新氷山モデル 1 京都市児童福祉センター 門 眞一郎 /1/17 作成 自己紹介デス ~医学モデルから社会モデルへ~
「問題行動」の捉え方(新氷山モデル) 氷山全体が発達の メリハリ(特性) 海面上の氷が問題 行動化したメリハ リ 理解の不適切度お よび支援の不適切 度を海水の塩分濃 度に譬えると … 2
死海 33 死海 イスラエルとヨルダンの間にあり,塩分濃度30%(普通の海は 3%)
無理解・不適切な対応の場合 理解や支援の不適 切度が高いという ことは,海水の塩 分濃度が高いとい うこと。 塩分濃度が高くな ると,氷山は水面 上に浮き上がる。 問題行動が生起, 増悪する。 癇癪・自傷 攻撃・破壊 など 言われていることが理解できない 見通しがたたない 何をすればよいのか わからない 要求や感情を うまく伝えられない 感覚の特異性 など 塩辛い対応 たとえば 言葉だけでくどくどと 4
適切な理解と支援の場合 理解できる 見通しが立つ 何をすればよいのか わかる 要求や感情を うまく伝えられる 感覚刺激が緩和される などなど 塩辛くない対応 たとえば 具体的・肯定的・視覚的に メリハリ(特性) や状況因を理解し, 適切な支援方法を 見つけることが, 塩分濃度を下げる。 塩分濃度が下がれ ば,氷山は沈む。 問題行動は軽減あ るいは消失する。 5
6 予防第一! そのためには、 コミュニケーションの 視覚的支援が欠かせない。