教育情報共有化促進モデル事業報告 中学校数学 平成16年1月31日 岐阜県 学習システム研究会「楽しく学ぶ数学部会」

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1.情報教育について 2 情報教育. 情報教育とは 児童生徒が自ら考え、 主体的に判断・表現・行動 児童生徒は主体的に学ぶ 「情報活用能力」を育成する教育.
Advertisements

平成26年度栃高教研情報教育部会 中部支部会講演会資料 スマートフォン・タブレット端末を利 用した 教育実践の最新事情 宇都宮大学 川島芳昭.
平成 18 年度 文部科学省 特殊教育研究協力校 研究事業 「個別の指導計画」における 評価の在り方についての研究 ~授業評価を通して~ 研究部長 三浦 憲一.
教育の情報化に関する手引のポイント 平成21年6月 平成21年度情報教育担当者研修
学力向上の課題と今後の具体的な取組 【 今後の具体的な取組 】 学力調査 【 課 題 】 ①授業での理解力の向上 ②家庭学習への意欲化
5 情報モラル教育 4.道徳や各教科等における  情報モラル.
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
学力調査の結果概要 A区分問題(知識) B区分問題(活用) 小学校国語 小学校算数 中学校国語 中学校数学
いじめ防止全体指導計画 【対応1】 未然防止・早期発見 【対応2】 緊急対応・早期対応 いじめ発生 基本姿勢 雲仙市立千々石第一小学校
徳島の子どもの学力向上及び 生活習慣・学習習慣等の改善をめざして
情報モラル.
大分県教育庁佐伯教育事務所 学校改革担当指導主事 有田千香
総合学科における全員履修科目としての「情報」の取り組み -教科情報必修化にさきがけて-
府内の小・中学校に普及 使える英語プロジェクト事業費 「習得」中心の授業
環境教育用E-Learningシステム の開発 平成19年度環境教育実践専修構想発表会 環境教育実践専修 鵜川研究室 彭艶萍
教職院 ナッキョン 奈良市高畑町 得意: 授業での「つかみ」
情報教育の推進について 神奈川県立川崎北高等学校.
授業におけるタブレット端末の活用 兵庫県教育委員会 1.
第1回 英語教育推進委員会 資料 平成24年5月30日 福井県国際交流会館 1.
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
教育研修センター通信 ☆情報教育夏季研修☆(7/23,24 8/22実施) ☆人権教育研修☆(7月25日実施)
教育情報共有システムの活用 IT教育課.
教育情報化 新たなスタートを迎えて 西田 光昭 千葉県柏市立土南部小学校 教諭
学力向上TOOL BOX 授業改善のための 参考資料 Step by Step H25増補版 全国学力調査 県学力実態調査 授業改善シート
「学びへの挑戦!楽しく分かりやすい授業への改善と工夫」
岐阜県算数コンテンツ 情報共有化プロジェクト
一般常識・時事問題 ソフトウェア開発 佐々木研究室 05k1104 内田あさこ.
平成17年度調査研究 「障害のある児童生徒等の教育の総合的情報提供体制におけるコンテンツの充実・普及方策に関する実際的研究」 研究協議会資料
丹波市立西小学校 教諭 細見 隆昭 2007年2月25日(日) 神戸市ハーバーランドダイヤニッセイビル
教育系サブジェクトリポジトリとしての展開
基礎・基本と活用する力を確かに育む学校の組織的な取組
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
他教科でも活用できる学習教材事例 情報伝達のポイント
教育用コンテンツの開発・収集と活用 IT活用で確かな学力 ~活用授業をどう広めるか~ 岐阜県教育委員会研修管理課 横山隆光
アスッペンくん 奈良市立飛鳥中学校.
基礎看護の授業を通して思考力,判断力,表現力,技能を育成する指導方法の工夫改善についての研究
ICT活用指導力チェックシート(小学校版)
スライド資料 B3 ICT機器の活用 ③タブレット端末 兵庫県版研修プログラム.
地域・社会貢献をするために人として必要な資質
小中連携を進めるために! 外国語教育における 三つのステップと大切にしたいこと 岐阜県教育委員会 学校支援課
ICT活用指導力向上のための ICT教育研修と校内研修
ワークショップ型研修の進め方 .
不登校データ ・不登校人数(小学校・中学校・高等学校) ・不登校になったきっかけと考えられる状況 ・いじめられた児童生徒の相談の状況の推移
コミュニケーション能力、地域理解力・・・・
付箋紙を用いたワークショップ型 授業研究会の進め方
第2章 教材開発の方法 第2節 三種類の自作テキスト教材   2. 一斉授業プログラム 教科書32-39頁の解説です.
平成19年度地域教育フォーラムin京都   第5分科会 「学力向上アクションプラン」     ~洛西方式Ⅱ~  京都市立洛西中学校 2007,7,31.
GRAPESを用いた平面図形の教材研究と授業実践
ルーブリック・チャート(評価) の活用と課題
課題研究ルーブリック評価の 活用マニュアル 平成30年1月10日 愛媛大学高大接続推進委員会 「課題研究」評価ワーキンググループ
平成29年度 埼玉県立熊谷特別支援学校グランドデザイン
平成31(2019)年度 ○○○立○○小学校 学力向上プラン(例)
計 画 支 援 要 請 支 援 平成21年度の研修支援 「『大阪の教育力』向上プラン」に基づく府内全公立小中学校への訪問
コミュニケーション能力、地域理解力・・・・
中学生を対象とした著作権教材 ポータルサイトの開発
教師教育における 数学的ディスコースについて ─ 算数授業の談話分析を通して ─
第2節 三種類の自作テキスト教材 ■■ 1.学習書 ■■ ■■ 2.一斉授業プログラム ■■ ■■ 3.教師用プログラム ■■
ICTを活用した授業づくり ②教材研究・指導の準備や 評価にICTを活用する
IT活用のメリットと活用例 校内研修提示資料.
平成23年度 大阪府学力・学習状況調査の結果概要 大阪府教育委員会
情報の授業 アプリ等を活用した勉強方法の改善(計画) ・R-PDCAサイクル ・アプリを活用した勉強方法の改善 計画書
平成30年度 ○○○立○○中学校 学力向上プラン(例)
小中連携・一貫教育による確かな学力の育成
宇佐支援学校 学校評価実施計画 改善 教職員自己評価 自分らしく 生活する 子ども 保護者・ 地域から 愛される 学校 のびのびと 過ごせる
5.知識の定着・技能の習熟での 児童生徒による活用
基礎情報の収集・・・前年度の出欠席状況、配慮の必要性、長期欠席経験者への対応
2019年度 すべての教職員のための授業改善研修 本研修の背景とねらい
学校における教育の情報化の推進と校内研修の企画運営
特別支援教育総合推進事業 特別支援教育 推進員 高等学校 1(新)特別支援教育総合推進事業【4,752千円】 県教育委員会 特別支援学校
Presentation transcript:

