「R入門」  5.7 行列に対する諸機能  10月23日 (木) 発表者 大城亜里沙.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
シミュレーション演習 G. 総合演習 ( Mathematica 演 習) システム創成情報工学科 テキスト作成: 藤尾 光彦 講義担当: 尾下 真樹.
Advertisements

Absolute Orientation. Absolute Orientation の問題 二つの座標系の間における剛体 (rigid body) 変換を復元す る問題である。 例えば: 2 台のステレオカメラから得られた3次元情報の間の関 係を推定する問題。 2 台のステレオカメラから得られた3次元情報の間の関.
計測工学 10 データの補間 スプライン補間 1. . 復習 階差 近似多項式の次数 の決定法 等間隔階差 – 関数 y=f(x) で、 x の値 が等間隔の場合 等間隔: x 0, x 0 +h, x 0 +2h ・・・ y の値: y 0, y 1, y 2 ・・・ これらの階差は – 第1階差:
1 線形代数学. 2 履修にあたって 電子情報システム学科 必修 2005 年度1セメスタ開講 担当 草苅良至 (電子情報システム学科) 教官室: G I 511 内線: 2095 質問等は上記のいずれかに行なうこと。 注意計算用のノートを準備すること。
0章 数学基礎.
      ベクトル空間   実数体 体:数の集合で四則がその中で行えるもの 例)有理数全体、実数全体、複素数全体 R:実数体     C:複素数体  ベクトル空間
データ解析
コンピュータプログラミングIII ベクトルと行列の演算
プログラムのパタン演習 解説.
Fill-in LevelつきIC分解による 前処理について
A Q R QR分解とは? → × ◆QR分解 QTQ = I (単位行列) ◆応用例 ◆主な計算方法 n m 今回はこの方法に注目
第8章 ベクトル・行列の基礎 Rによるベクトル・行列の表現と計算法.
MATLAB測位プログラミングの 基礎とGT (3)
プログラミング言語としてのR 情報知能学科 白井 英俊.
一次関数と方程式 本時の流れ ねらい「二元一次方程式をグラフに表すことができる。」 ↓ 課題の提示 yについて解き、グラフをかく
4.3 連立1次方程式   Ax = b   (23) と書くことができる。
行列の計算 行列とは 行列の型 行列の演算 (C) Katsuhiro Yamada.
一次関数のグラフ(式を求めること) 本時の流れ ねらい「グラフや座標など与えられた条件をもとに一次 関数の式を求める。」 ↓
一次関数のグラフ(式を求めること) 本時の流れ ねらい「グラフや座標など与えられた条件をもとに一次 関数の式を求める。」 ↓
3 一次関数 1章 一次関数とグラフ §3 一次関数の式を求めること          (3時間).
Extremal Combinatorics 14.1 ~ 14.2
AllReduce アルゴリズムによる QR 分解の精度について
IT入門B2 ー 連立一次方程式 ー.
形状モデリングにおいて,任意の自由曲面を定義する必要のある場合がある.自由曲面の表現法について説明する.
ランダムウォークに関するいくつかの話題 ・ランダムウォークの破産問題 ・ランダムウォークの鏡像原理 1 小暮研究会Ⅰ 11月12日
第二回 連立1次方程式の解法 内容 目標 連立1次方程式の掃出し法 初期基底を求める 連立1次方程式を掃出し法を用いてExcelで解析する
第3章 重回帰分析 ー 計量経済学 ー.
第3章 重回帰分析 ー 計量経済学 ー.
Mathematica入門 数学を数式処理システムで 上智大学理工学部 大槻東巳 TA: 吉本行気,清水元気 2012年6月.
PCクラスタ上での 連立一次方程式の解の精度保証
線形代数学 4.行列式 吉村 裕一.
4.2 連立非線形方程式 (1)繰返し法による方法
      線形写像  線形写像 U,V:R上のベクトル空間 T:UからVへの写像 (1)T(u+v)=T(u)+T(v)  (u,v∈U),
シミュレーション演習 G. 総合演習 (Mathematica演習) システム創成情報工学科
正方行列向け特異値分解の CUDAによる高速化
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
数学 ---> 抽象化、一般化 より複雑な関係ー>解析学 一次関数 y=ax+b より多くの要素ー>線形代数 x y f(x) y1 x1
東京海洋大産学官連携研究員/技術コンサルタント 高須 知二 Tomoji TAKASU
プログラミング 4 記憶の割り付け.
線 形 代 数 (linear algebra) linear ・・・ line(直線)の形容詞形 直線的な、線形の、一次の
独立成分分析 (ICA:Independent Component Analysis )
知能システム論I(13) 行列の演算と応用(Matrix) 2008.7.8.
電気回路学Ⅱ コミュニケーションネットワークコース 5セメ 山田 博仁.
変換されても変換されない頑固ベクトル どうしたら頑固になれるか 頑固なベクトルは何に使える?
パターン認識特論 担当:和田 俊和 部屋 A513 主成分分析
様々な情報源(4章).
第6章:リストとデータフレーム 10月23日発表 藤井 丈明
知識科学研究科 知識システム構築論講座 林研究室 佛明 智
4. システムの安定性.
わかりやすいパターン認識 第7章:部分空間法  7.1 部分空間法の基本  7.2 CLAFIC法                  6月13日(金)                  大城 亜里沙.
B03 量子論理回路の 最適化に関する研究 西野哲朗,垂井淳,太田和夫,國廣昇 電気通信大学 情報通信工学科.
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
行列式 方程式の解 Cramerの公式 余因数展開.
回帰分析(Regression Analysis)
原子核物理学 第7講 殻模型.
本時の目標 二元一次方程式とその解の意味を理解する。
メモリ使用量の少ないGCR法の提案 東京大学理学部情報科学科 工藤 誠 東京大学情報基盤センター 黒田 久泰
1ーQー18 音声特徴量抽出のための音素部分空間統合法の検討
確率論・数値解析及び演習 (第7章) 補足資料
行列 一次変換,とくに直交変換.
構造方程式ゼミナール 2012年11月14日-11月21日 構造方程式モデルの作成.
パターン認識特論 カーネル主成分分析 和田俊和.
割り当て問題(assignment problem)
目次 はじめに 収束性理論解析 数値実験 まとめ 特異値計算のための dqds 法 シフトによる収束の加速
3 一次関数 1章 一次関数とグラフ §4 方程式とグラフ         (3時間).
線形符号(10章).
プログラミング基礎a 第5回 C言語によるプログラミング入門 配列と文字列
逆運動学(Inverse Kinematics) 2007.5.15
2008年 7月17日 応用数理工学特論 期末発表 鈴木綾華,程飛
オブジェクト指向言語論 第六回 知能情報学部 新田直也.
Presentation transcript:

