える ジュニアスポーツ指導の基礎 コーチングとティーチング □コーチング コーチする人とされる人が 対等 平等対話により気づきを導き自発的な行動を起こす 双方向的な指導方法 □ティーチング 知っている人が知らない人に知識や技術、経験などを教える 一方向的な指導方法
ジュニアスポーツ指導の基礎 指導にあたる者は手法を整理し、子供をマネジメントしていくことが大切 □野球ノート(日記のようなものでも) □日々、家でできる練習メニューを提示してあげる(強制ではない) □指導者は野球ノートを見て、子どもたちの過ごし方を把握 □計画(Plan)→実行(Do)→検証(Check)→再計画(Action)のフィードバック □主役は子ども、子どもにいろいろな役割、ポジションを経験させて、何がやりたいのかなどを考えさせる □×怒る→〇叱る、何が悪いのか、なぜ悪いのかなど5w1hを意識して叱る→子どもは我々が思うほど社会も知らないし、野球のことだって知らない □言葉遣いに気を付ける、子どもは感性豊か、言い方ひとつで委縮もするし、120%の力を出すこともある □練習時、一日の始まりには、一日の流れを伝える (子どもなりに一日の見通しを立てる、指導者同士での情報共有にもなる、一日のマネジメント)
練習メニューの一例 【基本】 ①みんなでやるならみんなでやる意味のあるもの ②実践に結び付けられるもの、実践形式に近い形で、かつ、時間効率のよいもの(考える力の醸成に) 例 内容 準備運動 ランニング、動的ストレッチ、場合によっては鬼ごっこ キャッチボール はじめは肩慣らし、徐々に動きを入れ、クイック、高学年であればトスバッティングなどを取り入れても良い バント練習 ピッチャーはコーチでも普段ピッチャーをやらないものでも良い、実際にBSOカウント、ランナーを配置し、シチュエーションに応じた実践的な練習を行う 実践守備 バント練習の延長線上、バッターはバントではなくバッティング、シチュエーションを設定し、実践に生かせるメニューに 素振り、ロングティー (2、3組程度?) 声を出しながら、数を決めて ランニングメニュー 年齢に応じた負荷で クールダウン 軽いランニング、静的ストレッチ
皆さんで一緒に考えてみよう! □グループワーキング 1 自らの指導、子どもとの関わり方で工夫していること、気を付けていること、誇れること 1 自らの指導、子どもとの関わり方で工夫していること、気を付けていること、誇れること 2 自らの指導、子どもとの関わり方でよくないなと思うこと、気になること 3 2で出た内容を改善するためには?(1の内容に関連させられるのであればそれもよし)また、チームを良くするために自分が始められること(指導に関わらず)
皆さんで一緒に考えてみよう! □ワールドカフェ(各グループで話し合ったことを聞きに行こう) □ワールドカフェの内容をお土産とし、自分の班で発表しよう □全体発表 □1日を通して出た気づき、今後の野球・子ども・チームへの関わり方
皆さんに伝えたいこと 日頃、野球の指導に関わっていただいている皆さん 自分の指導や子どもとの関わり方を見つめる時間はありますでしょうか? 本日の講習やグループワークの中で、自分を客観的に見つめ直し、また、意見交換を通して、新たな気付きを得ることができたのではないでしょうか 今からできること、今後に生かせることをそれぞれ持ち帰って いいなと思うことはすぐに実践してみてください 今日のポイント ・明確な目標設定 ・野球ノート ・継続する(させる)重要性 ・×怒る→〇叱る ・コーチング ・ティーチング ・子どもが主役 ・何事にも100% ・これらすべてをマネジメント
本日は1日お疲れ様でした!!!