教育情報共有化促進モデル事業報告 中学校数学 平成16年1月31日 岐阜県 学習システム研究会「楽しく学ぶ数学部会」

教育情報共有化促進モデル事業報告 中学校数学 1.研究の基本的なねらい 2.研究の内容・方法 3.スケジュールと実施状況 4.成果とその普及 4.成果とその普及      5.今後

1.研究の基本的なねらい 一人一人の生徒が基礎的・基本的な内容を確実に習得 基礎的・基本的な学習と発展的な学習のためのWeb教材の充実 生徒の実態に即したWeb教材の提示方法の研究 教師のITを活用した指導力の向上につながる指導事例等の収集・公開 一人一人の生徒の実態に即した支援の在り方 研究の主題 基礎的・基本的な学習及び発展的な学習のための生徒の実態に即した中学校数学のWeb教材開発と支援の在り方

2.研究の内容・方法 (背景) 課題 ・問題の充実 ・e-Learning 学習システム研究会 「楽しく学ぶ算数・数学プロジェクト」 2.研究の内容・方法            (背景) 学習システム研究会 「楽しく学ぶ算数・数学プロジェクト」 による実証実験 楽しい・よくわかる 生徒 課題 ・問題の充実 ・e-Learning 保護者 教師 安心・よくわかる 便利・よくわかる 学習項目の検討,学習項目・資料・素材のコード化,データベース(SIS-TEMⅥ)への入力