「R入門」  5.7 行列に対する諸機能  10月23日 (木) 発表者 大城亜里沙

行列の諸機能 行列: 2重の添字を持つ配列のこと。 Rには行列専用の多くの演算と関数がある。 (例) ・ 転置行列 : ・ 行列Aの行数 : 行列: 2重の添字を持つ配列のこと。 Rには行列専用の多くの演算と関数がある。 (例)      ・ 転置行列   :    ・ 行列Aの行数  :     ・ 行列Aの列数 :

行列の積 ・演算子 行列の積 ( AとBは同じサイズの正方行列 ) ・ 行列や 行列 ベクトルとして使える。 ・演算子                 行列の積               ( AとBは同じサイズの正方行列 ) ・    行列や    行列           ベクトルとして使える。 ・                          2次形式を表す。(x:ベクトル) (例)                                   とすると、

関数crossprod( ) と 関数diag( )    より効率的 crossprod(X,y)       t(X) %*% y 関数diag( ) は引数によって意味が異なる。  (例) ①引数がベクトルの場合         ②引数が行列の場合       V=(a,b,c)                     3×3の対角行列になる。                ベクトルになる。

線形方程式 線形方程式 b <- A %*% x ベクトルxがこの連立方程式の解であり、 solve(A,b) これを解くことにより、 線形方程式        b <- A %*% x  ベクトルxがこの連立方程式の解であり、    solve(A,b)      これを解くことにより、                    解xが得られる

固有値と固有ベクトル 関数 eigen(Sm) は対象行列Smの固有値と固有ベクトルを計算する。 (values) (vectors) (例)                            の固有値と固有ベクトルを求める。    >  ev <- eigen(Sm)    >  ev $values [1] 3 -1 $vectors [ ,1] [ ,2] [1, ] 0.707… 0.707… [2, ] 0.707… 0.707…  固有値だけが欲しい場合 >evals <- eigen(Sm) $values とすればよい。            固有ベクトルだけが欲しい場合も同様である。

特異値分解 関数svd (M) は行列引数Mを取り、Mの特異値分解を計算する 特異値分解は M = U %*% D %*% t(V)と表される。 特異値分解とは、                        M(m×n) を M=UDVT の形に分解する手法.     U ・・・列正規直交行列(m×n)  (UTU=E ,UUT  E ) D ・・・対角行列(n×n)                      V ・・・正規直交行列(m×n) ( VTV=VVT=E )

最小自乗法 関数lsfit( ) は最小自乗法による当てはめの結果を与えるリストを返す。    > ans <- lsfit(X,y )  ( X:計画行列 ,y:観測地のベクトル)       ヘルプ機能参照

宿題 ① 関数diag(k)の引数がスカラーの場合はどのように表されるか。ただし、引数はk=3とする。 ② 対象行列Smの固有ベクトルを求めよ。