专题论坛2:如何提升教学科研立项与学术写作的能力 日本語習得研究のための プロジェクト設計と実践 专题论坛2:如何提升教学科研立项与学术写作的能力 日本語習得研究のための プロジェクト設計と実践 名古屋大学 杉村 泰
科研費申請のポイント 内容 ・ アイデアの新規性 ・ 過去の研究との関連性 ・ 研究結果の社会貢献 書き方 ・ パッと見た分かりやすさ ・ 研究組織や年次計画の具体性 ・ 経費の妥当性
これまで受けた日本の科学研究費 ①2002-2003年 若手研究(B) 「日本語電子化コーパスの利用による日本語文法教育の研究」 ②2004-2006年 若手研究(B) 「広告資料による映像コーパスの作成と広告を利用した日本語教授法の開発に関する研究」 ③2007-2009年 基盤研究(C) 「中国語話者のための日本語教育文法の開発と学習者中間言語コーパスの構築」 (研究分担者:張麟声)
これまで受けた日本の科学研究費 ④2010-2013年 基盤研究(B) 「中国国内における日本語学習者の縦断的中間言語コーパスの構築と動詞の習得過程の解明」 (研究分担者:張麟声、建石始、庵功雄、稲垣俊史) ⑤2013-2015年 挑戦的萌芽研究 「日本語学習者の自動詞・他動詞・受身の選択意識と母語転移に関する実証的研究」 ⑥2016-2020年 基盤研究(C) 「中国人日本語学習者におけるポートフォリオ型学習データベースの構築と文法習得の研究」
①2002-2003年 若手研究(B) 「日本語電子化コーパスの利用による日本語文法教育の研究」 キーワード 日本語、日本語教育、コーパス、コロケーション、文法、広告、格助詞、副詞 1.用例の収集 青空文庫(Web)、「新潮文庫の100冊」(CD-ROM)、インターネットのホームページ 、広告やポスター …当時コーパス研究は今ほど盛んではなかった。
①2002-2003年 若手研究(B) 「日本語電子化コーパスの利用による日本語文法教育の研究」 2.コロケーション情報の抽出 (1)副詞的表現と文末表現との共起 従来「サゾ」は程度性と関わることが指摘されてきたが、本研究の結果、「-限界」の性質を持つことを明らかにした。 (例) 彼は{サゾ/キット}困っていることだろう。 (例) 彼は{*サゾ/キット}諦めていることだろう。 (2)格助詞で終わる表現の格助詞の共起パターン 従来、「に」は〈着点〉、「へ」は〈方向〉を表すとされてきたが、本研究では「に」は「収束」、「へ」は「発散」のイメージする格助詞であることを指摘した。
②2004-2006年 若手研究(B) 「広告資料による映像コーパスの作成と広告を利用した日本語教授法の開発に関する研究」 研究目的(何をどこまで明らかにするのか) 本研究の目的は広告資料の収集、データベース化と、そこに使われている言語表現の分析の2点にある。資料の収集は、現在名古屋市交通局と名古屋市交通局協力会、および名古屋市内にある広告代理店やスポンサーの協力で少しずつ集めている。これに「収集日」「スポンサー」「言語情報(文法機能、用途、レトリックなど)」のタグを付して映像コーパスを作る。また、言語表現の分析では、特に格助詞で終わる広告コピーや擬音語擬態語の表現効果に焦点を当てて分析する。
②2004-2006年 若手研究(B) 「広告資料による映像コーパスの作成と広告を利用した日本語教授法の開発に関する研究」 広告資料の収集、データベース化 (1)電車やバスの吊り広告、ステッカー、駅のポスター (2)新聞の折り込み公告、新聞広告、広告年鑑 (3)テレビCM (4)街のポスターやパンフレット、看板 (5)中国・台湾の広告資料 ⇒現在も収集を続けている。
③2007-2009年 基盤研究(C) 「中国語話者のための日本語教育文法の開発と学習者中間言語コーパスの構築」(研究分担者:張麟声) (1) 魯東大学における話し言葉中間言語コーパスの作成 (日本語学科の1、2、3年生に対し、2回インタビューし、4回作文を書かせ、データベース化する) (2) 華東政法学院における作文中間言語コーパスの作成 (日本語学科の1、2年生に「作文」の授業で書かせた作文を継続的に収集し、データベース化する)
③2007-2009年 基盤研究(C)
④2010-2013年 基盤研究(B) 「中国国内における日本語学習者の縦断的中間言語コーパスの構築と動詞の習得過程の解明」 (研究分担者:張麟声、建石始、庵功雄、稲垣俊史) 湖南大学学習者中間言語コーパスの作成 ・2009年9月入学生約90人分 ・入学から卒業までの4年間にわたって収集 (1) 「話し言葉コーパス」全7回 (2) 「書き言葉コーパス」全19回 ・研究用に一般公開 http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~sugimura/class/corpus/hunan.html
⑤2013-2015年 挑戦的萌芽研究 「日本語学習者の自動詞・他動詞・受身の選択意識と母語転移に関する実証的研究」 研究目的(何をどこまで明らかにするのか) ・日本人と日本語学習者の自・他・受身の選択基準を明らかにする。 ・学習者の母語(中国語、韓国語、中朝バイリンガル、英語、ウズベク語、クメール語、マレー語) ・学習者の母語の自・他・受身の選択も見る。 ・学習者の習熟度別(N1,N2,N3)の習得状況を比較する。 ・母語別、習熟度別の指導法を考える。
⑥2016-2020年 基盤研究(C) 「中国人日本語学習者におけるポートフォリオ型学習データベースの構築と文法習得の研究」 研究目的(何をどこまで明らかにするのか) (1) ポートフォリオ型学習データベースの構築 被験者:上海師範大学日語系の2016年9月入学生26人 宿題、小テスト、期末試験、会話の音声などの収集 (2) 中国人日本語学習者の縦断的文法習得研究 文法などの習得過程を明らかにする。 (3) 習得難易度に配慮した日本語教材の開発
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日本人は「この」が多い 学習者は「その」の過剰使用
日本語は対立型(その)が基本 中国語は融合型になる
敬请批评指正! 中国日語教学研究会 2017年大学日語教師専業発展論壇曁骨幹教師研修会 パネルディスカッション「如何提昇教学科研立項与学術写作的能力」 「日本語習得研究のためのプロジェクト設計と実践」 2017年9月29日(金) 於 西安外国語大学 名古屋大学 杉村 泰