日本語教授法 & 09.24
日本語教育とは 外国語としての日本語、 第二言語としての日本語 についての教育の総称である。
国語教育とは 日本人(日本語が母語であることを前提 に)になされる日本語の教育を指す。
母語と第二言語 母語とは、幼児期に自然に獲得された言語 である。 第二言語とは、その人が母語を習得した後 に、改めて学習し使用する、母語以外の言 語である。
日本語教育国語教育 日本語 の捉え方 世界の言語の 1 つ。 日本国で使用している 日本の言語。 学習者 日本語が外国語、第二言語 である人。 日本語が母語である人。 主たる対象は、学齢期 の子供。 目的 外国語(第二言語)とし ての日本語を学習者のニ ーズに応じたレベルに到 達させる。 母語としての日本語を より良く使用できるよ うになる。また、思考 能力を向上させる。 文法 日本語教育文法国文法(学校文法) 教師 日本国内・海外共に免許 制度はない。 公立学校で教える場合、 教員免許状が必要であ る。
なぜ日本語を学んだか? ビジネスのため 留学のため 留学準備のため 生活のため
日本語教育の目的 日本語教育の目的の中心が、 学習者の日本語力を上達させるという点にあ ることは間違いないが、何のために日本語力 を上達させるのであろうか。
なぜ日本語を学んだか? ビジネスのため 留学のため 留学準備のため 生活のため
日本語教育の目的 学習者が日本語の表現・理解を円滑に行える ようにすること。 日本人が感情、認識、思考などをどのように 表現し理解するのかを掴んでもらうというこ と。
国語教育の内容 学校教育においては、教科「国語」におい て、読む・書く・聞く・話すといった日本 語に関する技能や言語感覚の育成を目的に して教育がなされる。とりわけ、低学年の 頃には漢字や語彙の学習とともに音読に力 がおかれる。
国語教育の内容 学年があがるにつれて、文学鑑賞の比重 が高くなる傾向にある。中学校以降は古 典文学も登場し、それらを読む能力を養 うことが含まれるようになる。
日本語教育の内容 「義務教育で行なわれる国語の時間の国文法」 は、普通「学校文法」と呼ぶ。 「外国人に日本語を教える日本語教育のため の日本語文法」は、便宜上「日本語教育文法」 と呼ぶ。
学校文法 教科 ( 書 ) 文法、文部省文法などとも呼ばれる。 橋本進吉の学説(橋本文法)が土台になって いう。また、高校で学ぶ古文につなげるため、 文語文法との一貫性を重視しているところが ある。
学校文法 五段活用、上一段活用、下一段活用、カ 行変格活用、サ行変格活用 未然形、連用形、終止形、連体形、仮定 形、 命令形 形容詞、形容動詞
日本語教育文法 日本語教育文法では、古文のことはあまり 考えず、さしあたって現代の日本語だけを 理解するのに便利である。
日本語教育文法 Ⅰグループ、Ⅱグループ、Ⅲグループ 基本形・辞書形、テ形、ナイ形、マス形、 条件形、意向形、命令形 イ形容詞、ナ形容詞
オーラルメソッド ( Oral Method ) 語学の指導法である Direct Method のひとつである。 母語を仲介しないオーラル・ワーク(口頭作業) を行う Direct Method の一つである。 音声聴覚技能を重視し、外国語とその意味を直接 結びつける能力を養う口頭教授法のことである。