(事例2 人間関係と学習に悩む中学生のケース) B-1 チーム会議継続モデル (事例2 人間関係と学習に悩む中学生のケース) 受講者用 チーム会議マニュアル 研修スライド (個人研修用) 音声入りスライド資料です。スライドショーでご試聴ください。 この研修で使用しているチーム会議の進め方をまとめたものです。 ファシリテーター用 研修流れシート スライドの読み原稿資料です。 研修スライド (校内研修用) 音声が入っていないスライド資料です。ファシリテーターが研修を進める際にご使用ください。 【研修のねらい】 ・アセスメントとプランニングを見直しながら 会議を継続することで,支援にどのような効 果をもたらすのかを学ぶ。 【研修時間】 30分程度 【推奨時期】 必要に応じて随時 【研修形態】 個人研修 校内研修 【準備物】※( )は校内研修時 □コンピュータ □まとめシート (□スクリーン) (□プロジェクター) 【留意事項】 ・スライドショーでご試聴ください。クリックすると次に進 み音声が流れます。もう一度聞く場合は,画面右下の をクリックしてください。 ・「チーム会議マニュアル」を資料としてご活用ください。 研修後にチーム会議を行う際は,こちらを参考に進めてく ださい。 ※校内研修で使用する場合の使用の仕方は,研修スライド (校内研修用)の1枚目を参照してください。 【留意事項】 ●校内研修としてご使用の際は,ファシリテーターが進行する場合,「研修スライド(校内研修用)」を使用し,研修流れシートに沿って進めてください。全体で視聴する場合は「研修スライド(個人研修用)」をご使用ください。 Copyright (C) 2019Miyagi Prefecture. All Rights Reserved H29モデルプランへ
チーム会議継続モデル それでは,これから「チーム会議継続モデル」を使った研修を始めます。
チーム会議継続モデル アセスメントとプランニングを見直しなが ら,継続してチーム会議を行うことで,支 ねらい アセスメントとプランニングを見直しなが ら,継続してチーム会議を行うことで,支 援にどのような効果をもたらすのかを学ぶ。 この研修は,支援に行き詰まった際,アセスメントとプランニングを見直しながら,継続してチーム会議を行うことで,支援にどのような効果をもたらすのかを学ぶことをねらいとしています。 では,まずこちらをご覧ください。
調査研究を行った中学校の不登校生徒数の推移 ★ ★ 調査研究期間 384 341 273 新規数 継続数 これは,国立教育研究所が行った不登校・いじめ防止に向けた学校づくり事業に関する調査研究の結果報告です。その報告によると,事業に取り組んだ中学校の不登校生徒数が,新規数,継続数ともに減少していることが分かります。そして,不登校生徒数が減少した要因の1つは, 文部科学省 国立教育政策研究所 第Ⅲ期「魅力ある学校づくり調査研究事業」(平成26~27年度)報告書 「PDCA×3=不登校・いじめの未然防止-点検・見直しの繰り返しで, 全ての児童生徒に浸透する取組を-」より作成
調査研究を行った中学校の不登校生徒数の推移 ★ ★ 調査研究期間 384 341 273 不登校生徒の減少の要因 「PDCAサイクル」を年に3回行って 事業を進めた 新規数 継続数 PDCAサイクルを1年間に3回行いながら事業に取り組んだためであると報告されています。 文部科学省 国立教育政策研究所 第Ⅲ期「魅力ある学校づくり調査研究事業」(平成26~27年度)報告書 「PDCA×3=不登校・いじめの未然防止-点検・見直しの繰り返しで, 全ての児童生徒に浸透する取組を-」より作成
PDCAサイクルを重視して学校づくり事業で行った 小・中学校で共通に多かった回答 参加した多くの学校からは「教職員の意識が向上した」「研修内容や体制が充実した」という回答があったそうです。このことから,PDCAサイクルを重視し,一つの目標に向かって全員で取り組むことで,不登校への効果的な対応が期待できると考えられます。 文部科学省 国立教育政策研究所 第Ⅲ期「魅力ある学校づくり調査研究事業」(平成26~27年度)報告書 「PDCA×3=不登校・いじめの未然防止-点検・見直しの繰り返しで, 全ての児童生徒に浸透する取組を-」より作成
チーム会議も,アセスメントとプランニングを見直し,継続して生徒に寄り添った支援を行いましょう。 PDCAサイクルを重視して学校づくり事業で行った 小・中学校で共通に多かった回答 チーム会議も,アセスメントとプランニングを見直し,継続して生徒に寄り添った支援を行いましょう。 チーム会議も同様です。不登校児童生徒に対して継続的に支援し,望ましい変容につなげるためには,アセスメントとプランニングの点検や見直しを行い,生徒に寄り添った支援ができているかを確認することが大切です。 そこで,ここでは,継続してチーム支援を行うためには,どのようなチーム会議の進め方をすればよいのかを,具体的事例を基に考えていきたいと思います。 文部科学省 国立教育政策研究所 第Ⅲ期「魅力ある学校づくり調査研究事業」(平成26~27年度)報告書 「PDCA×3=不登校・いじめの未然防止-点検・見直しの繰り返しで, 全ての児童生徒に浸透する取組を-」より作成
中学校 人間関係と学習に悩むケース この子が本当に困っていることは何だろう? この子の強みは何でしょうか? 今回は,人間関係と学習に悩む生徒Aについての会議継続モデルを紹介します。皆さんも画面を見ながら,どのようなチーム会議をすればよいか考えてみてください。それでは,始めます。 【参考文献】「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティング」 小学館 2016 8
事例の概要 ・中2女子(A) ・連続欠席3日目(年間6日目) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く分野)と英語が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でトランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話題で気が合う友人が学級にいる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく,周りが話し掛けても反応しない ことがある。 ・夏休み明け「授業で指示が分からず注意されることがある」 と養護教諭に話していた。 ・先週,学年主任に高校入試のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心配している。 まず,事例の概要です。対象生徒Aは,中学2年生の女子です。連続で3日欠席が続きました。 Aは昨年度,15日の欠席がありました。学習面では,国語,特に「話すこと・聞くこと」の分野と,英語が苦手で成績が極端に低い様子が見られます。 音楽は好きで,吹奏楽部ではトランペットを担当しています。友人は少ないのですが,音楽の話で気が合う友人が学級にいます。気持ちの浮き沈みが激しく,周りの友達や教員が話し掛けても反応しないことがありました。 Aは,夏休み明け「授業で指示が分からず注意されることがある」と養護教諭に話していました。そして先週,学年主任に高校入試のことを聞いてきたそうです。 両親は昨年度に続き,欠席が多いことを心配している様子がうかがえました。
Aに対するチーム会議 1回目 では,Aに対して行われた1回目のチーム会議から紹介します。会議の方法は,不登校対応パッケージで紹介しているチーム会議の方法を用います。
ホワイトボードなどを使ったチーム会議 【情報】 【見立て】 【支援計画】 児童生徒に関する情報 情報を基にした児 童生徒に対する見 立て 見立てに基づいた 支援目標と支援策 チーム会議は,ホワイトボードなどを使って話し合ったことを可視化しながら進めます。ご覧のようにホワイトボードを3つに区切り,左側には生徒に関する情報,真ん中には情報を基にした生徒に対する見立て,右側には見立てに基づいた支援目標とその目標を達成するための支援策を記入します。 11
プラン ニング アセスメント ホワイトボードなどを使ったチーム会議 【情報】 【見立て】 【支援計画】 児童生徒に関する情報 情報を基にした児 童生徒に対する見 立て 見立てに基づいた 支援目標と支援策 プラン ニング アセスメント また,情報収集から見立ての部分までを「アセスメント」,支援策を考えることを「プランニング」といいます。この会議の詳しい方法については,研修用パッケージA-4「アセスメントとプランニングについて学ぼう」及びA-5「ホワイトボードなどを用いたチーム会議の方法を知ろう」をご覧ください。 12
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 それでは,1回目のチーム会議の様子を見ていきましょう。3日間の欠席の間に,教職員や家庭から,ご覧のような情報が集まりました。 13 13
【情報】 【見立て】 【支援計画】 Aの困っていることは? チーム会議1回目 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 Aの困っていることは? そこで,Aに関するアセスメントを行いました。まず,Aの困っていることを確認します。 14 14
