CANPAN会議2014 あらためて学び、知り、考える NPO活動とCANPAN

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お忙しいところ、ご参加くださり、 本当にありがとうございます! お席はご自由に! 開始まで、ぜひ名刺交換を! 後ろの机のお茶、どうぞご自由に! ご持参くださったお菓子には、ぜひ付箋を! IIHOEの刊行物を、後方でご紹介しております。 「自治体の社会責任調査」発売中! 「第4回 協働環境調査」は今日だけ1,050円!
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人
三つのセクター比較。-NPOの特徴 ≪NPO・行政・企業の比較≫ *東京都政策報道室「行政とNPO」に一部加筆 NPO(非営利) 行政
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平成30年12月27日 「民都・大阪」フィランソロピー会議 金井 宏実
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CANPAN会議2014 あらためて学び、知り、考える NPO活動とCANPAN CANPAN会議2014 あらためて学び、知り、考える NPO活動とCANPAN 主催:日本財団 CANPAN 協力:IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] お席は自由です。空いているところにおかけください。 会場後方のお茶・お菓子もご自由にどうぞ! 開会までの間、ぜひ、名刺交換を!

社会と未来のニーズに応え、 責任ある信頼される存在へ - NPOの存在意義を、これまで20年と これから20年の視野から考える - 社会と未来のニーズに応え、 責任ある信頼される存在へ - NPOの存在意義を、これまで20年と これから20年の視野から考える - IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/

IIHOEって? 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 (1994年) 調和的で民主的な発展のために   (1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市) 調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」         「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」 ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社) 2020年の地球への行動計画立案 専従3名+客員1名、東京(新川)、約3600万円

あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか? あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか?

私たちを待つ人は、 どこに、どれだけいるか? その人々にいつ、 どのように届けるか? 私たちはそれを刻んだ上で、 今日の活動を始め、 終えているか?

これまでの20年(1990年から2013年) ・冷戦の崩壊 → 2項対立から協働へ 一方、地域紛争からイスラム系テロリストへ ・環境、人権、貧困 → 政府とNGOと企業の連携 一方、途上国のガバナンスは変わらず   → 若者の高失業率を契機に、長期政権崩壊も ・欧州:長期低迷、米国:人口増減速、日本:成熟化  → 新興国・途上国が世界経済成長の原動力に ・インターネット → コミュニケーションの革命! 一方、持たざる者との格差も拡大 ・「雇用・経済対策」という禁じ手の日常化 ・非効率な行政、医療、福祉の改革先送り → そのコストはすべて国債に依存

12年 不認証+解散が16.2% 申請(純増)1472 →初の2000件割れ 解散1786→初の申請純増超え

2020年の世界・日本は? 中国のGDPは、日本よりいくら多い? 原油、鉄、レアメタルなどの価格は? 日本の国民一人当たりGDPは何位? 日本の高齢者率は? 国債の残高は? 既存インフラの補修コストは? 橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過! 施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割! 下水道:陥没は年5000か所以上! 道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・ 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? 消費税は、いくら必要?

延長線上で考えるな! 日本のGDPが世界に占める割合が最大だったのは? 2013年に日本のGDPが世界に占める割合は? では、2018年には? 同年、中国のGDPは日本の何倍? 同年、ブラジルの1人当たりは、日本のいつと同じ? それは、韓国のいつと同じ?

これまで20年と、これから20年は違う! 日本の人口 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(万人) 12361 12695 12805 +3% 12409 11661 ▲8% 0~14歳 2248 1847 1680 ▲25% 1456 1203 ▲28% 15~64歳(A) (生産人口) 8590 8621 8103 ▲5% 7340 6772 ▲16% 65歳~(B) 高齢者率 1489 12.0% 2200 17.3% 2924 22.8% +96% 3612 29.1% 3684 31.6% +26% A÷B 5.7人 3.9人 2.7人 2.0人 1.8人 75歳~ 後期高齢者率 597 4.8% 899 7.1% 1407 11.0% +56% 1879 15.1% +33% 2278 19.5% +21%

日本の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 人口(千人) 126,925 127,767 128,057 126,597 124,099 高齢者 22,005 25,760 29,245 33,951 36,123 後期高齢者 8,998 7.1% 11,639 9.1% 14,072 11.0% 16,458 13.0% 18,790 15.1% 世帯数 47,062 49,566 51,950 50,599 50,440 高齢者単身 3,032 741+2290 3,864 1051+2813 4,790 1385+3405 5,795 1720+4075 6,291 1889+4401 単身 1,393 284+1108 1,966 435+1531 2,592 573+2019 3,157 697+2459 3,676 812+2864 後期単身率 15.5% 16.9% 18.4% 19.2% 19.6% 高齢者夫婦 2,826 3,583 4,339 5,194 5,610 後期 夫婦 574 1,544 1,358 1,290 1,303 高齢世帯率 12.4% 15.0% 19.9% 22.1%

