・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 ☆ 研修パックで支援力の向上 ☆ 支援を連携させる ワーク ショップ 理解しよう 支援しよう 支援力が向上する 支援の流れを共有する 支援の流れ7つのステップ 講義 支援の考え方を整理する 支援を考える3つの視点 講義 (研修が始まる前に表示するスライドです。研修パックの構成を確認できるようにしてあります。参加者が集まるまでしばらく表示してください。) 知識を得る ・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 講義・疑似体験
☆ 研修パックで支援力の向上 ☆ 支援力が向上する 準備物 ・研修資料1「特別支援教育について」 ワーク 理解しよう ショップ 支援しよう 支援を連携させる ワーク ショップ 理解しよう 支援しよう 支援力が向上する 準備物 ・研修資料1「特別支援教育について」 支援の流れを共有する 支援の流れ7つのステップ 講義 支援の考え方を整理する 支援を考える3つの視点 講義 本日の研修で使用する資料について確認します。 研修資料1を使用します。 準備はよろしいですか? 知識を得る ・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 講義・疑似体験 知識を得る ・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 講義・疑似体験
「特別支援教育」クイズ Q1 特別支援教育は,特別支援学校 や特別支援学級が設置されている 学校で行われる教育である。 ○?×? や特別支援学級が設置されている 学校で行われる教育である。 ○?×? 第1問 特別支援教育は,特別支援学校や特別支援学級が設置されている学校で行われる教育である。 ○か×か。 (10秒程度)
「特別支援教育」クイズ Q2 全ての教員は,特別支援教育 に関する一定の知識・技能を持 つことが求められている。 ○?×? ○?×? 第2問 全ての教員は,特別支援教育に関する一定の知識・技能を持つことが求められている。 ○か×か。 (10秒程度)
「特別支援教育」クイズ Q3 人間の多様性を尊重し,能力を最大 限に発達させ,社会に効果的に参加す ることを可能とする目的の下,障害の ある者とない者が共に学ぶ仕組みのこ とをインクルーシブ教育システムとい う。 ○?×? 第3問 人間の多様性を尊重し,能力を最大限に発達させ,社会に効果的に参加することを可能とする目的の下,障害のある者とない者が共に学ぶ仕組みのことをインクルーシブ教育システムという。 ○か×か。(10秒程度)
「特別支援教育」クイズ ○?×? Q4 障害の有無に関わらず,全ての子 供ができるだけ同じ場で共に学ぶこ とを目指すので,通常の学級で学ぶ とを目指すので,通常の学級で学ぶ のが原則である。 ○?×? 第4問 障害の有無に関わらず,全ての子供ができるだけ同じ場で共に学ぶ ことを目指すので,通常の学級で学ぶのが原則である。 ○か×か。 (10秒程度)
「特別支援教育」クイズ 在籍する全ての子供たちに行う 配慮のことである。 ○?×? Q5 合理的配慮とは,通常の学級に 在籍する全ての子供たちに行う 配慮のことである。 ○?×? 第5問 合理的配慮とは,通常の学級に在籍する全ての子供たちに行う配慮のことである。 ○か×か。 (10秒程度) 5問全て解答できましたか? それでは,この研修のめあてを確認します。
「特別支援教育について」 研修A-Ⅰ 研修のめあて 特別支援教育の概要と共生社会の形成に向けた特別支援教育の位置付けについて理解する。 インクルーシブ教育システムって何? 特殊教育と特別支援教育って何が違うの? また新しいことが 始まるの? この研修のめあては,特別支援教育の概要と共生社会の形成に向けた特別支援教育の位置付けについて理解することです。 特別支援教育クイズの解答発表と解説をしながら,このめあてに迫っていきます。
特別支援教育とは 特殊教育 (special education) 特別支援教育 (special needs education) 内 容 特殊教育 (special education) 特別支援教育 (special needs education) 内 容 障害のある児童生徒の「障害の種類や程度」に注目して,指導や支援を行う。 障害の種類や程度も含めた,一人一人の「教育的ニーズ」を把握し,適切な指導及び必要な支援を行う。 対 象 盲,ろう,知的障害,肢体不自由,病虚弱,言語障害,情緒障害 発達障害を含めた,障害のある全ての子供 場 所 特別な場での教育 全ての学校において行われる教育 平成19年に,特殊教育から特別支援教育に転換が図られました。 特殊教育では,障害のある児童生徒の「障害の種類や程度」に注目して指導や支援を行っていました。 また,対象となる障害種もスライドの表のように決まっていました。 さらに,特殊教育を行う場が通常の学級とは別に定められていて,その中で指導や支援が行われていました。
特別支援教育とは 特殊教育 (special education) 特別支援教育 (special needs education) 内 容 特殊教育 (special education) 特別支援教育 (special needs education) 内 容 障害のある児童生徒の「障害の種類や程度」に注目して,指導や支援を行う。 障害の種類や程度も含めた,一人一人の「教育的ニーズ」を把握し,適切な指導及び必要な支援を行う。 対 象 盲,ろう,知的障害,肢体不自由,病虚弱,言語障害,情緒障害 発達障害を含めた,障害のある全ての子供 場 所 特別な場での教育 全ての学校において行われる教育 特別支援教育は,障害の種類や程度も含めた,一人一人の「教育的ニーズ」を把握し,そのニーズに応じた指導や支援を行う教育になりました。 また,特別支援教育の対象は,特殊教育の対象であった障害に加え,LD,ADHD等の発達障害が含まれるようになりました。 支援の対象となる障害が広がることで,全ての学校において特別支援教育が行われることになったのです。