観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 【情報】 【見立て】 【支援計画】 Aの困っていることは? チーム会議1回目 【情報】 【見立て】 【支援計画】 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 Aの困っていることは? 観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 困っていることは,ご覧の3つの観点「生命・身体の危険」「本人のプレッシャー」「本人の過剰反応」から探します。 15 15
観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 【情報】 【見立て】 【支援計画】 Aの困っていることは? チーム会議1回目 【情報】 【見立て】 【支援計画】 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 Aの困っていることは? 観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 Aは,夏休み明け,「授業で指示が分からず注意されることがある」と養護教諭に話していました。これは本人が困っていることなので赤線を引きます。 16 16
観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 【情報】 【見立て】 【支援計画】 Aの困っていることは? チーム会議1回目 【情報】 【見立て】 【支援計画】 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 Aの困っていることは? 観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 同じように,情報から困っていると思われるところに全て赤線を引きました。 17 17
観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ③ ① ② 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 観点 1.生命・身体の危険 2.本人のプレッシャー 3.本人の過剰反応 ③ ① 赤線を引いた中から,早急に対応すべきものの優先順位を考え,3つにしぼりました。 ② 18 18
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ②高校入試のことを聞いてきた ③気持ちの浮き沈みが激しい 真ん中の「見立て」の欄に選んだ3つを赤マーカーで転記します。転記したら,それぞれについて見立てをしていきます。 19 19
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ③気持ちの浮き沈みが激しい 1つ目の「授業で指示が分からず注意されることがある」については,「集中して聞こうとしても聞き取れないことに不安を感じている。」「一生懸命授業を受けているのに注意されることで学習意欲が下がってしまっている。」「聞き取れないことが,成績が振るわない教科にも関連している。」という見立てをしました。 20 20
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい 2つ目の「高校入試のことを聞いてきた。」については,高校入試のことを学年主任に相談していることや国語と英語の成績が振るわないことから,苦手な教科があること,欠席が多いことが入試に影響するのではないかと不安を感じているという見立てをしました。 21 21
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 3つ目の「気持ちの浮き沈みが激しい」ことについては,「Aは気持ちの浮き沈みが激しく,周りが話し掛けても反応しない様子が見られるので,「授業やテストのことで不安になり,それが気持ちの浮き沈みに影響している。」「無視をしたい訳ではないが,自分の気持ちをうまくコントロールできないでいる。」という見立てをしました。 22 22
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 次に強みに青線を引きプランニングに生かしていきます。 23 23
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人にAが困っていることはな いか聞いてもらう。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) ・クラスに入り,午後だけ授業を 受ける プランニングでは,見立てた3つのことを考慮し「クラスに入り,午後だけ授業を受ける」という目標を立て,5つの支援策を考えました。 24 24
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語と英語(話す・聞く) が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人にAが困っていることはな いか聞いてもらう。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) ・クラスに入り,午後だけ授業を 受ける ③ ① 見立て①,②に対しては,Aの心のエネルギーを減らさないよう配慮しながら,家庭訪問において授業での不安はないかを聞いてみる,教科担当の先生方から授業中のAの様子を確認するという支援策が立てられました。 ② 25 25
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人にAが困っていることはな いか聞いてもらう。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) ・クラスに入り,午後だけ授業を 受ける ③ ① 見立て③に対しては,気が合う友人がいるという強みを生かし,友人と話をすることで,心の安定を図るとともに,会話を通して最近のAの様子について話を聞いてもらうことにしました。 ② 26 26
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人にAが困っていることはな いか聞いてもらう。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) ・クラスに入り,午後だけ授業を 受ける ③ ① また,音楽が好きという強みと吹奏楽部に所属していることを生かし,放課後,部室に行きトランペットに触れてみてはどうかと誘ってみることにしました。 ② 27 27
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人にAが困っていることはな いか聞いてもらう。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) ・クラスに入り,午後だけ授業を 受ける ③ ① そして,放課後登校ができた場合は10分程度の登校から始め,本人の様子を確認しながらスモールステップで教室復帰を目指していくことにしました。 ② 次回のチーム会議 9/11(水) 28 28
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議1回目 ①授業で指示が分からず注意される ②高校入試のことを聞いてきた 9月4日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早2日/別0日) ・昨年度の欠席15日。 ・国語(話す・聞く)と英語 が苦手で成績が極端に低い。 ・音楽が好き。吹奏楽部でト ランペットを担当している。 ・友人は少ないが,音楽の話 題で気が合う友人が学級に いる。 ・気持ちの浮き沈みが激しく, 周りが話し掛けても反応し ないことがある。 ・夏休み明け,「授業で指示 が分からず注意されること がある」と養護教諭に話し ていた。 ・先週,学年主任に高校入試 のことを聞いてきた。 ・両親は欠席が多いことを心 配している。 ①授業で指示が分からず注意される ことがある ・集中して聞こうとしても聞き取れ ないことに不安を感じている。 ・一生懸命授業を受けているのに注 意されることで学習意欲が下がっ てしまう。 ・聞き取れないことが,成績が振る わない教科にも関連している。 ②高校入試のことを聞いてきた ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ・欠席が多いことも入試に影響する と思い,不安を感じている。 ③気持ちの浮き沈みが激しい ・授業やテストのことで不安になり, それが気持ちの浮き沈みに影響し ている。 ・無視をしたい訳ではないが,自分 の気持ちをうまくコントロールで きないでいる。 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人にAが困っていることはな いか聞いてもらう。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) ・クラスに入り,午後だけ授業を 受ける この計画の下,支援を行い,1週間後にチーム会議をすることになりました。 次回のチーム会議 9/11(水) 29 29
