新日鉄ソリューションズ(株) インターンシップ報告 大東文化大学3年 渡辺 翔 萩原 美加 これから新日鉄ソリューションズ株式会社のインターンシップ報告を始めます。 発表者は大東文化大学3年渡辺翔(礼)、そして私、大東文化大学3年萩原美加です。 よろしくお願い致します。(揃って礼)★
1.企業概要 企業名 新日鉄ソリューションズ(株) 設立年月日 1980年10月1日 事業内容 経営及びシステムに関するコンサルテーション 情報システムに関する企画・設計・開発・構築・運用・保守及び管理 売上高 1615億円(連結)1419億円(単独)[2009年3月期現在] 従業員数 4636名(連結)2359名(単独) [2009年3月期現在] 新日鉄ソリューションズは1980年に設立され、経営およびシステムに関するコンサルテーションや情報システムに関する企画・設計・開発・構築・運用・保守及び管理などを行っています。 売上高は連結で約1600億円、従業員数は連結で約4600名です。★
2.実習概要 【実習期間】 渡辺 : 8月19日~8月21日(第2期) 萩原 : 9月2日~9月4日(第3期) 【場所】 中央区 住友ツインビル東館 【参加人数】 各期間 : 全体で約50人(6~7人の8グループ) 新日鉄ソリューションズ株式会社のインターンシップは3期行われ、渡辺は第2期、萩原は第3期に参加させていただきました。実習期間は★渡辺が8月19日から8月21日の3日間、★萩原は9月2日から9月4日の3日間でした。★ 中央区にある住友ツインビルの東館で行われ、★参加人数は各期全体で約50人でした。実習は6~7人の8グループに分かれて行われました。 実習は同一内容であった為、2人で共同して報告させていただきます。
3.グループ紹介(萩原) グループメンバー 大学院生:大阪、京都、東京工業、法政 大学生:大東文化、中央、筑波、 合計7 人 グループの特徴 グループメンバー 大学院生:大阪、京都、東京工業、法政 大学生:大東文化、中央、筑波、 合計7 人 (50音順) グループの特徴 私以外理系の男子の大学院生および大学生 専門的に勉強している人が多い 私、萩原のグループは、大学院生4人、大学生3人の7人でした。 私のグループも全国様々な大学の学生が集まっていました。私以外は理系の男子大学院生及び大学生でした。 専門的に勉強している人が多く、知識の差があるのでついていけるのか心配でした。 最初は緊張していたのですが、時間が経つにつれて、グループの雰囲気がなごやかになり、 人見知りをする私でも、溶け込むことができました。★
3.グループ紹介(渡辺) グループメンバー 大学院生:九州工業、京都、筑波、広島 大学生:上智、大東文化、東京理科 合計7 人 グループメンバー 大学院生:九州工業、京都、筑波、広島 大学生:上智、大東文化、東京理科 合計7 人 (50音順) グループの特徴 話し合いでは活発に意見を交わし、方針が決まると誰もが 黙々と取り組むグループだった 私、渡辺のグループは大学院生4人、大学生3人の7人グループでした。 グループメンバーは、東は筑波大学、西は九州工業大学まで全国から参加していました。 プログラミングなどを行う情報システム工学といった情報系を学んでいる学生から、研究室で大腸菌を育てている生物系の学生まで分野関係なく幅広く集まっていました。 私たちのグループは、話し合いになると活発に意見を交わし、方針が決まると誰もが黙々と取り組むグループでした。★
グループワークを通して、システム開 発の一部である基本設計を体験し、 SEの仕事に触れる。 4.実習内容 グループワークを通して、システム開 発の一部である基本設計を体験し、 SEの仕事に触れる。 システム開発の流れ 実習内容は、グループワークを通して、システム開発の一部である基本設計を体験し、SEの仕事に触れる。というものでした。★ 基本 計画 設計 詳細 運用 保守 テスト 製造
