農薬と防除作業　 普及センター 農薬関係の話をします。

農薬取締法改正について 無登録農薬の製造および輸入の禁止 輸入代行業者による広告の制限 無登録農薬の使用規制の創設 農薬の使用基準の設定 法律違反の罰則の強化 無登録農薬の製造および輸入の禁止 　　　　製造と輸入の禁止　水際作戦徹底　　　改正前　販売の禁止 輸入代行業者による広告の制限 　輸入代行業者が勧誘している状況があるので広告の制限 　　　　改正前　製造業者　輸入業者及び販売業者の虚偽宣伝の禁止 無登録農薬の使用規制の創設 　　一部農家が無登録と知りながら使用していた無登録農薬を農作物等の防除に用いることを法的に禁止する 　　　　改正前　作物残留性農薬の使用規制　防除業者の届け出　防除方法の変更命令 農薬の使用基準の設定 　　農薬使用に伴い、作物残留の問題防止のため、使用者が遵守すべき基準を定める 　　この基準に違反して農薬を使用してはならない 法律違反の罰則の強化 　　販売にかかる義務違反　１年以下の懲役　５万円以下の罰金 →　自然人３年以下の懲役１００万円以下の罰金　法人１億円以下の罰金 使用にかかる義務違反 　３万円以下の罰金（指定農薬のみ）→　３年以下の懲役　１００万円以下の罰金  

農薬の適正使用について 登録されていない農薬は使わないこととなっています。 花では、最終使用者の責任において使用します｡ 食用の農産物については、無登録農薬は 使わないこととなっています｡

法律違反の罰則の強化 販売にかかる義務違反 １年以下の懲役 ５万円以下の罰金 → 自然人３年以下の懲役 １００万円以下 販売にかかる義務違反　１年以下の懲役　　５万円以下の罰金 　→　自然人３年以下の懲役　　１００万円以下 　　　　の罰金　法人１億円以下の罰金 使用にかかる義務違反 　３万円以下の罰金（指定農薬のみ）　　　　　　　　　　　→３年以下の懲役　１００万円以下の罰金

使用禁止農薬は 法律で定められました 具体的には、上記の販売禁止農薬のほか、容器や包装に登録番号などの決められた表示のない無登録農薬です。 　 使用禁止農薬は 法律で定められました 具体的には、上記の販売禁止農薬のほか、容器や包装に登録番号などの決められた表示のない無登録農薬です。 ラベルに農林水産省第　　何号と書かれているものは 使用しても良い農薬です｡

特定農薬 ①　天敵　昆虫綱及びクモ綱に属する動物（人畜に有害な毒素を産生するものを除く。）であって、使用場所と同一の都道府県内で採取されたもの ②　①以外のもの　　重曹及び食酢 　①②以外の物は、農業用資材または農薬 となります 農薬取締法で、新たに設けられたものです｡ はじめは、広く資材を取り入れることのようでしたが、 現在は、標記の3つとなっています。

気をつけましょう 無登録農薬としては、 これまで輸入品や 薬品から転用したものなど 様々なものが出回っていました。 生育に効果がありますよ 　無登録農薬としては、 　これまで輸入品や 　薬品から転用したものなど 　　様々なものが出回っていました。 生育に効果がありますよ などと、裏づけのないことばに 　　惑わされないようにしましょう

農薬の希釈について　　　 テニスシリーズ 病害虫防除をするために農薬をまず水に溶きます

◎配合の順番のこと 展着剤 → 乳剤 （フロアブル剤） → 水和剤 テニスとは ◎配合の順番のこと　 　　展着剤　　 　　　→　乳剤　（フロアブル剤） 　　　　　　→　水和剤 テニスとは 農薬を希釈するときの配合の順番のことです｡ はじめに　展着剤 　　　次に　　乳剤 　　　　　最後に　水和剤 味噌汁と同じで 　はじめにダシにあたる展着剤を入れます｡ 　　次に　味噌を 　　　　次に　具を

【例】 農薬Ａを 1000倍200リットル/10ａで 25ａ作業する 場合 【例】　農薬Ａを 　　1000倍200リットル/10ａで　25ａ作業する　　場合 　薬液は200×2.5＝500リットル作成する　薬剤は500kg÷1000＝0.5kg（500ｇ） 　①水をタンクに500リットルためる 水和剤を溶かす例です｡ 1000倍の濃度で10アールあたり200リットル散布し 作業面積が25アールのとき 薬液は５００リットル 薬剤は５００グラム タンクに水を入れます

②防除機のエンジンをかけ(またはモーターで)循環させながら展着剤を入れる 薬液10リットルあたり5～10ml　　　　　　　　つまり （5～10）×500/10＝250ml～500ml 　　　　　　入れる 水を動かせながら薬剤を入れます｡ 動力噴霧機のエンジンをかけながら または電動モーターを回しながら 水を動かしながら 展着剤を入れます

③タンク全体を攪拌する （液は流動していますね） ③タンク全体を攪拌する 　　 （液は流動していますね） 　　　　動力噴霧機等で 　　　　常に攪拌されています タンク全体を十分に攪拌します どこをとっても同じであるように

④500リットルの水から 10リットル程バケツに取り、 農薬Ａを500g入れる 　バケツを攪拌し十分溶かす

【メモ】 日中の高温時は作業しない （特に直射日光の射す時は×） マスクの使用励行 （息苦しいが自分 を守る） 薬剤は使い切る 　日中の高温時は作業しない 　（特に直射日光の射す時は×） 　　マスクの使用励行 　　　（息苦しいが自分　を守る） 　　薬剤は使い切る 　　余った液を流さない