一生懸命聞いても…授業についていけるか… 教室には,まだ… 一生懸命聞いても…授業についていけるか… チーム会議1回目で決まった支援計画を実行していきました。 すると家庭訪問の後,Aは放課後登校をするようになったため,担任から教室で授業を受けてはどうかと誘ってみました。 しかし,Aは教室復帰を拒みました。 何か心配なことがあれば教えてほしいと声を掛けたところ,一生懸命話を聞いても聞き逃してしまうことがあり,このままでは授業についていけなくなるのではないかと心配していることが分かりました。 30 30
Bさんに「無視した」と言われ,気になる… みんなも同じように思っているのがつらい… Aと話をした友人からは,「Aが学習に対する不安に加え,クラスメイトのBから『無視した』と言われたのが気になっており,周りにも同じように思われているのが辛いと話している」という情報を得ることができました。 教科担当の先生からは,「Aの授業態度は真面目ではあるものの,指示が通らないことがあり,周りの生徒に声を掛けられてもすぐに反応していないこともあった」という話をもらいました。 31 31
Aに対するチーム会議 2回目 では,次に,1週間後に行われた2回目のチーム会議を見てみましょう。
【支援計画】 【情報】 【見立て】 チーム会議2回目 チーム会議1回目 33 □1 音楽の話を糸口にAと話し,心 配なことを聞く。 配なことを聞く。 放課後,部室に行きトランペッ トに触れてみてはどうかと誘って みる。 (9/4 放課後 担任,主任 家庭) □2 放課後登校ができた場合は,部 室で楽器に触れさせたり,話をし たりしながら10分程度過ごす。 ( 放課後 担任 部活顧問 部室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □4 友人から最近のAの様子につい て話を聞く。 (9/5 休み時間 担任 相談室) □5 教科担当(特に国語,英語)の 先生方に授業中のAの様子につい て確認する。 (9/4 放課後 担任 主任) 【情報】 【見立て】 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 チーム会議1回目 まずはじめに,チーム会議1回目で決まった支援計画を実行した結果について情報共有を行います。 33 33
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 ② ① ③ 34 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ② ① 情報の共有後,本人が困っていることに赤線を引き,その後早急に対応すべきことを3つにしぼりました。 ③ 34 34
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 35 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなに,できないと思われるの ではないかと不安。授業に出るの が怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 1つ目の「『無視した』と言われ気になっている」については,「無視した」と言われたことによるBに対する抵抗感が,学級に戻る意欲を低下させていると見立てました。 35 35
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 36 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなに,できないと思われるの ではないかと不安。授業に出るの が怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 2つ目の授業について行けなくなるのではないかと心配している」については,受験に影響すると考えている, 36 36
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 37 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなに,できないと思われるの ではないかと不安。授業に出るの が怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 3つ目の「指示が分からない」については,「自分でもどうしてよいか分からず悩んでいる」「指示の説明が早く,聞き取れていない」「みんなに,できないと思われるのではないかと不安。授業に出るのが怖い」「耳の機能に問題があり,よく聞き取れない」と見立てました。 37 37
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 38 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気に なっている ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するので はないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなにできないと思われるので はないかと不安。授業に出るのが 怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 次に強みに青線を引き,プランニングに生かしていきます。 38 38
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 39 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するのではないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなにできないと思われるので はないかと不安。授業に出るのが 怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 □1 BにAに対する発言等について 事実を確認する。対応策を考える (9/12 放課後 担任 相談室) □2 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □3 友人に別室で,Aが楽しくなる ような話をするよう頼む。 (9/12 休み時間 担任 相談室) □4 教科担当に普段よりゆっくり話 をするようお願いする。 (9/11 放課後 主任) □5 保護者と本人に耳の状態を心 配していることを伝え,病院で 診てもらうことを勧める。 (9/12 放課後 養護教諭 家訪問) ・クラスに入り,一日中クラスで 過ごせる日をつくる。 プランニングでは「クラスに入り,1日中クラスで過ごせる日をつくる」という目標を設定しました。 見立て①に対しては,「1 Bに『無視した』という発言に対する確認をした上で対応策を考える。」としました。 39 39
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 40 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するのではないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなにできないと思われるので はないかと不安。授業に出るのが 怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 □1 BにAに対する発言等について 事実を確認する。対応策を考える (9/12 放課後 担任 相談室) □2 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □3 友人に別室で,Aが楽しくなる ような話をするよう頼む。 (9/12 休み時間 担任 相談室) □4 教科担当に普段よりゆっくり話 をするようお願いする。 (9/11 放課後 主任) □5 保護者と本人に耳の状態を心 配していることを伝え,病院で 診てもらうことを勧める。 (9/12 放課後 養護教諭 家訪問) ・クラスに入り,一日中クラスで 過ごせる日をつくる。 見立て②に対しては, 「2 担任が本人と話し,気持ちや状態を聞き別室登校を促す。」 「3 友人との会話などで心のエネルギーを回復させ,教室復帰を目指す。」としました。 40 40
