入職率・製造業 同志社大学 経済学部 14100077 藤原由佳
テーマの説明 入職率・製造業が何に影響するのかを分析する。 選んだ理由 自分の興味のある分野が製造業であり、どのくらいの 人が入職を求めているのか気になったため。 テーマの重要性 経済活動は需要・供給から成り立っている。 そんな中でも製造業は、経済活動の中心核を担っている。 働く人がいなければ経済は回らないと思うので 入職率は今後も気になるところである。 テーマについて
被説明変数は、 入職率・製造業 とする。 被説明変数に影響を与えると思われる変数を考え、 順番になぜ影響を与 えるのか 説明していく。 被説明変数
完全失業率を選んだ理由は 失業率が増加すればするほど 職を求める人が増加し、被説明変数に大きく 影響すると考えたから。 説明変数 推定係数 P値 SITUGYO [.002] 完全失業率が増加すると、入職率も増加する。 説明変数1 完全失業率
失業すると新たな職を求める人が増えると考えられ る。 よって入職率は増加する。 失業したから新たな職を求めた または よりよい条件の職を求めた結果の自発的な失業者
日経平均株価が上昇すると、株の保有率が高まり 所得が増えると考えられる 。 所得が増えると働いて収入を増やそうとする気持ちが生まれ、 職を探す人が増え就職する人が増えると考えられる 。 説明変数 推定係数 P値 KABU 1.37E-05 [.134] 日経平均株価が上昇すると、入職率が増加する。 P値が0,1以下ではないがほぼ説明できる。 説明変数2 日経平均株 価
説明変数 推定係数 P値 LGDP [.000] ここでは、LOGをとっている。 係数がマイナスなので右下がりで下に凸の曲線を 描く。 つまり、国内総生産が増加すると、入職率は減少 する。 説明変数3 国内総生産(曲 線)
その理由 : GDPが増えれば所得の増加も期待できる。 所得が増加すると働く意欲が低くなり入職率は減少 するのだと考えられる。 先ほどの日経平均株価の時と理由が似ているのに 結果が違う・・・ あるいは、ある程度の貯金を持っているため働くこ とを辞めるのか・・・ (所得を得るために働くのに、GDPが増加したか らと言って入職率が減少するのはよく意味が分から ない 収入が増えたら、会社を辞めるのか?)
説明変数 推定係数 P 値 GR [.000] ここでは、成長率をとっている。 成長率が増えると、入職率が増える。 その理由は、 GDPが増加すると所得が増える。 所得が増えると働こうと思うから 説明変数4 国内総生産 ( 成長 率 )
説明変数 推定係数 P 値 JINKO 3.14E-03 [.001] 労働力人口が増えると職を求める人が増え、 結果、働く人が多くなる。 20~24歳に限定したのは 就職活動を行う年齢に一致していると考えたか ら。 説明変数5 労働力人口 20 ~ 2 4歳
説明変数 推定係数 P 値 SINKI 1.73E-03 [.002] 企業の求人数が増えれば それだけ職を与えることとなり 職に就く人が増える。 求人数が増えたら、就職する人も実際に増えるの かどうか気になったためこの説明変数を入れた。 説明変数6 新規求人数
分析結果 説明変数推定係数 P値P値 C19.572[.000] SITUGYO [.002] KABU1.37E-05[.134] LGDP [.000] GR [.000] JINKO3.14E-03[.001] SINKI1.73E-03[.002]
C:切片 SITUGYO:完全失業率 KABU:日経平均株価 LGDP:GDP(曲線の関係) GR:GDP ( 成長率 ) JINKO:労働力人口 20 ~ 24歳 SINKI:一般職業 新規求人数 名前の説明
有意な説明変数、有意でない説明変数を明らかに する。 この分析の結果によれば、入職率に影響を与えて いるのは、 完全失業率、日経平均株価、GDP(曲線)、G DP(成長率)、労働力人口、新規求人数の 6変数である。 推定結果の分析
OPTIONS CRT; FREQ Q; SMPL 1980:1 2010:4; READ(FILE=‘ 入職率+新規求人数.csv’) Y situgyo kabu ritu gdp jinko sinki; Lgdp=log(gdp); gr=gdp/gdp(-1); OLSQ ritu C situgyo kabu Lgdp jinko sinki gr; END; TSPファイル