もしドラ勉強会 松本政経塾
§ 0.ストーリー 舞台は東京都程久保高校(通称:程 高) 主人公は、川島みなみ(高校2年 生) 野球部の女子マネージャー ☆進学校でスポーツはそれなりに盛んだが・・・ いつも予選負け ☆野球部自体も、「やる気なし」の状態 女子マネージャーの川島みなみは あこがれの甲子園(全国大会)に行くと決める!!C
§ 0.ストーリー 主人公:川島みなみは 「自分はマネージャーだから・・・」役立 つと思い マネジメントの本を購入した。 P・F・ドラッカー「マネジメント」 に出会う この本を活用し、最終的には「甲子園」の切符を獲得した!! ダメダメ野球部がどのようにして甲子園に行くことができたのか・・・
§ 1.マネージャーとは? 主人公:川島みなみは「マネージャーと は?」 「マネジメント? 」とは何かを考えた 管理や経営をする人をマネージャーと言い マネージャーの仕事は「マネジメント」である マネジメントの初めは「組織の定義付け」 われわれの事業は何か?何であるべきか?を定義する。 企業を外部すなわち 顧客 と 市場の観点から見て定義つけするもの 顧客 って何?
§ 2.組織の目的 企業の目的は「顧客の創造」である。 企業の2つの、そして2つだけの基本的 機能 この2つだけが成果をもたらす みなみはまずは「マーケティング」に取り組んだ 顧客 からスター ト マーケティングイノベーション ☆部員という「顧客」が何をもとめているのか?・・・お見舞い面談
組織体程校野球部 顧客顧客 事業の定義事業の定義 顧客の要求顧客の要求 野球部部員・監督 (その他多くいる中で絞 り) 顧客に感動を与える組織 お見合い面談 ☆ 程校野球部の場合 最終ゴール甲子園に行く
§ 3.組織の改革 マネジメントは、生産的な仕事を通じて、 働く人たちに成果を上げさせなければなら ない 練習方法を変えた ・・・・・さぼる人が減った ・・・・質が高まった (競争・結果・責任) 仕事を生産的にする4つ ①分析 ②統合 ③管理 ④ 道具 働きがい専門家の活用人の強み ここで初めて 自己目標管理
程校野球部の場合 現状の様子現状の様子 目指すべき目指すべき アクションアクション プランプラン 働きがい 専門家の活用 人の強み 選手にやる気がなく、練 習もさぼりがち。 そもそも甲子園を目指す 意欲すらない。 「お見舞い面」を通じて各 選手の現実、要求、価値を 引き出し、またマネジメン トを組織化しイノベーショ ンを起こすことで程校を甲 子園に出場させる。 マネジメントの中で最も重要なマーケティングを夕紀に一任し、責任を持たせた。 また、面談後、自分や部員の意見を彼女にフィードバックした。更に、夕紀に 『マネジメント』等を読ませ、継続学習させた。 豊富な知識や情報量がありながら、自らのアウトプットを部員にできず、ま た部員のニーズをつかめなかった監督加地をマネージャーが橋渡しとなり活 用した。 文乃の場合、頭の良さや向学心、強情さの裏にある素直さが強み。扱いにくい が、彼女の強みを引き出し監督と部員が出たくなる魅力的な練習メニューを作 ってもらう。
§ 4.組織の2つ目の機能 マーケティングだけでは企業として成功はない。 変化を当然とする経済において、イノベーションは 不可欠 「送りバント」と「ボール球を打たせる投球術」 ①池田高校 蔦監督 ②取手二校 木内監督 第一歩は、古いもの、死につつある もの、陳腐化したものを計画的かつ 体系的にすてることである
§ 4.組織の2つ目の機能 人の強みを生産的なものにする あらゆる組織が「事なかれ主義」の誘惑に誘われる 間違いや失敗をしない者を信用してはならない 成果とは打率である。優秀な者ほど間違いをおかす。 優れているほど、新しいことを試みる 「送りバント」と「ボール球を打たせる投球術」 トップマネジメントチームを機能させるために ①担当分野の最終的な決定権をもたねばならない ②自らの担当以外の分野の意志決定を行ってはならない ③メンバー同士仲良くする必要はない。尊敬しあう必要もない。 ただし攻撃しあってもならない。 ④トップマネジメントは委員会ではない。チームである。 チームにはキャプテンがいて、その役割は重く多様である。
§ 5.社会の問題についての貢献 自らの組織をして社会に貢献させる3つの役割 ①自らの組織に特有の使命を果たす ②仕事を通じて働く人を生かす。 生活の糧、社会的な地位、コミュニティとの 絆 自己実現 ③自らが与える社会的影響の処理及び 社会的問題について貢献する 他の部活へのマネジメント活動のコンサルティング、オチこぼれ学生の採用
程校野球部の場合 捨てるもの何か? 実際に行う内容 高校野球をつまらなくさせて いる 「送りバント」 「ボール球を打たせる投球 術」 「ノーバント・ノーボール作戦」 その後、野球部におけるイノベーショ戦 略となる。 攻撃のポイントとしてボールに手を出さ ず、ストライクだけを打つ戦術を用いた。 守備のポイントとしてはエラーを恐れな い手法をとった。 自分達が取り組んできたマネジメントの方法を野球部員以外にもコ ンサルティングを通じて広め、社会問題について貢献しようとした。
§ 6.成果 成果こそ、すべての活動の目的である。 成果よりも努力が重要であり、職人的な技能 が 目的であるかのごとき錯覚は生んではならな い 「送りバント」と「ボール球を打たせる投球術」 マネージャー 川島みなみの 言葉 マネージャーとして甲子園に行かせる 責任がある。その立場の人間が 結果よりプロセスを大切にすることは マネージャーとしての真摯に欠ける
組織体 顧客顧客 事業の定義事業の定義 顧客の要求顧客の要求 ワークショップ 最終ゴール
ワークショップ 現状の様子現状の様子 目指すべき目指すべき アクションアクション プランプラン 働きがい 専門家の活用 人の強み
ワークショップ 捨てるもの何か? 実際に行う内容