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 41 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するのではないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなにできないと思われるので はないかと不安。授業に出るのが 怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 □1 BにAに対する発言等について 事実を確認する。対応策を考える (9/12 放課後 担任 相談室) □2 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □3 友人に別室で,Aが楽しくなる ような話をするよう頼む。 (9/12 休み時間 担任 相談室) □4 教科担当に普段よりゆっくり話 をするようお願いする。 (9/11 放課後 主任) □5 保護者と本人に耳の状態を心 配していることを伝え,病院で 診てもらうことを勧める。 (9/12 放課後 養護教諭 家訪問) ・クラスに入り,一日中クラスで 過ごせる日をつくる。 見立て③に対しては 「4 教科担当には,聞き取りがしやすいようゆっくり話してもらえるよう協力をお願いする。」 「5 本人と保護者に耳の状態を心配していることを伝え,病院で診てもらうことを勧める。」 としました。 41 41
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 42 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) ・放課後登校ができたため,担任が 教室を復帰を促したが拒んだ。 ・一生懸命話を聞いても聞き逃して しまうことがあり,このままでは 授業について行けなくなるのでは ないかと心配している。 ・ 学習に対する不安や無視するつ もりはないのに周りから「無視し た」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無 視した」と言われ気になっている と話す。 ・ 授業態度は真面目だが,指示が 通らないことがある。周りの生徒 からの声にすぐに反応していない こともあった。 ①「無視した」と言われ気になって いる ・Bに対する抵抗感が学級に戻る意 欲を低下させている。 ②授業についていけなくなるのでは ないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響するのではないかと不安を感じている。 ③指示が分からない ・自分でもどうしてよいか分からず 悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れてい ない。 ・みんなにできないと思われるので はないかと不安。授業に出るのが 怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく聞き 取れない状況にある。 □1 BにAに対する発言等について 事実を確認する。対応策を考える (9/12 放課後 担任 相談室) □2 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □3 友人に別室で,Aが楽しくなる ような話をするよう頼む。 (9/12 休み時間 担任 相談室) □4 教科担当に普段よりゆっくり話 をするようお願いする。 (9/11 放課後 主任) □5 保護者と本人に耳の状態を心 配していることを伝え,病院で 診てもらうことを勧める。 (9/12 放課後 養護教諭 家訪問) ・クラスに入り,一日中クラスで 過ごせる日をつくる。 以上の5つの支援計画を立てました。 次回のチーム会議 9/18(水) 42 42
Aについてマイナスな気持ちを持ったことはないです 「無視した」とは 言っていない… Aについてマイナスな気持ちを持ったことはないです チーム会議2回目で決まった支援計画を実行しました。 早速BにAに対する発言について確認しました。しかし,Bは「Aさん聞いてる?」とは言ったものの,「無視したとは言っていない」ということでした。一緒に活動していた生徒たちも同じ回答をしており,「無視した」という発言の事実は確認できませんでした。Aに対してマイナスの感情を持っていないことも確認されました。 43 43
担任は,Aと話をする場を設けました。本人の状況や気持ちをゆっくり聞き,受容しました。その中で,AのBに対する悩みも聞くことができました。段階を踏みながら,Aに対してBに話を聞いたところ,BがAに対してマイナスな気持ちを持っていないこと,「無視された」と思っていないことなどを丁寧に伝えました。 44 44
Aはホッとした様子を見せ,「安心しました」と話しました。 すると,Aは音楽と美術の授業には出ることができました。 45 45
46 しかし,その時間以外は教室には戻れず,別室登校が続きました。 しかし,その時間以外は教室には戻れず,別室登校が続きました。 各教科担任から,「授業ではゆっくり話すことを意識しながら指示を出したものの,やはり活動が遅れる様子が見られた。周りの生徒たちがテキパキ活動をしている姿を見て,Aが焦っているように見えた」という報告を受けました。 保護者からは,耳鼻科に行き診てもらったが,「耳については機能的に問題がないと診断された」と報告されました。 46 46
47 支援の結果,一部の授業を受けるなど,教室復帰に向けて前進はしたものの,思うような変容は見られませんでした。 支援の結果,一部の授業を受けるなど,教室復帰に向けて前進はしたものの,思うような変容は見られませんでした。 なぜ,生徒に変容は見られなかったのでしょうか。 では,ここでもう一度2回目のチーム会議を振り返ってみましょう。 47 47
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議2回目 ①「無視した」と言われ気に ②授業について行けなくなるの ③指示が通らない ② ① ③ 9月11日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年7日/遅早6日/別0日) □1~3 放課後登校ができたため 教室を復帰を促したが拒んだ。 (担任との会話) 一生懸命話を聞いても聞き逃し てしまうことがあり,このままで は授業について行けなくなるので はないかと心配している。 □4 学習に対する不安や無視する つもりはないのに周りから「無視 した」と思われているのがつらい。 以前,同じクラスのBから 「無視した」と言われ気になって いると話す。 □5 授業態度は真面目だが,指示 が通らないことがある。周りの生 徒からの声にすぐに反応していな いこともあった。 ①「無視した」と言われ気に なっている ・Bに対する抵抗感が学級に戻 る意欲を低下させている。 ②授業について行けなくなるの ではないかと心配している ・苦手な教科が入試に影響する のではないかと不安を感じて いる。 ③指示が通らない ・自分でもどうしてよいか分か らず悩んでいる。 ・指示の説明が早く,聞き取れ ていない。 ・みんなにできないと思われる のではないかと不安。授業に 出るのが怖い。 ・耳の機能に問題があり,よく 聞き取れない状況にある。 □1 BにAに対する発言等について 事実を確認する。 (9/12 放課後 担任 相談室) □3 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □3 友人に別室で,Aが楽しくなる ような話をするよう頼む。 (9/12 休み時間 担任 相談室) □4 教科担当に普段よりゆっくり話 をするようお願いする。 (9/11 放課後 主任) □5 保護者と本人に耳の状態を心 配していることを伝え,病院で 診てもらうことを勧める。 (9/12 放課後 養護教諭 家訪問) ・クラスに入り,一日中クラスで 過ごせる日をつくる。 発言の事実はなく,誤解だったと理解したが一部の授業への参加に留まった。 ② ① ゆっくり話しても,困った様子は解消されなかった。 ③ 会議では,「無視した」という発言に対する対応を中心に支援策が立てられました。しかし,そのような事実はなく,支援を実行してもAの変容にはつながりませんでした。 また,指示が分からないことに対して,話し方をゆっくりにすれば聞き取れるのではないかと考えましたが,Aの困った様子は解消されませんでした。また,病院で診てもらいましたが耳の機能に問題がないと診断されました。 病院で耳の機能に問題がないと診断された。 支援の振り返り 9/18(水) 48 48
Aに対するチーム会議 3回目 【 見直しのポイント 】 ・友人との関わりについて Aが困っていることは? ・指示が分からないのはなぜ か? 発言の事実はなく,誤解だったと理解し,安心したが,一部の授業への参加に留まった。 【 見直しのポイント 】 ・友人との関わりについて Aが困っていることは? ・指示が分からないのはなぜ か? ゆっくり話しても,困った様子は解消されなかった。 そこで,今の見直しを踏まえ,3回目のチーム会議が行われました。ポイントは,友人との関わりについて,Aが困っていること,そして,指示が分からないことに対する見立てを見直してみることです。 病院で耳の機能に問題がないと診断される。
【支援計画】 【情報】 【見立て】 チーム会議3回目 チーム会議2回目 50 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 □1 BにAに対する発言等について 事実を確認する。 (9/12 放課後 担任 相談室) □2 本人の様子を確認しながら放課 後登校から教室復帰を促す(音楽 の授業をきっかけに)。 (登校後 担任 相談室) □3 友人に別室で,Aが楽しくなる ような話をするよう頼む。 (9/12 休み時間 担任 相談室) □4 教科担当に普段よりゆっくり話 をするようお願いする。 (9/11 放課後 主任) □5 保護者と本人に耳の状態を心 配していることを伝え,病院で 診てもらうことを勧める。 (9/12 放課後 家庭訪問) 【情報】 【見立て】 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 チーム会議2回目 まず,チーム会議2回目での支援策を行った際の報告や,その後明らかになったことの情報交換が行われました。 50 50