在庫管理 システム 基本設計の中で主要な4つの図を作成した 基本 計画 設計 詳細 運用 保守 テスト 製造 業務機能 情報関連図 システム 機能階層図 画面 レイアウト 主要 テーブル 関連図 私たちは、ある大学生協の★在庫管理システムを作るために、★システム開発の一部である基本設計を行いました。 基本設計の中で主要な★業務機能情報関連図★システム機能階層図★画面レイアウト★主要テーブル関連図★、以上の4つの図を作成しました。これら4つの図について簡単に説明致します。★ 基本設計の中で主要な4つの図を作成した
システムの中にどのようなサブシステムがあり、1つ1つのサブシステムにどのような機能があるのかを階層的に表した図のこと システムが処理する データの流れを表した図のこと 業務機能 情報関連図 システム 機能階層図 システムの中にどのようなサブシステムがあり、1つ1つのサブシステムにどのような機能があるのかを階層的に表した図のこと 画面 レイアウト ユーザが実際に作業を行う画面を 設計すること ★業務機能情報関連図とは、システムが処理するデータの流れを表した図のことです。 ★システム機能階層図とは、システムの中にどのようなサブシステムがあるか、又、1つ1つのサブシステムにどのような機能があるのかを階層的に表した図のことです。 ★画面レイアウトとは、ユーザが実際に作業を行う画面を設計することです。 ★主要テーブル関連図とは、システムに大きく関わるテーブルの関連性を表した図のことです。テーブルとは、同じ種類のデータをまとめた一覧表のことです。 ★ 主要 テーブル 関連図 システムに大きく関わるテーブルの 関連性を表した図のこと
5.スケジュール 1日目 2日目 3日目 午前 午後 業務機能情報関連図 作成 システム機能階層図 作成 画面レイアウト 作成 業務機能情報関連図 作成 システム機能階層図 作成 画面レイアウト 作成 主要テーブル関連図 作成 3日間のスケジュールはこのようになっていました。 1日目に業務機能関連図を作成し始め、2日目からシステム機能階層図、画面レイアウト、主要テーブル関連図作成に取り掛かりました。それぞれ3日目まで作成作業を行いました。 ★
1日目 2日目 3日目 13時課題提出期限 午前 午後 午前 午後 午前 午後 10:00 11:20 14:15 16:40 業務機能 情報関連図 15:00 作業開始 第1回レビュー 第2回レビュー 第3回レビュー レビュー通過 第4回レビュー レビュー通過 渡辺のグループに比べ私のグループの方がスムーズに作業を進めることが出来たので、 ここでは私のグループのそれぞれの4つの図面作業の進捗状況をおっていきたいと思います。 ★業務機能情報関連図は、1日目の15時より作業を開始し、 ★2日目の10時に第1回レビューを受けました。レビューとは作成した図が確り出来ているかを社員の方に見て頂くことです。 第1回レビューでは、業務機能情報関連図について理解が出来ていないということでレビューを通過することが出来ませんでした。 ★11時20分に第2回レビューを受けました。 第2回では業務機能情報関連図を作成するうえでの必要事項が記載されていないということでレビューを通過することが出来ませんでした。 その後★13時からシステム機能階層図の作成を開始しました。新しい課題が追加され、業務機能情報関連図が作成できていないことに、焦る気持ちはありましたが、業務機能関連図を完成させていなかったので、これら2つの図面の作成作業を並行して行いました。★ 14時15分に業務機能情報関連図の第3回レビューと、システム機能階層図の第1回のレビューを受けましたが、どちらも通過することが出来ませんでした。業務機能情報関連図に関しては、通る自信があったのですが戻されてしまい、とても悔しい気持ちになりました。次は絶対に通ってみせると強く思いました。★ 15時30分より、画面レイアウトと主要テーブル関連図の作業開始の指示がありました。★ 16時40分に業務機能情報関連図の第4回レビューと、システム機能階層図の第2回レビューを受け、ここでやっと★業務機能情報関連図はレビューを通過することが出来ました。 私は初めてレビューが通り、ほんとに嬉しく思い、同時に達成感を感じることが出来ました。 