14 パクス・ブリタニカの盛衰 1 国際金本位制とポンド体制 2 両大戦間期の国際通貨体制と通貨ブ ロック 3 戦後IMF体制とポンドの凋落

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1章 国際決済と外国為替 1 国民通貨と決済システム 貨幣の発生とその機能 / 商品貨幣と名目貨幣 / 現金通貨と預金通貨 / 銀行決済システムと中央銀行 2 国際決済と外国為替 内国為替と外国為 替 / 並為替と逆為替 / 信用状付輸出手形 3 国際決済と銀行 外国為替取引と銀行間決.
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15 パクス・アメリカーナの時代 1 アメリカの戦後構想とIMF体制 2 IMF体制の成立と発展,ドル危機 3 固定相場制の崩壊と変動相場制
5章 国際金融市場 1 国際金融市場 国際金融市場の意義/国際金融市場の構成 2 伝統的金融市場とユーロ市場 3 デリバティブ市場
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3 外国為替市場と  外国為替相場 1 外国為替相場 2 為替取引と為替相場 3 為替相場の決定理論.
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ECの成立へ マーストリヒト条約の成立 通貨統合
戦時中の高度成長期 高度成長期にはいくつかの制度がある。 一つ目は金融機関の専門化戦中に金融機 関が均質化したのとは著しくことなり、 高度成長期の金融制度は各金融機関ごと の分業主義に沿って組織化された。
2章 外国為替市場と 外国為替相場 1 外国為替市場 2 為替取引と為替相場 3 為替相場の決定理論
(出所)小峰隆夫(2003)『最新日本経済入門[第2版]』、日本評論社、p.186。
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14章 パクス・ブリタニカの盛衰 1 国際金本位制とポンド体制
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経済学(第10週) 第3章 貨幣と金融取引[2-1] 前回の確認とキーワード ■ 貨幣需要と債券需要 ・ 証券の利益を構成する2つの要素
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2009年7月 為替相場講演会資料 株式会社三菱東京UFJ銀行/東アジア金融市場部
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14 パクス・ブリタニカの盛衰 1 国際金本位制とポンド体制 2 両大戦間期の国際通貨体制と通貨ブ ロック 3 戦後IMF体制とポンドの凋落 国際金融2002(毛利良一) 14 パクス・ブリタニカの盛衰 1 国際金本位制とポンド体制 2 両大戦間期の国際通貨体制と通貨ブ   ロック 3 戦後IMF体制とポンドの凋落 http://mihama-w3.n-fukushi.ac.jp/ins/mohri

14-1-1 金本位制の成立 パクス・ブリタニカ Pax Britanica 金本位制 金を本位貨幣とする制度 14-1-1 金本位制の成立 パクス・ブリタニカ Pax Britanica 金本位制 金を本位貨幣とする制度 イギリス 1816年 金1オンス=3ポンド17シリング10 ペンス (1ポンド=純金7.32239グラム) 法定価格で金の無制限売買,金貨の自由な鋳造,溶解,輸出入

14-1-1-2 金本位制の3タイプ 金貨本位制 gold coin standard 14-1-1-2 金本位制の3タイプ 金貨本位制 gold coin standard 金地金本位制 gold bullion standard 金為替本位制 gold exchange standard 19世紀後半に金本位制が支配的となる イギリス1816,ドイツ1871,フランス1876,   日本,ロシア1897,アメリカ1900

14-1-2 金本位制下の 外国為替相場 金本位制国間で固定相場制が成立 金1オンス=3ポンド17シリング10 ペンス 14-1-2 金本位制下の      外国為替相場 金本位制国間で固定相場制が成立 金1オンス=3ポンド17シリング10 ペンス       =20.67ドル ⇒1ポンド=4.86ドル  為替平価 exchange parity 金現送費=船積費+保険料+金利 為替相場変動は為替平価±金現送費

14-1-3金本位制と国際収支調整 中心国イギリス 1816~1914 金の法定価格維持,物価安定 中心国イギリス 1816~1914 金の法定価格維持,物価安定 物価・正貨流出入機構 price-specie flow mechanism 物価上昇→輸出減少・輸入増大→貿易収支悪化→為替相場下落→金流出→金準備減少→兌換銀行券発行高減少→物価下落 金本位制のゲームのルール

14-1-4 ポンド゙体制の展開 ポンドは最も重要な国際通貨として機能 ロンドンは,世界の決済機構の中心地 ポンド残高 14-1-4 ポンド゙体制の展開 ポンドは最も重要な国際通貨として機能 ロンドンは,世界の決済機構の中心地   ポンド残高 世界最大の国際金融市場 ロンドン宛て為替手形 bill on London   輸出業者はポンド建て為替手形を振り出し   銀行引受け手形の割引

14-2-1 再建金本位制の時期 第1次大戦勃発→金本位制停止(銀行券の金兌換の停止,金輸出の禁止など) 1920年代の金本位制復帰 14-2-1 再建金本位制の時期 第1次大戦勃発→金本位制停止(銀行券の金兌換の停止,金輸出の禁止など) 1920年代の金本位制復帰 イギリス 1925年 金地金本位制,旧平価    アメリカ1919,ドイツ1924,フランス1926,イタリア1927,日本1930 イギリス 経常収支黒字縮小し,巨額の資本輸出維持 (短期借り・長期貸し) アメリカ 債務国から債権国へ転化

14-2-1-2再建金本位制 戦債(英仏は戦費を米から調達) ドイツ賠償問題(ニューヨーク市場でのドイツ公債の発行) 世界の公的金準備に偏在が生じた 複数基軸通貨体制 国際金為替本位制

14-2-2 金本位制から 管理通貨体制へ 1930年代世界大不況 主要国の金本位制離脱 14-2-2 金本位制から        管理通貨体制へ 1930年代世界大不況 主要国の金本位制離脱 管理通貨制 managed currency system採用通貨の発行を国家(中央銀行)の裁量にゆだねる 投機的な国際資本移動の活発化 主要国で内外均衡の同時達成が困難化

14-2-3 通貨ブロックと スターリング地域 通貨ブロックへの取り込み 14-2-3 通貨ブロックと    スターリング地域 通貨ブロックへの取り込み スターリング・ブロック sterling bloc イギリス本国,自治領,植民地・保護領,貿易・金融上密接な関係を持つ国 固定相場の維持.介入通貨,外貨準備としポンドを利用 特恵関税制度,起債の優遇措置,英系植民地銀行による媒介