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ② ③ ① 51 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ② ③ その後本人が困っていることを確認し,早急に対応しなければならない優先順位を決め3つにしぼりました。 ① 51 51
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ② ③ ① ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 ② ③ 1つ目の「ゆっくり話しても指示が分からない」に対しては,聞き取り方に対する特性があり,特別な配慮が必要なのではないかと見立てました。 ① 52 52
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ② ③ ① ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 ② ③ 2つ目の「Bへの不安が軽減されたにもかかわらず教室に戻れない」に対しては,Bだけでなく,クラス全体の雰囲気に不安を感じており,その原因として自分の居場所がないと考えているのではないかと見立てました。 ① 53 53
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ② ③ ① ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 ② ③ 3つ目の「授業の進度や周りの反応が気になる」に対しては,聞き取れないことに対する不安や焦りの他に,自己肯定感も下がっていると見立てました。 ① 54 54
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 次に,本人の強みに青線を引き,プランニングに生かしていきます。 55 55
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 □1 Aが登校したこと,授業に出た ことなどを認め励ます。 (登校時,放課後 担任 別室) □2 音楽の授業で,部活で演奏した 曲を吹いてもらう。 (9/20 5校時 音楽担 音楽室) □3 教科担当に引き続き,個別の声 掛けをお願いする。 (9/18 放課後 主任) □4 特別支援コーディネーターに授 業の様子を見てもらう。 (授業参加中 特コ 教室) □5 スクールカウンセラー(SC) と学校生活での悩み等について話 をしてもらうことを提案する。 (9/19,登校時 担任 別室) ・クラスで受けられる授業を増や す(1~3h)。 プランニングでは,目標を「クラスで受けられる授業を増やす(1~3h)」と決めました。 見立て②③に対して,Aの自己肯定感を高めたり,心のエネルギーを増やしたりするために,「登校したことや授業にでたことなどを認め励ますこと」,「音楽の授業では部活で演奏した曲を吹いてもらい,クラスの中で認められる場を用意する」という支援策が立てられました。 56 56
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 □1 Aが登校したこと,授業に出た ことなどを認め励ます。 (登校時,放課後 担任 別室) □2 音楽の授業で,部活で演奏した 曲を吹いてもらう。 (9/20 5校時 音楽担 音楽室) □3 教科担当に引き続き,個別の声 掛けをお願いする。 (9/18 放課後 主任) □4 特別支援コーディネーターに授 業の様子を見てもらう。 (授業参加中 特コ 教室) □5 スクールカウンセラー(SC) と学校生活での悩み等について話 をしてもらうことを提案する。 (9/19,登校時 担任 別室) ・クラスで受けられる授業を増や す(1~3h)。 見立て③に対しては,特別支援コーディネーターに授業中のAの様子を見てもらい,「指示が分からない」ことに対する見立てをしてもらうことにしました。 さらに,スクールカウンセラーと学校生活での悩み等について話をしてみることを提案することも考えました。 57 57
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議3回目 ②Bへの不安が軽減されたが教室に ①ゆっくり話しても指示が分からな 9月18日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早12日/別0日) ・ Bに話を聞くと「Aさん聞いてる ?」とは言ったが「無視した」と は言っていないと話す。一緒に活 動していた他の生徒にも話を聞い たが,Bと同じような回答。 ・BがAに対してマイナスの感情を 持っていないことを伝え,本人も 安心していたが,教室には戻れず 別室登校が続く。 音楽と美術の授業には出られた。 ・ 友人との会話の中で,授業の進 度や自分に対して周りがどう思っ ているのかついて質問していた。 ・ 音楽と美術の授業中,ゆっくり 話すことを意識しながら指示を 出したが,やはり活動が遅れる様 子が見られた。周りの様子を見て 焦っているように見えた。 ・病院で診てもらうが機能に問題が ないと診断された。 ①ゆっくり話しても指示が分からな い ・聞き取りに特性があるのではない か。 ・国語(話す・聞く),英語が苦手 なことから考えても,特別な配慮 が必要ではないか。 ②Bへの不安が軽減されたが教室に 戻れない ・Bだけでなく,クラス全体の雰囲 気に不安を感じている。 ・自分の居場所がないと感じている。 ③授業の進度や周りの反応が気にな る ・周りよりも聞き取れないことに対 し,不安や焦りを感じている。 ・自己肯定感も下がっている。 ・周りの目が気になっている。 □1 Aが登校したこと,授業に出た ことなどを認め励ます。 (登校時,放課後 担任 別室) □2 音楽の授業で,部活で演奏した 曲を吹いてもらう。 (9/20 5校時 音楽担 音楽室) □3 教科担当に引き続き,個別の声 掛けをお願いする。 (9/18 放課後 主任) □4 特別支援コーディネーターに授 業の様子を見てもらう。 (授業参加中 特コ 教室) □5 スクールカウンセラー(SC) と学校生活での悩み等について話 をしてもらうことを提案する。 (9/19,登校時 担任 別室) ・クラスで受けられる授業を増や す(1~3h)。 以上のような5つの支援計画を立てました。 次回のチーム会議 9/25(水) 58 58
3回目のチーム会議で決まった支援を実行したところ,Aは,音楽,美術以外に社会の授業にも出ることができました。音楽の時間,全体の前でうまく演奏できたことで,自信が付いたようです。 また,社会の時間,指示を出す際に手順を板書したところ,スムーズに課題に取り組む様子が見られました。 59 59
先生が何を言ってるか分からなくなる。頑張ろうと思うと緊張して,疲れる。 スクールカウンセラーとの面談後,次のような報告を受けました。 授業中,先生が何を言ってるか分からなくなる。頑張ろうと思うと緊張して,疲れて,ボーとしてしまう。そんなとき,他のみんなが,急に作業を始めたり,話し合いを始めたりしてびっくりする。 60 60
周りから遅れると「できない奴」と思われそう。焦るともっと分からなくなる。授業に出るのが怖い。教室にいると疲れる 周りから遅れると,「できない奴」と思われそう。焦るともっと分からなくなって,ヘトヘトになる。どんどん落ち込んでいき,授業に出るのが怖くなる。みんなと同じように教室にいたい気持ちはあるが,一日中,教室にいると疲れてしまう。 61 61
耳からの情報を理解することや記憶しておくことが苦手な可能性が 注意して話を聞くのが苦手 「説明しているのか」「余談」なのか等区別が難しい 授業を見学したり,本人と話をしたりした特別支援コーディネーターからは,次のように話されました。 A子は耳からの情報を理解することや,耳で聞いた言葉や数などを長く記憶にとどめておくことが苦手な可能性がある。また,注意して話を聞き続けることが難しいようだ。例えば,授業で先生が,話をしているのを聞いていると,「説明をしているのか」「指示を出しているのか」「問題を出しているのか」「余談なのか」,分からなくなってしまっている可能性がある。また,「誰に対して」言っているのかなども分からなくなってしまうようだ。 62 62
言葉だけの指示ではなく視覚に訴える工夫をしてほしい。 注意を促してから話す 例「今から指示を出しますよ よく聞いてください!」 対策としては,社会で行ったように,言葉のみの指示ではなく,視覚で確認することができるような指示にすると分かりやすいのではないか。また,注意を促すような言葉を付けてから話すようにするとよいのでは。例えば「今から指示を出しますよ。よく聞いてください」などの言葉で注意を促し,簡潔に話す。など話されました。 63 63