俄然やる気になり、その後の作業に精力的に取り組みました。★ 18時40分にシステム機能階層図の第3回のレビューと、画面レイアウトの第1回のレビューを受けました。第3回にしてシステム機能階層図が★レビューを通過することが出来ました。システム機能階層図は作成するのがとても難しかったので、レビューを通ったとき本当に嬉しく安心した気持になりました。★ 3日目は10時10分より画面レイアウトの第2回レビューと、主要テーブル関連図の第1回のレビューを受け、どちらとも完成度が低いという理由から戻されてしまいました。★ 11時10分に画面レイアウトの第3回レビューと、主要テーブル関連図の第2回レビューを受けました。★画面レイアウトは通過したのですが、主要テーブル関連図が通過できませんでした。★ 13時の課題提出期限まで残り時間が少なくなってきたので、とても焦るのと同時に、本当に時間までに終わるだろうかと不安になりました。ですが、期限までには、何とかしようと思い、精一杯頑張りました。 結果★12時に主要テーブルもレビューを通過することが出来、13時の課題提出期限までにすべての課題を終えることが出来ました。ちなみに渡辺班は、業務機能情報関連図のみレビューを通過し、他の3つの課題については仮合格のままでした。★ 14:15 16:40 18:40 13:00 作業開始 システム機能 階層図 第1回レビュー 第2回レビュー レビュー通過 第3回レビュー 第3回レビュー 18:40 10:10 11:10 15:30 作業開始 画面レイアウト 第1回レビュー 第2回レビュー 第3回レビュー レビュー通過 10:10 11:10 12:00 主要テーブル 関連図 15:30 作業開始 第1回レビュー 第2回レビュー 第3回レビュー レビュー通過
4つの図がレビューを通り、その後完了レビューを受ける 完了レビュー 業務機能情報関連図、システム階層情報図、画面レイアウト、主要テーブル関連図がそれぞれ関連しているか、バランスは整っているかを最終的に確認してもらうこと とは 無事完了レビューを通過!! 短期間でよくここまで見やすく 仕上げることができましたね。 私のグループでは、4つの図がレビューを通り、その後完了レビューを社員の方にして頂きました。★完了レビューとはそれぞれ作った図に関連性があるか、バランスは整っているか等を最終的に確認してもらうことです。 完了レビューは社員の方だけでなく、実習生全員の前でプレゼンテーション形式で行われました。 全体で8グループあったのですが、そのうち最終的に完了レビューを通過できたのは3つのグループだけでした。★私、萩原班は完了レビューを通過できた3つのグループのうちの1つでした。 私たちのグループは、社員の方から、★「短期間でよくここまで見やすく仕上げることができましたね。」というお褒めのお言葉をいただきました。そのお言葉を聞き、嬉しく思うと共に達成感を感じることが出来ました。又★、やり遂げたことで自信もつきました。 ★ それでは次に、実習を通しての思いをそれぞれ述べさせていただきます。 やり遂げたことで自信がついた
自分に自信がもて、完了レビューでも堂々とプレゼンテーションができた 6.実習を通して(萩原) 先生から 全部が分からないのは当たり前です 分からないことは質問しなさい 経営学部生の強みを考え、できる範囲 で グループに貢献しなさい 私は★はじめ、出題された課題を理解するのにとても苦しみました。 基本設計などの専門的な知識がまったくないまま作業が開始されてしまい、私はどうしたらよいのか分からずにただただ時間が過ぎてしまうだけでした。 また、★私のグループは私以外理系の学生ということもあり、メンバーのほとんどがある程度の知識をもっていました。私は1人出遅れてしまったと心寂しさを覚えました。 実習中、毎日実習内容を梅沢先生、ゼミ生にメイルで報告していました。 梅沢先生とのメイルのやりとりの中で、★「全部が分からないのは当たり前です。分からないことは質問しなさい。