句法篇章四 助词
助詞 助詞は活用形のない付属語で、自立語の後に接続して、語と語の関係を表したり、意味を補足する働きを果たしたりするものである。 機能から見れば 関係を表す助詞 意味を補足する助詞
関係を表す助詞 格助詞 文における体言と他の語との関係を表す助詞である 接続助詞 文における活用語と活用語の関係を表す助詞 並列助詞 文における体言と他の語との関係を表す助詞である 接続助詞 文における活用語と活用語の関係を表す助詞 並列助詞 文における同じ資格の要素間の対等関係を表す助詞
意味を補足する助詞 係助詞 文中の要素を取り立てたり、特定の述語形式と呼応したりする働きを表す助詞 係助詞 文中の要素を取り立てたり、特定の述語形式と呼応したりする働きを表す助詞 副助詞 文中の要素に副詞のような機能を持たせる働きを表す助詞 終助詞 文を完成させ、話し手の態度などを表す助詞
が 1主体を表す(文の成分:主語) 鳥が鳴いている 人が住んでいる 2対象 3排他 4連体修飾語 ようこそ!わが家の草花へ。 好きなことを思うがままに、何でも書きます。
5慣用的な用法 1)名詞+が+同一名詞+だから・なので・だし・だもの 年が年だから、激しい運動はやめましょう。 もう時間が時間だし、今から行っても店は閉まったかもしれないよ。 2)名詞+が+同一名詞+だけに ここの料理は素材が素材だけに味も格別だ。 3)AがAなら、BもBだ まったく、親が親なら 子も子だ。
を 1使役の対象 子供を外国へ留学に行かせるつもりだ。 2「ところを」 つまみ食いしているところを母に見つかってしまった。 危ないところを助けてくれた。 お忙しいところをわざわざ・・・・・・
に 1)間接対象 李さんに電話をかけた 2)直接対象 ご意見に賛成できません。 3)主体 これは子供にできることではない。 私は先生に褒められた。 4)行動の目的 健康を維持するには、早寝早起きが一番だ。
5)基準 学校は駅に近いです。 ここは買い物に便利だ。 6)原因 夕べの地震にびっくりした。 7)名目 記念にみんなで写真を撮りましょう。 8)動詞現在形+に+同一動詞+が・けれども 行くには行くが、彼に会えるかどうかは分からない。
で 空間位置 手段、方法 原因、理由 期限 材料 範囲 動作主体 情報源 当面の時間
と 1比較の基準 2引用 3比喩 花が雪と散る
へ 動作の方向や帰着点 動作の間接対象 動作の直接対象
から 1根拠 彼の態度からして、反省しているとは思わない。 2動作の間接対象 おばあさんからお土産をもらった。 3動作の主体 このことは私からお話しましょう。 原因 地震から火災が発生している。 数量表現 「~からある」「~からする」 100人からの人が集まっている。
一郎はその教室から追い出された。 ジョンさんは成田空港からアメリカへ発った。 太陽は東から出る。 人が船から落ちる。
まで ある数量以下という最大限の意 見学スペースに限りがありますので、参加者は50名まででお願いします。
より 1比較の基準 2起点 3材料
の 連体修飾語 主体や対象を表す 体言と形式名詞
接続助詞 て 1並列 2動作の連続発生 3方法 4原因 5軽い条件 6軽い転換や譲歩 7補助用言の接続
ながら 動作の同時進行 転換 そのままの状態 数詞+ながら 「全部」の意 兄弟三人ながら政治家になった。
~つつ 動作の同時進行 転換 進行中
~し ~も~し、~も ~し
なり 現在形+なり 布団に入るなり ぐうぐう寝てしまった。 過去形+なり 朝早く出て行ったなり、まだ帰ってこない。
や 現在形+や・や否や 具体的な動作
から 1主観的な判断に基づいた原因・理由 2~からこそ~のだ 3~からといって~ない 4~からには
ば 1もし~ ば 2さえ~ば 3~と言えば、~から見れば、~によれば 4~も~ば~も 5~ば~ほど
ては 仮定条件 途中でやめては何にもならない。 動作の反復
のに 際立った逆接の転換 際立った逆接の対照 残念で悔しい気持ち
ものの 予測や計画に反する転換 常識に反する転換
ても(たって) たとえ~ても ~ても~ても 疑問詞+ても
並列助詞 と や やら・とか・ 1同類意味 2反対意味の言葉を並べて、選択的並列 だの たり か
なり 1)味を濃くなり薄くなりするのは簡単だ。 2)外国なりどこなり、好きなところへ行きなさい。 3)何かお飲み物なりお持ちしましょうか。
に 1)累加の並列 2)動詞連用形+に+同一動詞 考えに考えて、この問題を解くことができた。
係助詞 は 1主題 2対照 3否定と転換 習ってはいましたが、忘れました。
こそ 1主題を強調する 2転換を強調する 雨こそ降らないが、うっとうしい天気だ。 3条件 この問題はみんなで話合ってこそ意味がある 4原因「~ばこそ~のだ」「~からこそ~のだ」 5慣用「~そこする~ない」「~こそなれ~ない」「~こそあれ~ない」
さえ すら しか も でも
副助詞 ばかり 1限定 2概数 3数量が少ない 4唯一の行動選択 5悪い結果の原因を強調する 6~とばかりに 7添加 ~ばかりか
だけ 1最大の数量や程度 あるだけのお金を使ってしまった。 2軽視の数量や程度 それだけ日本語が話せば十分だ。 3比例の程度 ~ば~だけ 4原因 彼は教師だけに、受験については詳しい。
まで 1~までだ ~までのことだ 2~までもない 3~ないまでも
ほど 1概数 2例示の程度 屋根が飛ぶほど・・・
きり のみ ずつ くらい など
なんか 1例示 野球なんか好きだ。 2~や~や~なんか
か 不定 だれかが来たようだ 不定の伝聞 山田さんとかいう人が尋ねてきた。
やら 不定 どこやら騒がしいと思ったら、近所が火事だった。 不定の伝聞 どこかの社長やらがやってきた。
終助詞 こと 1感動 きれいなお家ですこと 2注意や忠告 人に聞かれたら、正直に言うことよ 3否定疑問文を作って確認や提案 海のほうへ行ってみないこと? 4命令 試験中は静かにすること
もの 1理由 2軽い感動 3反発や強い否定 山田さんは親切なものか。
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