Aに対するチーム会議 4回目 続いて,4回目のチーム会議です。 64
【支援計画】 【情報】 【見立て】 チーム会議4回目 チーム会議3回目 65 □1 Aが登校したこと,授業に出た ことなどを認め励ます。 ことなどを認め励ます。 (登校時,放課後 担任 別室) □2 音楽の授業で,部活で演奏した 曲を吹いてもらう。 (9/20 5校時 音楽担 音楽室) □3 教科担当に引き続き,個別の声 掛けをお願いする。 (9/18 放課後 主任) □4 特別支援コーディネーターに授 業の様子を見てもらう。 (授業参加中 特コ 教室) □5 スクールカウンセラー(SC) と学校生活での悩み等について話 をしてもらうことを提案する。 (9/19,登校時 担任 別室) 【情報】 【見立て】 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。(特コ)。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 焦るとますます分からなくなり, 落ち込む,みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 チーム会議3回目 チーム会議3回目で決まった支援計画を実行した結果や,その後明らかになったことについて情報共有を行いました。 65 65
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 ① ② 66 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 その後本人が困っていることを確認し,早急に対応しなければならない優先順位を決め2つにしぼりました。 ① ② 66 66
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 ① ② 67 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 ①授業の中で自分だけ分からないこ とがある。 ・耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記 憶にとどめておくことが苦手。 ・注意して話を聞き続けることが難 しい。授業で先生が「説明をして いるのか」「指示を出しているの か」「問題を出しているのか」「 余談なのか」分からなくなる。 「誰に対して」言っているのかな ども分からなくなってしまう。 ②一日中教室にいると疲れてしまう ・分かりたいという気持ちがあるだ けに,分からないと焦る。不安と 焦りでもっと分からなくなる。授 業中座っているだけで,ヘトヘト に疲れ、ますます集中が続かなく なる。悪循環 ・周囲からどう思われるか不安。 ・本人にとって一日中教室にいるこ とはとてもエネルギーのいること。 1つ目の「授業の中で自分だけ分からないことがある。」については,「耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記憶にとどめておくことが苦手。」など,本人の特性を理解した上で,どのようにAが困っているのかについて,具体的に見立てました ① ② 67 67
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 ① ② 68 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 ①授業の中で自分だけ分からないこ とがある。 ・耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記 憶にとどめておくことが苦手。 ・注意して話を聞き続けることが難 しい。授業で先生が「説明をして いるのか」「指示を出しているの か」「問題を出しているのか」「 余談なのか」分からなくなる。 「誰に対して」言っているのかな ども分からなくなってしまう。 ②一日中教室にいると疲れてしまう ・分かりたいという気持ちがあるだ けに,分からないと焦る。不安と 焦りでもっと分からなくなる。授 業中座っているだけで,ヘトヘト に疲れ、ますます集中が続かなく なる。悪循環 ・周囲からどう思われるか不安。 ・本人にとって一日中教室にいるこ とはとてもエネルギーのいること。 2つ目の「一日中教室にいると疲れてしまう」については「分かりたいという気持ちがあるだけに,分からないと焦る。」「周囲からどう思われるか不安。」「本人にとって一日中教室にいることはとてもエネルギーのいること。」と見立てました。 ① ② 68 68
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 69 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 ①授業の中で自分だけ分からないこ とがある。 ・耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記 憶にとどめておくことが苦手。 ・注意して話を聞き続けることが難 しい。授業で先生が「説明をして いるのか」「指示を出しているの か」「問題を出しているのか」「 余談なのか」分からなくなる。 「誰に対して」言っているのかな ども分からなくなってしまう。 ②一日中教室にいると疲れてしまう ・分かりたいという気持ちがあるだ けに,分からないと焦る。不安と 焦りでもっと分からなくなる。授 業中座っているだけで,ヘトヘト に疲れ、ますます集中が続かなく なる。悪循環 ・周囲からどう思われるか不安。 ・本人にとって一日中教室にいるこ とはとてもエネルギーのいること。 次に強みの確認を行い,青線を引き,プランニングに生かしていきます。 69 69
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 70 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 ①授業の中で自分だけ分からないこ とがある。 ・耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記 憶にとどめておくことが苦手。 ・注意して話を聞き続けることが難 しい。授業で先生が「説明をして いるのか」「指示を出しているの か」「問題を出しているのか」「 余談なのか」分からなくなる。 「誰に対して」言っているのかな ども分からなくなってしまう。 ②一日中教室にいると疲れてしまう ・分かりたいという気持ちがあるだ けに,分からないと焦る。不安と 焦りでもっと分からなくなる。授 業中座っているだけで,ヘトヘト に疲れ、ますます集中が続かなく なる。悪循環 ・周囲からどう思われるか不安。 ・本人にとって一日中教室にいるこ とはとてもエネルギーのいること。 □1 保護者と本人それぞれに,本人 が真剣に授業を受けていることを 認めていることや,困っていること について力になりたいことを伝え, 協力体制つくる。 (保護者へ放課後,家訪,担任主任) (本人へ 放課後 別室) □2 授業中,困った時の合図の出し 方を相談して決める。 (登校時,放課後 担任 別室) □3 毎日Aと話す時間を確保し状況 を確認する。家庭での 様子を確認 し,場合によっては登校時間等を 考慮する。 (休み時間,放課後等 担任 部顧) □4 教科担当等にAの困り感や特性 を話し,授業での指示の出し方等に ついて共通理解,共通行動をしてい く。(9/25 放課後 主任) ・朝から放課後まで教室で過ごせ る日を1日つくる。 目標を「朝から放課後まで教室で過ごせる日を1日つくる。」としました。 見立て①に対しては「1 保護者と本人それぞれと話し合い,協力体制つくる。」 「2 授業中,困った時の合図の出し方を相談して決める。」「4 教科担当の先生方と共通理解,共通行動をしていく。」などAが授業を安心して受けることができるように支援計画を立てました。 70 70
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 71 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 ①授業の中で自分だけ分からないこ とがある。 ・耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記 憶にとどめておくことが苦手。 ・注意して話を聞き続けることが難 しい。授業で先生が「説明をして いるのか」「指示を出しているの か」「問題を出しているのか」「 余談なのか」分からなくなる。 「誰に対して」言っているのかな ども分からなくなってしまう。 ②一日中教室にいると疲れてしまう ・分かりたいという気持ちがあるだ けに,分からないと焦る。不安と 焦りでもっと分からなくなる。授 業中座っているだけで,ヘトヘト に疲れ、ますます集中が続かなく なる。悪循環 ・周囲からどう思われるか不安。 ・本人にとって一日中教室にいるこ とはとてもエネルギーのいること。 □1 保護者と本人それぞれに,本人 が真剣に授業を受けていることを 認めていることや,困っていること について力になりたいことを伝え, 協力体制つくる。 (保護者へ放課後,家訪,担任主任) (本人へ 放課後 別室) □2 授業中,困った時の合図の出し 方を相談して決める。 (登校時,放課後 担任 別室) □3 毎日Aと話す時間を確保し状況 を確認する。家庭での 様子を確認 し,場合によっては登校時間等を 考慮する。 (休み時間,放課後等 担任 部顧) □4 教科担当等にAの困り感や特性 を話し,授業での指示の出し方等に ついて共通理解,共通行動をしてい く。(9/25 放課後 主任) ・朝から放課後まで教室で過ごせ る日を1日つくる。 見立て②に対しては,「3 毎日Aと話す時間を確保し状況を確認する。家庭での様子を確認し,場合によっては登校時間等を考慮する。」のように,本人の気持ちや様子を確認しながら慎重に声掛けをする計画を考えました。 71 71
