国際政治経済特殊研究Ⅷ 飯野光浩 本・資料の読み方(英語編)
本・資料の読み方(英語編) 基本は前回講義の場合と変わらない。 ☆二度読み形式 下読み→分析読み ○下読みの際の注意 →効率的に読むこと →絶対に辞書を引いて調べてはいけない。 全体に目を通して、大ざっぱに内容をつか んだ上で、前後関係から推測・類推する。
英文でも文章の前後関係を理解することは重 要 →接続詞をチェックすること 結果・帰結:Because, As, … 本・資料の読み方(英語編) 英文でも文章の前後関係を理解することは重 要 →接続詞をチェックすること 結果・帰結:Because, As, … 逆接・対照:But, Although, … 言い換え・例示:In other words, For example …
→何について何を言おうとするのかを一口 に概略的に述べた文 →段落の内容をまとめたものである。 本・資料の読み方(英語編) トピックセンテンスを意識して読む →何について何を言おうとするのかを一口 に概略的に述べた文 →段落の内容をまとめたものである。 トピックセンテンスはパラグラフの最初に あるのが建前である。 →しかし、実際は必ずしもそうではない。 真ん中や最後に来る場合もある。
Ⅱ 本(含むテキスト)・資料の読み方の基本 Ⅱ 本(含むテキスト)・資料の読み方の基本 トピックセンテンスの集まりが要約である。 注意)要約と意訳は違う →要約は筆者の視点でまとめる。つまり、 筆者の言葉、文章、論述の展開をできるだ けそのまま使用する。 →意訳は書き手の視点でまとめる。つまり 書き手の考え方や書き手にとって分かりや すい言葉や文章を用いても良い。
資料の読み方:実践 配付資料の新聞記事を読む 資料の読み方:実践 配付資料の新聞記事を読む 下読みをして、概略をつかむ →トピックセンテンスを意識する。 分析読みをして、トピックセンテンスにアンダー ラインを引く →自分の感想、意見を意識しながら読む 要約して、記事の主張を明らかにする。
準備作業(立案)-グループの目標規定文と To doリストの決定 国際政治経済特殊研究Ⅷ 飯野光浩 準備作業(立案)-グループの目標規定文と To doリストの決定
準備作業(立案) テキスト13ページ 大学のレポートでは大きなテーマが課題 として出される場合が多い。 →論述を展開する場合の順序 (1)包括的なテーマの中から具体的にどう いう主題を選ぶか (2)自分としては何を主張するか (3)そのためにはどういう材料を準備すべ きか
準備作業(立案) テキスト14ページ~ 仕事の文書(レポートなど)には役割、機 能がある。 →初心者にとっては、自分の書こうとする文 書の役割を確認すること →書く前に、また書いたものを読み返す前 に、読者はいったいこの文書に何を期待し ているのかと反省すること
準備作業(立案) テキスト14ページ~ 特にレポートや答案などに関しては、書こ うとする文書に与えられた特定の課題を 十分に認識する必要がある。 →相手は何を書かせたいのか、知りたいの かを徹底的に調べ上げ、考え抜くのが先決 である。
準備作業(立案) テキスト21ページ~ 読者を意識すること 準備作業(立案) テキスト21ページ~ 読者を意識すること →主題(主として何を叙述するのか、何を 論じるのか)の選定、またその主題に関して 取り上げるべき材料の取捨にあたっては、 読者が誰であり、その読者がどれだけの予 備知識を持っているか、またその文書に何 を期待し、要求するかを十分に考慮する必 要がある。
準備作業(立案) テキスト21ページ~ なまの情報の重要性 →自分自身で得た情報、自分自身の考え に重点を置く。 →オリジナリティー
準備作業(立案) テキスト22ページ~ 目標規定文 準備作業(立案) テキスト22ページ~ 目標規定文 「主題をはっきり決めたら、次に自分は何を 目標としてその文章を書くのか、そこで何 を主張しようとするのかを熟考して、それ を一つの文にまとめて書いてみる」 →主題に関してあることを主張し、または否 定しようとする意思を明示した文である。
目標規定文 例)テーマ:中国の台頭、アジアの低所得 国と日本のODA
To Doリストの作成 目標規定文達成のために必要な事柄を列挙し て、すべきことを明確にする。 例 Ⅰ 本研究の目的 Ⅰ 本研究の目的 Ⅱ 中国の影響力に関する現状 Ⅲ 日本の影響力に関する現状 Ⅳ 日本のODA戦略 Ⅴ 結論