能力と学力 教育できる能力の条件は何か
教育の対象としての能力は何か 「能力」とは 教育学の基礎概念としての「能力」 どの教育組織で伸ばすのが適切か 何かできること 発達すること 教育は主に能力を延ばす営みである 努力や働きかけで「伸びる能力」が対象 価値ある能力が対象 どの教育組織で伸ばすのが適切か 学校・家庭・地域・その他
判断してみよう A能力・B価値ある・C発達する・D教えられる 体力・思いやり・予知能力・計算力・読解力・病気になりにくい体質・作曲能 力・愛情・すぐ眠れる・ピアノを弾く・美しい声をだす・高等数学を理解する・ 絶対音感・跳び箱を跳ぶ・鍵なしでドアを開けられる・危機でも平静・親切・ 相手を倒す・
何が教育の対象なのか 能力とはいえないものは 社会的価値と認められないものは 発達しないと考えられるものは 教えられないものは
教える場所の相違 家庭・学校・クラブ(地域)・その他で教える対象の相違は原理的に あるべきか 能力以外の要素(価値観・人格) 教えることが可能かどうか 好みによる要素 その他
学力について 学力の様々な考え 勝田モデルと広岡モデル 計測可能性 能力のなかの知的部分(学問的能力) 学校で学ぶ能力(特に基礎科目) 言語能力 社会的認識能力 相手の心を理解する能力 スポーツの監督・指揮者の能力
教育・学校の対象となる能力 教育の対象 学校教育の対象(様々な立場がありうる) 能力を明確に対象化できる(教育内容・教材) 訓練することで発達する(教授法の成立) 学校教育の対象(様々な立場がありうる) (上記の条件の上に) 誰もが必要とする要素(芸術やスポーツは) 評価できる(基準or計測)
学力は低下したのか 学力低下論 全国学力テスト 1960年代中止以後半世紀実施されず(判断材料 の欠落) PISAの落ち込み・東大生が分数計算できない 全国学力テスト 1960年代中止以後半世紀実施されず(判断材料 の欠落) どのような学力が必要なのか(PISA型?) 学力の剥落問題 受験競争と少子化、教化的教え込みの問題(大田堯)