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議4回目 72 9月25日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早16日/別0日) ・ 音楽,美術以外に,社会の授業 にも出ることができた。 ・音楽の時間,全体の前でうまく演 奏できたことで,自信が付いた様 子が見られた。 ・社会で指示を出す際,手順を板書 したところ,スムーズに活動に入 れた。 ・Aは聴覚による情報理解と記憶の 保持が苦手な可能性有り。注意の 持続が難しく,長い話を理解する のが難しい。 ・SCとの面談では,先生の指示の 後,周りはすぐに行動できるのに 自分だけ何をしてよいか分からな いことがある。 ・焦るとますます分からなくなり 落ち込む。みんなと同じように教 室にいたい気持ちはあるが,一日 中,教室にいると疲れてしまう。 ①授業の中で自分だけ分からないこ とがある。 ・耳からの情報を理解することや, 耳で聞いた言葉や数などを長く記 憶にとどめておくことが苦手。 ・注意して話を聞き続けることが難 しい。授業で先生が「説明をして いるのか」「指示を出しているの か」「問題を出しているのか」「 余談なのか」分からなくなる。 「誰に対して」言っているのかな ども分からなくなってしまう。 ②一日中教室にいると疲れてしまう ・分かりたいという気持ちがあるだ けに,分からないと焦る。不安と 焦りでもっと分からなくなる。授 業中座っているだけで,ヘトヘト に疲れ、ますます集中が続かなく なる。悪循環 ・周囲からどう思われるか不安。 ・本人にとって一日中教室にいるこ とはとてもエネルギーのいること。 □1 保護者と本人それぞれに,本人 が真剣に授業を受けていることを 認めていることや,困っていること について力になりたいことを伝え, 協力体制つくる。 (保護者へ放課後,家訪,担任主任) (本人へ 放課後 別室) □2 授業中,困った時の合図の出し 方を相談して決める。 (登校時,放課後 担任 別室) □3 毎日Aと話す時間を確保し状況 を確認する。家庭での 様子を確認 し,場合によっては登校時間等を 考慮する。 (休み時間,放課後等 担任 部顧) □4 教科担当等にAの困り感や特性 を話し,授業での指示の出し方等に ついて共通理解,共通行動をしてい く。(9/25 放課後 主任) ・朝から放課後まで教室で過ごせ る日を1日つくる。 以上のような4つの支援計画を立てました。 次回のチーム会議 10/3(水) 72 72
73 4回目のチーム会議で決まった支援を実行し,保護者や本人と今後のことについて話し合いました。 4回目のチーム会議で決まった支援を実行し,保護者や本人と今後のことについて話し合いました。 授業中困った時にどうすればよいかについても話し合いました。 73 73
Aを担当している教科の先生方に集まってもらい,本人の困り感や考えられる特性を伝え,今後の授業の中で行っていく支援について共通理解し,共通行動をとることを確認しました。当日いなかった先生には,後日主任が連絡しました。 74
支援策を実行したところ,金曜日はクラスで1日過ごすことができました。家庭ではだいぶ疲れた様子が見られ,月曜日の朝は頭痛を訴えました。そこで,朝からの登校ではなく,本人に登校時間を決めてもらうことにし,その日は午後からの登校となりました。 授業では,教科担当の先生方が,指示を出すときの話し方を工夫したり,指示を出す際に板書で伝えたり,ワークシートに明示したりしたことにより,スムーズに活動することができました。指示が分からなくなった時も,焦る素振りが見られることもありましたが,担当教師に合図を出し,教えてもらうなどの様子も見られました。授業中の表情からも安心している様子が見られました。 75 75
76 担任がAと授業について話し合ったところ,英語でのリスニングが心配であること,国語や英語の時間の後は特に疲れてしまうと話していました。 担任がAと授業について話し合ったところ,英語でのリスニングが心配であること,国語や英語の時間の後は特に疲れてしまうと話していました。 76 76
Aに対するチーム会議 5回目 では,5回目のチーム会議です。 77
【支援計画】 【情報】 【見立て】 チーム会議5回目 チーム会議4回目 78 □1 保護者と本人それぞれに,本人 が真剣に授業を受けていることを 認めていることや,困っていること について力になりたいことを伝え, 協力体制つくる。 (保護者へ放課後,家訪,担任主任) (本人へ 放課後 別室) □2 授業中,困った時の合図の出 し方を相談して決める。 (登校時,放課後 担任 別室) □3 毎日Aと話す時間を確保し状況 を確認する。家庭での 様子を確認 し,場合によっては登校時間等を 考慮する。 (休み時間,放課後等 担任 部顧) □4 教科担当等にAの困り感や特性 を話し,授業での指示の出し方等に ついて共通認識,共通行動をしてい く。(9/25 放課後 主任) 【情報】 【見立て】 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られました ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 チーム会議4回目 チーム会議4回目で決まった支援計画を実行した結果や,その後明らかになったことについて情報共有を行いました。 78 78
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 ① ② 79 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ① その後本人が困っていることを確認し,早急に対応しなければならない優先順位を決め2つにしぼりました。 ② 79 79
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 ① ② 80 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 ① 1つ目の「家庭では大分疲れた様子が見られ月曜日の朝は頭痛を訴えた。」については,「授業の指示などが理解できるようになり,張り切っている。」「真面目な性格なので頑張りすぎてしまっている。」「このまま頑張りすぎると息切れを起こしてしまう可能性がある。」というように見立てました。 ② 80 80
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 ① ② 81 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 ① 2つ目の「英語のリスニングが心配。国語と英語の後が特に疲れる」については,「聞き取れないことに対する不安が強い。」「聞き取ることに多くのエネルギーを使ってしまう。」「できないことが1つでもあることが許せず,思考や動きが止まってしまう。」と見立てました。 ② 81 81
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 82 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 次に強みの確認を行い,青線を引き,プランニングに生かしていきます。 82 82
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 83 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 □1 本人の様子を確認し.ブレーキ をかけながら活動をさせていく ことを,保護者と共通理解。 本人が決定する場を作りながら 学校での過ごし方を調整する。 (10/4 放課後 担任 電話) □2引き続き,音楽や吹奏楽部で活 躍の場を作る。自信を持たせる。 (10/3~授業・部活 教担・顧問) □3 リスニングや国語の聞き取りな どの際は,ペアで内容を確認す る活動を取り入れる。机間指導 を活用。(授業中,教担 教室) □4学級活動や道徳で自己理解・他 者理解について扱う。得意なこ とや苦手なことをみんな持って いることを理解。生き方・考え 方について学ぶ機会を持つ。 (10/7~学活 道徳 担任) □5SCや担任との定期的な面談を継 続(放課後 相談室 SC担任) ・一日中過ごせる日を増やす。 不安な面はあるものの,教室に入ることへの抵抗感がだいぶ解消され,教室に戻り始めていることを受け,今回は2週間後の目標として「一日中学校で過ごせる日を増やす」としました。 見立て①に対して「過剰適応により,再度,登校できない状況に戻らないようにブレーキをかけながら,学校での過ごし方を調整していくこととしました。この点について,保護者とも共通理解し,学校と保護者が連携していけるようにしました。本人にも自分の体調等を自覚させ,自己決定させる場を設けながら学校で過ごす時間を増やしていくこととしました。 83 83
