カフジ ホブス工場見学 ホブスとは,カフジで一般に食べられているパンのことで, 主食のようなものです。
(1)お店の様子・勤務時間 お店は,カターニ(カフジで唯一の小さなデパートのようなお店)がある通りにあります。お店の中は工場という感じではなくてパン屋さんみたいでした。 カウンターにはごまついたのパン{長短}やホットドック用のパン,横長円形型のパンが店頭においてありました。 従業員は3人です。勤務時間は朝5時〜11時,昼2時30分〜10時。つまり1日13時間30分やります。店のあいている時間は…朝5時〜9か10時です。ただし,お祈り時間(サラータイム)は店は閉まっています。
(2)値段・材料 値段(1リアルは29円。1ドル109円の時) 普通のホブス大(小麦粉)4枚とブラウン(小麦粉胚芽入り)は4枚1リアル 普通のホブス大(小麦粉)4枚とブラウン(小麦粉胚芽入り)は4枚1リアル 普通のホブス小は6枚で1リアル ザタル,卵,チーズは1枚1リアル,ラバンは1枚2リアルです。 ホブスの材料 小麦粉,イースト菌,水,塩 小麦粉 塩 イースト このお店では1日4回つくるんですが。1回につき大きいサイズで400枚ほど作れます。1回に入れる小麦粉の量は約45キロ。1日4回だから1日1600枚作り1日180キロの小麦粉を使うということになります。
(3)作り方1 1 材料の小麦粉,イースト菌,水,塩をミキサーに入れてこねます。 1 材料の小麦粉,イースト菌,水,塩をミキサーに入れてこねます。 2 こね終わった「生地」を取り出す。その大きい固まりをスケッパーで切り, 小さく分けます。その分けた生地をまた半分にします。
(4)作り方2 3 つぎに3人でその生地を丸めます。それを木箱にいれます。2種類 3 つぎに3人でその生地を丸めます。それを木箱にいれます。2種類 あってホテル用と普通用{店頭用}のでホテル用のほうが小さいです。 木箱にはいる量は{普通用のは}50個です。
(5)作り方3 4 木箱に入ってる生地を少し手でつぶして,それをローラの機械に入 れます。 4 木箱に入ってる生地を少し手でつぶして,それをローラの機械に入 れます。 流れるように入っていって,2つのローラーを通し平にします。 それをまたさっきの木箱に入れます。すると10枚はいります。
(6)作り方4 1 2 3 4 4 釜はドーム型でレンガでできています。平の生地を「ヘッシャブ」という 4 釜はドーム型でレンガでできています。平の生地を「ヘッシャブ」という 木のへらにのせて釜にいれます。2〜4枚のっかります。釜はすごく暑いです。 普通のホブスは焼くとどちらも20秒くらいでふくらみます。 50秒ほど焼くとと出来上がりです。 1 2 3 4
(7)味付きホブス 味付きホブスは,ホブスの生の生地に具をのせます。チーズ(カッテージチーズ),ザタル(アラビア独特のゴマ付きハーブ),ラバン(ヨーグルト)と言うものをぬって1分ほど焼くと出来上がりです。 卵もあって,その作り方は,のばした生地をほんの少し焼いてすぐ取り出して端の部分を折り曲げて,その中に卵を入れ塩を少しかけます。端を折り曲げることによって卵が溢れなくて焼けます。 ザタル 1枚1リアル チーズ 1枚1リアル ラバン 1枚2リアル 卵 1枚1リアル
(8)感想 4年 厚志 焼くのに1時間から2時間くらいかかると思っていたけど1分でできると知ってすごいなーと思いました。ほかのパンの焼きかたも見てみたいです。 とくにおどろいたのは、ホブスがふくらむ時です。いきなりプカ〜〜とふくらみはじめました。つぶす機械も面白かったです。 小さいのが、ホテルサイズと言うのがわかりました。 6年 智佳 ホブスの事を調べて,日本ではみんな3回も発酵させているのにアラビアでは1度もしていないということにはびっくりしました。焼くときも日本は30分もかけて焼くのにアラビアではほんの1分だったのにはびっくりしました。焼く時間が違うので,釜の温度が違うのかなと思いました。 アラビアでは作業員も3人しかいなくて大変そうでした。日本の工場の釜と違い,ドーム型なのでパンの種類が違うのだと思いました。 今度は外国のパンも調べてみたいです。何度も何度も発酵させて手間がかかるけど働く人数の多い日本,発酵はさせないけど人数が少ないアラビア,比べるとすごく違いますが,どちらも美味しいパンです。パンのことを調べていろいろわかり,作り方もわかったので,自分で作ってみたい思います。 ブラウン ホブス 今回,お店で売っている6種類全部買いました。普通の,ブラウン,チーズ,ザタル,ラバン,卵です。
(9)終わりに 総合学習,生活科の学習の一環として,サウジアラビアの代表的なパン 総合学習,生活科の学習の一環として,サウジアラビアの代表的なパン 「ホブス」の製造販売しているところへ見学に行って来ました。そして, 日本のパン工場の食パン作りと比べながら,4.6年生とホブスの作り方を まとめました。 ここカフジでは,今回調べた形のホブスの他に,トゥミースといった釜 の内側にはり付けて焼く大きめのものや,熱したドーム型の鉄板の上で 焼く薄くて大きいホブスもあります。 ホブスは,エジプト風,レバノン風,イラク風と,少しずつ厚さや大きさ の違う物があるようです。 一つのことを調べていくことによって,新しい発見があったり,愚問が 出てきたり,調べてみようと意欲がわいてきます。これからもその気持ちを 大切にしていきたいと思います。 カフジ明星小学校 総合学習担当 古賀 博