「特別支援教育」クイズ Q1 特別支援教育は,特別支援学校 や特別支援学級が設置されている 学校で行われる教育である。 × や特別支援学級が設置されている 学校で行われる教育である。 × 第1問は,特別支援教育は,特別支援学校や特別支援学級が設置されている学校で行われる教育であるという問題だったので正解は×です。 特別支援教育は全ての学校で行われる教育でしたね。
特別支援教育とは 特別支援教育についての 一定の知識・技能が求められている 一定の知識・技能 学級内 集団支援 実態に応じた 見えている姿 かくれている要因 実態に応じた スモールステップ 学級内 集団支援 このように,全ての学校で特別支援教育を行うことが必要だということが示されました。 これからの教育では,特別支援教育についての一定の知識・技能が求められています。 特別支援教育についての 一定の知識・技能が求められている
「特別支援教育」クイズ Q2 全ての教員は,特別支援教育 に関する一定の知識・技能を持 つことが求められている。 ○ ○ 第2問は,全ての教員は,特別支援教育に関する一定の知識・技能を持つことが求められているという問題だったので,正解は○です。
共生社会の実現に向けた特別支援教育の位置付け 共生社会とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が,積極的に参加・貢献していくことができる社会です。 それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い,人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会です。 共生社会の実現 インクルーシブ教育システムの 構築 特別支援教育の推進 基礎的環境整備と 合理的配慮 インクルーシブ教育システムとは,人間の多様性の尊重等の強化,障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ,自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下,障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みのことです。 我が国は平成26年1月に「障害者の権利に関する条約」に批准し,「共生社会の実現」を重要な課題として様々な方策を図ってきています。 その1つに,インクルーシブ教育システムの構築のための特別支援教育の推進が挙げられます。 インクルーシブ教育システムとは,人間の多様性の尊重等の強化,障害者が精神的及び身体的な能力等を最大限度まで発達させ,自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下,障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みのことを言います。 同じ場で共に学ぶことを追求すると共に,教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して,その教育的ニーズに応じられるような多様で柔軟な仕組みや学びの場を整えていくことが求められています。 合理的配慮とは,障害のある子供が,他の子供と平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために,学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことです。
○ 「特別支援教育」クイズ Q3 人間の多様性を尊重し,能力を最大 限に発達させ,社会に効果的に参加す ることを可能とする目的の下,障害の ある者とない者が共に学ぶ仕組みのこ とをインクルーシブ教育システムとい う。 ○ 第3問は,人間の多様性を尊重し,能力を最大限に発達させ,社会に効果的に参加することを可能とする目的の下,障害のある者とない者が共に学ぶ仕組みのことをインクルーシブ教育システムというので,正解は○です。
共生社会の実現に向けた特別支援教育の位置付け 全ての子供が分かるできる~ユニバーサルデザイン~ 障害の有無に関わらず,全ての子供が できるだけ同じ場で共に学ぶ 連続性のある多様な学びの場 通常の学級 例1:文字を読むことが苦手なので,デジタル教科書を使って学習している。 合理的配慮 通級による指導 例2:集団の中で話を聞くのが苦手なので,支援員のサポートがある。 特別支援学級 例3:糖尿病のため,インスリンを打つための専用の部屋が用意されている。 インクルーシブ教育システムでは,障害の有無に関わらず全ての子どもができるだけ同じ場で共に学ぶことを目指しています。 それは,ただ学ぶ場所を同じにすればよいのではなく、全ての子どもが「分かった」「できた」を実感できることが大切です。 障害のある児童生徒が他の子どもと平等に教育を受けるためには,教育的ニーズに合わせた合理的配慮を個別に提供することが必要です。 また,自立と社会参加を目指し,その時点で教育的ニーズに最も的確に対応できる学びの場で学習することも可能です。 特別支援学校 全ての子供が分かるできる~ユニバーサルデザイン~
「特別支援教育」クイズ × Q4 障害の有無に関わらず,全ての子 供ができるだけ同じ場で共に学ぶこ とを目指すので,通常の学級で学ぶ とを目指すので,通常の学級で学ぶ のが原則である。 × 第4問は,同じ場で学ぶことを通常の学級で学ぶと捉えているので,正解は×です。
「特別支援教育」クイズ 在籍する全ての子供たちに行う配 慮のことである。 × Q5 合理的配慮とは,通常の学級に 在籍する全ての子供たちに行う配 慮のことである。 × 第5問は,合理的配慮とは,通常の学級に在籍する全ての子供たちに行う配慮のことであるという問題だったので,正解は×です。
支援の先に,みんなの笑顔 この子のおかげ。 一人一人を大切にする教育は,人間の多様性を認め,尊重し合える関係づくりにつながります。 このように特別支援教育は,特別な支援を必要とする児童生徒だけでなく,障害のない児童生徒にとっても障害を理解したり,お互いの違いを認め合う心が養われたりするなどの大事な役割を担っています。 全ての子どもを笑顔にする特別支援教育に学校全体で取り組んでいきましょう。 これで「特別支援教育について」の研修を終わります。 支援の先に,みんなの笑顔