⑤500リットルのタンクに移し替え、十分に攪拌する 　　　作業終了後に、底に残らないよう 完全に溶かしましょう 農薬を効率的に利用するために 環境破壊を起こさないために

防除日誌で記録を 　　　　　　残しましょう 　　・・・生産工程管理責任 食べ物でなくても、いずれ近いうちに義務付けられることは 容易に予想されます｡

まずは健康管理 　　体力を維持増強しましょう 　　　　　　　　テニス そのためには　まずは体力をつけなくちゃ

安全の三要素 triangle 人 機械 環境 人 man 体調を整える 作業計画を立てておく 連携作業 事前準備 病害虫の早期発見 　　　　　　　　人　 　　　　機械　　　　　　環境 人 man 　　　　体調を整える　作業計画を立てておく　連携作業 　　　　事前準備　病害虫の早期発見 機　械　　machine　動力噴霧機について 　　　 常に点検整備　すぐに使えるよう 燃料・・・無鉛ガソリン 　　　防除作業が終了したら、18リットルほどの真水を　必ず通しておく。 　　　このことで、動力噴霧機とホース内部の掃除ができ、次の防除作業が滑らかになる。 　　　グリスを注すタイプでは、こまめに注しておく。 　　　吸水管の先にあるストレーナは、ごみや泥が付着しやすいので、暇なときに分解清掃しておく 環　境 　　 environment 　　　　各作業が楽にできるよう、作業通路の確保 　　　　定植、剪定、台刈り時に考慮　畝端通路確保 　　　　防除ホースが滑らかに移動できるよう　　　

テニスシリーズ テ 適正な農薬 作物 倍率 散布時期 ニ 人間に優しい ニーズ（必要に応 じて） ス スリル満点 効果か薬害か 農薬毎に テ　　適正な農薬　作物　倍率 　　　散布時期 ニ　　人間に優しい　ニーズ（必要に応　　じて） ス　　スリル満点　効果か薬害か 農薬毎に 　作物は指定されています 　　希釈倍率も 　　　散布時期も 　必要に応じて散布します 　上手に使わないと薬害が出てしまいます

テニスシリーズ テ 天敵利用 ニ ニュースに敏感（農薬、病害虫の） ス 素敵な農産物をお届けしましょう 天敵があれば上手に利用しましょう テ　　天敵利用 ニ　　ニュースに敏感（農薬、病害虫の） ス　　素敵な農産物をお届けしましょう 天敵があれば上手に利用しましょう 農薬関係、 　　新しい農薬や病害虫の 　　　　ニュースに注目しておきましょう 　消費者には素敵な農産物を 　　　届けましょう 　　　待ってくれています

テニスシリーズ あなた自身 《テニス》を創造する日の到来 テニスコートの整備 圃場 農道 ラケット、ボールの整備 農具 機械 　あなた自身 　《テニス》を創造する日の到来 　テニスコートの整備　　　圃場　農道 　ラケット、ボールの整備　農具　機械 あなたの　テニス　は 　　見つかりましたか 　　　　コート整備を学校生活でしたことがあるでしょう 　　　　ラケットやボールも手入れしていたと思います 　　　　圃場は安全でしょうか 　　　　農道は気軽に移動できますか 　　　　農具はいつでも使えますか 　　　　農業機械は、どうでしょうか

テニスシリーズ テ 天候を見計らって ・・・防除に適当な気象条件 ニ 午後二時には防除しない ス ストーリー 計画性 物語性 テ　　天候を見計らって 　　　　・・・防除に適当な気象条件 ニ　　午後二時には防除しない ス　　ストーリー　計画性　物語性 防除に不向きな気象条件では 　　行わないようにしましょう 直射日光の強い午後２時には 　　防除作業は避けましょう 防除を含む農作業は 　　計画的に行いましょう

防除機について 燃 料・・・・・作業が終われば空にする 農 薬・・・・・鍵のかかるロッカーに保管 こ し 機・・・・時々掃除 燃　　　料・・・・・作業が終われば空にする 農　　　薬・・・・・鍵のかかるロッカーに保管 こ　し　機・・・・時々掃除 撹はん機・・・付着物を除去 防除ホース・・・日ざらしにしない 農業機械を長持ちさせるために 　　ガソリン、混合油の機械は 　　　燃料タンクを空っぽにしましょう 　　軽油を使うディーゼルエンジンでは 　　　　燃料を満タンにしておきましょう 　　農薬は鍵のかかるロッカーに保管し、鍵をかけましょう 　　　こし器は時々掃除しましょう 　　攪拌機は、付着物を取り除きましょう 　　防除用のホースは直射日光に当てないようにしましょう

安心をお届けするために １．登録農薬の使用 ２．散布濃度や使用回数、収穫前日数の厳守 ３．農薬散布の時は、防除マスクとゴム手袋の 着用 ３．農薬散布の時は、防除マスクとゴム手袋の　着用 ４．子供の手の届かない所に保管し、 　　鍵をかける ５．栽培品目ごとに作業日誌を記録　　　　 農産物の消費者に安心をお届けするために 　登録農薬を使いましょう 　濃度や回数、収穫前日数を守りましょう 防除マスクやゴム手袋は使っていますか 危険防止のため必ず鍵をかけましょう 栽培品目毎に作業日誌を記録しましょう 花に使った農薬を家庭菜園に安易に使わない 必ず確認しましょう

最新の情報で使用しましょう なお、詳細は農業改良普及センター （電話：931―5990）または 病害虫防除所（電話：992－3460）に　　　お問い合わせ下さい。 農薬は日々メーカーの努力で新しくなっています 最新の情報を確認して使いましょう そのためにはラベルを必ず読みましょう

おしまい 長くなりました 終わります 　　　　　ありがとうございました