2.研究の内容・方法            (開発) 教材開発 ☆基礎的・基本的な問題数の増加 ☆発展的な問題を作成 ☆評価問題の作成 開発 システム開発 ☆e-Learningコンテンツの開発 実証実験 ☆実証実験参加校での検証

2.研究の内容・方法 (教材開発) ☆基礎的・基本的な問題と解答 ☆発展的な問題と解答 計1,182枚 それぞれにword版とpdf版を準備 2.研究の内容・方法         (教材開発) ☆基礎的・基本的な問題と解答 ☆発展的な問題と解答 計1,182枚 それぞれにword版とpdf版を準備 http://project.crdc.gifu-u.ac.jp/~math/

2.研究の内容・方法         (教材開発) ☆評価問題の作成       (各節毎に設定) 5肢選択の問題  問題の解き方を丁寧に解説 

2.研究の内容・方法 (システム開発) ☆「楽しく学ぼう! 中学校数学」の開発 問題一覧のページ ユーザ名・パスワード入力 2.研究の内容・方法       (システム開発) ☆「楽しく学ぼう! 中学校数学」の開発 問題一覧のページ ユーザ名・パスワード入力 http://inavi.crdc.gifu-u.ac.jp/suugaku/

2.研究の内容・方法       (システム開発) ☆「楽しく学ぼう! 中学校数学」の開発  問題一覧のページ  ドリル教材 評価問題

3.スケジュールと実施状況 作業スケジュール 全体会・部会等 実施状況

意識調査の日程 報告書P.16

意識調査(2003.11) 中学生804名 数学で,どんなときにおもしろい・楽しいと感じますか。 意識調査(2003.11)            中学生804名 数学で,どんなときにおもしろい・楽しいと感じますか。 自分で解けたときの満足感・充実感は説明を聞いたときより大きい 報告書P.24

意識調査(2003.11) 中学生804名 問題練習や宿題などで間違えた問題があったとき、間違えた理由を考えますか。 自分が納得したい 意識調査(2003.11)            中学生804名 問題練習や宿題などで間違えた問題があったとき、間違えた理由を考えますか。 自分が納得したい 教師の支援 なぜ間違えた理由を考えるのですか。 報告書P.24

「間違えた理由を考える」生徒の25%は復習しようと思っていない 「間違えた理由を考えない」生徒の43%は復習しようと考えている

意識調査(2003.11) 中学生804名 間違えた理由を考える人に質問です。どうやって間違えた理由を考えますか。 教科書・問題集が過半数 意識調査(2003.11)            中学生804名 間違えた理由を考える人に質問です。どうやって間違えた理由を考えますか。 教科書・問題集が過半数 支援をするための仕組み 報告書P.25

授業の開始時に活用 大垣西中 Web教材を印刷 グループで答え合わせ わからなかったところを教師に聞く 個に応じた支援 毎時間の授業に位置づけ 報告書P.47

意識調査Ⅱ(2004.1) 中学生135名 間違えた問題があったとき,プリントの解答を見ると,自分が間違えた理由は分かりやすいですか。 2003.1の調査との比較 発展問題の活用方法 意識調査Ⅱ(2004.1)            中学生135名 報告書P.31

4.成果とその普及     (開発コンテンツ等) ドリル教材、評価問題の作成 問題にコードを付け、データベースへ登録 e-Learning(楽しく学ぼう!中学校数学)の 開発 実証実験の実施 Webページの作成と指導事例の公開

4.成果とその普及     (実証実験から) Web上のドリル教材   学校や家庭からドリル教材を活用   発展的な問題に挑戦 問題数・時間の増加 e-Learningシステム   評価問題で確認   教師が生徒の学習状況を把握   自己評価、学習状況一覧による効果

4.成果とその普及     (Webページの公開) http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/tanosiku/index1.htm 小学校・中学校・ 高等学校で活用

5.今後 実証実験の継続 (参加校を増やして)   問題の改善・開発   e-Learningシステムの改善   継続的な利用での効果 活用方法の検討   活用事例の収集   自己評価、学習状況一覧の活用   小中高の連携 成果の公開   Web上での公開   学会等での報告