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 84 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 □1 本人の様子を確認し.ブレーキ をかけながら活動をさせていく ことを,保護者と共通理解。 本人が決定する場を作りながら 学校での過ごし方を調整する。 (10/4 放課後 担任 電話) □2引き続き,音楽や吹奏楽部で活 躍の場を作る。自信を持たせる。 (10/3~授業・部活 教担・顧問) □3 リスニングや国語の聞き取りな どの際は,ペアで内容を確認す る活動を取り入れる。机間指導 を活用。(授業中,教担 教室) □4学級活動や道徳で自己理解・他 者理解について扱う。得意なこ とや苦手なことをみんな持って いることを理解。生き方・考え 方について学ぶ機会を持つ。 (10/7~学活 道徳 担任) □5SCや担任との定期的な面談を継 続(放課後 相談室 SC担任) ・一日中過ごせる日を増やす。 見立て②に対しては,学級活動や道徳などでも「自己理解・他者理解」について扱い,得意なことや苦手なことをみんなが持っていることを理解し,折り合いをつけながら,楽しく生きていくためにどうしていけばよいのか考える場を設けることにしました。 84 84
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 85 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 □1 本人の様子を確認し.ブレーキ をかけながら活動をさせていく ことを,保護者と共通理解。 本人が決定する場を作りながら 学校での過ごし方を調整する。 (10/4 放課後 担任 電話) □2引き続き,音楽や吹奏楽部で活 躍の場を作る。自信を持たせる。 (10/3~授業・部活 教担・顧問) □3 リスニングや国語の聞き取りな どの際は,ペアで内容を確認す る活動を取り入れる。机間指導 を活用。(授業中,教担 教室) □4学級活動や道徳で自己理解・他 者理解について扱う。得意なこ とや苦手なことをみんな持って いることを理解。生き方・考え 方について学ぶ機会を持つ。 (10/7~学活 道徳 担任) □5SCや担任との定期的な面談を継 続(放課後 相談室 SC担任) ・一日中過ごせる日を増やす。 その他,英語や国語の授業に対する不安を解消するような手立てを講じ,今まで行ってきた支援で有効だったものを継続することにしました。 85 85
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議5回目 86 10月3日(水)2-1 A(女) 連続欠席3日目 (年6日/遅早20日/別0日) ・金曜日は,クラスで 一日過ごす ことができた。家庭では大分疲れ た様子が見られ,月曜日の朝は頭 痛を訴えたため,本人に登校時間 を決めてもらい,午後からの登校 となった。 ・授業では,教科担当が,指示を出 すときの話し方を工夫したり指示 を出す際に板書で伝えたり,ワー クシートに明示したりしたことに より,スムーズに活動することが できた。 ・指示が分からなくなった時,焦る 素振りが見られることもあったが 担当教師に合図を出し,教えても らっていた。授業中の表情からも 安心している様子が見られた。 ・英語でのリスニングが心配である こと,国語や英語の時間の後は特 に疲れてしまうと話す。 ①家庭では大分疲れた様子が見られ 月曜日の朝は頭痛を訴えた。 ・授業の指示などが理解できるよう になり,張り切っている。 ・真面目な性格なので頑張りすぎて しまっている。 ・学校ではきちんとしていたいと思 っている。 ・このまま頑張りすぎると息切れを 起こしてしまう可能性がある。 ②英語のリスニングが心配。国語と 英語の後が特に疲れる ・聞き取れないことに対する不安が 強い。 ・聞き取ることに多くのエネルギー を使ってしまう。 ・今までの経験から苦手意識が強い。 ・できないことが一つでもあること が許せず,思考や動きが止まって しまう。 □1 本人の様子を確認し.ブレーキ をかけながら活動をさせていく ことを,保護者と共通理解。 本人が決定する場を作りながら 学校での過ごし方を調整する。 (10/4 放課後 担任 電話) □2引き続き,音楽や吹奏楽部で活 躍の場を作る。自信を持たせる。 (10/3~授業・部活 教担・顧問) □3 リスニングや国語の聞き取りな どの際は,ペアで内容を確認す る活動を取り入れる。机間指導 を活用。(授業中,教担 教室) □4学級活動や道徳で自己理解・他 者理解について扱う。得意なこ とや苦手なことをみんな持って いることを理解。生き方・考え 方について学ぶ機会を持つ。 (10/7~学活 道徳 担任) □5SCや担任との定期的な面談を継 続(放課後 相談室 SC担任) ・一日中過ごせる日を増やす。 以上のような5つの支援計画を立て実行していきました。 次回のチーム会議 10/17(水) 86 86
今回のケースのまとめ 中学校 人間関係と学習に悩むケース 「無視した」という発言の事実はなく,その問題が解消した後も変容は見られない。 Aが周りよりも活動が遅れてしまうことに対する不安に寄り添い,授業への取組を認めたり,自己肯定感を高めたりするなど支援を継続したことで良好な変容が見られた。 では,最後に今回のケースについて振り返りましょう。 Aが「無視した」と言われたことに対する不安を軽減する支援を行いましたが,変容は見られませんでした。しかし,その後のチーム会議により,Aが周りよりも活動が遅れてしまうことに対する不安に寄り添い,授業への取組を認めたり,自己肯定感を高めたりするなど支援を継続したことで,Aにはその後,良好な変容が見られました。 87
今回のケースのまとめ 中学校 人間関係と学習に悩むケース また,聞き取れないことに対して,ゆっくり話すという支援がうまくいかなかった際も,社会の授業での様子や特別支援コーディネーターの見立てなどから,本人の特性を理解し,視覚に訴えるという方法を取り入れることで,授業に対する安心感を与えることができました。 さらに,学校にいけなくなってしまったことをきっかけに,自分の特性や考え方の特徴に気がつき,自分についてじっくり考える機会になりました。 授業での様子や特別支援コーディネーターの見立てなどから,本人の特性を理解し,視覚に訴えるという方法を取り入れることで,授業に対する安心感を与えることができた。自分の特性を理解し自分についてじっくり考える機会となった。 ゆっくり話しても,困った様子は解消されなかった。 88
アセスメントの見直しと,新たなプランニングの検討 中学校 人間関係と学習に悩むケース 今回のケースのまとめ 「無視した」という発言の事実はなく,その問題が解消した後も変容は見られない。 Aが周りよりも活動が遅れてしまうことに対する不安に寄り添い,授業への取組を認めたり,自己肯定感を高めたりするなど支援を継続したことで良好な変容が見られた。 Aにこのような変容が見られたのは,話し合われたアセスメントとプランニングによって変容が見られなかったときに,そこで支援を停滞させるのではなく,アセスメントを見直し,新たなプランニングを考えたことが大きな要因だったのではないでしょうか。 授業での様子や特別支援コーディネーターの見立てなどから,本人の特性を理解し,視覚に訴えるという方法を取り入れることで,授業に対する安心感を与えることができた。自分の特性を理解し自分についてじっくり考える機会となった。 ゆっくり話しても,困った様子は解消されなかった。 アセスメントの見直しと,新たなプランニングの検討 89
チーム会議継続モデル まとめ ・支援が行き詰ったり,児童生徒に変容が見られ ない場合は,アセスメントとプランニングを見 直してみましょう。 ない場合は,アセスメントとプランニングを見 直してみましょう。 それでは、研修のまとめをします。 今回のように,計画した支援策を実行しても変容が見られない場合は,アセスメントとプランニングを見直してみましょう。これまでの支援と生徒の状況を再確認することで,今までとは違う見立てが見付かり,新たな支援策が生まれるかもしれません。 90
チーム会議継続モデル まとめ ・支援が行き詰ったり,児童生徒に変容が見られ ない場合は,アセスメントとプランニングを見 直してみましょう。 ない場合は,アセスメントとプランニングを見 直してみましょう。 ・どうすれば児童生徒や保護者の気持ちに寄り添 えるのかをチームで話し合いながら支援を継続 しましょう。 また,不登校生徒への支援は1度や2度の話合いですべてがうまくいくとは限りません。そんな時こそ,どうすれば生徒や保護者の気持ちに寄り添えるのかをチームで話し合い,支援を継続しましょう。 それでは,これで,チーム会議継続モデルを使った研修を終わります。 91