経営学部生の強みを考えて、できる範囲でグループに貢献しなさい 」 とご指導頂きました。 ★私は梅沢先生からご指導頂いたことを活かし遠慮なく質問しました。質問することで少しずつ課題内容を理解することができました。 また、私の活躍できる場も見つけることができました。それは、画面レイアウトの作成です。 以前私は発注作業を行ったことがあり、その経験を生かしながら考えることによって、自分なりに満足のいく画面レイアウトを作成することが出来ました。 これをきっかけに、★自分に自信がもてるようになり、その後に行った完了レビューでも堂々とプレゼンテーションを行うことができました。★ 自分に自信がもて、完了レビューでも堂々とプレゼンテーションができた メンバーは、ある程度知識をもって いたので、私はどうしたらよいのか 分からず、心寂しさを覚えた 出題された課題が難しく 理解するのに苦しんだ 遠慮なく質問し、理解できた また、画面レイアウトの作成もできた
SEのイメージが変わり、さらに興味を増した インターンシップ前 与えられた仕事を黙々とこなす インターンシップ後 様々な知識を持った人が集まり、 それぞれの特徴、得意分野を活かす インターンシップを通してSEの仕事を体感させていただいたことで、SEの仕事に対してのイメージが変わりました。★ 私が持っていたSEの仕事に対してのイメージは、与えられた仕事をPC・ワークステーションの前で一人で黙々とこなすというものでした。 しかし、★SEという仕事は、一人で進めることができず、様々な知識を持った人が集まり、個々の特徴、得意分野を生かすことを必要しており、私がはじめに持っていたイメージとは、全く異なるものでした。 ★ 結果的に、グループワークを通してSEのイメージが変わり、さらに興味を増すことができ、インターンシップに参加できてよかったと思います。 SEのイメージが変わり、さらに興味を増した インターンシップに参加できてよかった
6.実習を通して(渡辺) できなかったこと できたこと 実習によって変わったこと 課題を全ては理解することができなかった 作成した図や資料の情報を読み取れなかった。 できなかったこと 私も萩原と同様で、★課題を全ては理解することができませんでした。 作成した図や資料に記載されていた情報は、実習以前に学習をしていましたが、実習という環境からなのか全く頭に入ってきませんでした。 このままでは何もできないまま実習が終わってしまうと考えた私はグループメンバーをサポートすることでグループワークに関わることにしました。★ そして、作成で使われるポストイットを使いやすい形に整形したり、主要テーブル関連図のレイアウトを改善するなどしました。 また、サポートする間もデータの流れを想像し、思い付いたことは発言するようにしました。 私は今回の実習でサポートする立場の重要性を実感しました。 サポートに回ることによって、時間を節約できたり、話し合いのテンポを良くすることができました。 自分にもできることがみつかり自信がつきました。★ 私はこの経験から、課題をとにかく終わらせるために動いていた自分を改め、周りが何を望むのか考えて動けるようになりました。★ サポートに徹することでグループに役立てた 模造紙に貼り付けるポストイットを使い易い形に切った。 図表のレイアウトを改善することでわかりやすくした。 できたこと 課題を終わらせるために動いていた自分が 周りが何を望むのかを考えて動けるようになった 実習によって変わったこと 14
最後に 御世話になった 新日鉄ソリューションズ(株)の皆様に 深く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 最後になりますが、お忙しい中、このような貴重な経験ができる機会を与えてくださった 新日鉄ソリューションズ株式会社の皆様に深く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 (礼) 以上で、新日鉄ソリューションズ株式会社、インターンシップ報告を終わらせて頂きます。 ご清聴有難う御座いました。(礼)★ 15