(民主主義の当事者としての)市民による社会運営 ⑥ 社会制度化(民・官ともに担い手) ⑤ 代替案の試行or救済策の実施 (やってみたら、こうなりました) ④ 代替案or救済策の提示 (こうしたらいいんじゃないか?) ③ 原因と背景の把握 (なぜだろう、このままだとどうなるんだろう?) ② 課題の指摘 (「こんなことが起きてますよ!」) ① 課題の発見 (こんなことが起きてる!こんな状態!) → 告発・糾弾 (けしからん!)

NPO: Not-for-Profit Organization 民間で公益かつ非営利の活動を継続する組織 民間: 官から独立し、依存しない運営 自発性・自律性が本質! 活動: 考える・話すだけでなく、行動して実現する 組織: 目的を共有するチーム 目的の共有が、責任の共有と、役割の分担を可能にする 公益: 「共益・私益」=利己ではなく、利他 「不特定多数」ではない!→求められ、開かれているか 非営利: 「営利」=収益を分配するのではなく、 社会に再投資する 「収益性の有無」ではなく、「収益の使途」の問題!

求めつつ、不足は寄付・助成・補助など公費で補う NPOも同好会も「市民活動団体」 NPO 同好会 事業や活動は、 何のため・ 誰のため? 公益=利他 必要としている こと・人のため 共益・私益=利己 「私たちだけ」 のため 何を満たすために 事業・活動する? ニーズ =求められること ウォンツ =したいこと 必要な資源は どうまかなう? 受益者負担も 求めつつ、不足は寄付・助成・補助など公費で補う 自費 → ニーズをどう把握し、表現できるか?

NPOは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」 中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」 支援者・協力者 (市民・企業・行政) 「課題解決や理想実現を 支援・協力したい!」という意思と 資源(人材、資金、物資、施設、情報、権限、・・・) 受益者・利用者 (ひと・動植物・自然環境) 現場の過去・現在・未来の ニーズを見据えた、 効果を生む事業と 組織づくりの支援 中間支援機関 受益者・利用者の 過去→現在→近未来の ニーズに、効果を生む 合理的なプログラム 事業系NPO 過去・現在・近未来のニーズ ニーズに効果を生む 合理的なプログラム 効果を生む 事業&組織づくり NPO支援の意義と組み立て(IIHOE・川北)

権利を知らない 制度を知らない 調べられない 形にできない 伝えられない 「NPOが社会を変えられない5つの理由」 情報公開制度と市民の権利 行政の仕組みを知ろう! 調べられない 市民による調査の技術 形にできない 思いを提案にまとめる力 伝えられない 広報と提案戦略

感じる→気付く→思う 思いか、思い込みか? 「思い」なら、「ことば」に 思ってるだけじゃ、伝わらない 伝わらないと、広がらない    ↑調べる   ↑確かめる 「思い」なら、「ことば」に 思ってるだけじゃ、伝わらない 伝わらないと、広がらない 事実に基づくニーズだから 「参加・協力したい」「伝えたい」

始める・動き出すなら まず、ニーズを体感する ニーズの全体像と、解消すべき原因・背景を正確に知る ビジネスモデルの仮説を磨く 深い共感や憤りこそが原動力! ニーズの全体像と、解消すべき原因・背景を正確に知る 対処療法に陥るな! ビジネスモデルの仮説を磨く 思いつき・思い込みにしがみついてもムダ 先輩のチカラを効果的に生かす 軒先を借りる・就業させてもらう手もある

あなたは顧客を本当に知っているか? ・顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ? ・特に緊急性の高い顧客は? ・顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ?   ・特に緊急性の高い顧客は? ・顧客のこれまでの経過と、今後の見通しは?  ・これまで、どんな状態?  ・このままだと、それぞれどうなっちゃう? ・顧客が抱える課題の原因・背景は?  ・複雑だとしても、要素を分解すると? ・特性ごとの顧客群は、今、何を使っている?  ・行政・企業・他団体による現在の対応は?

顧客をひとくくりにしない!→群ごとの最適化を 例:「孤」育て予防のための親子芸術プログラムの場合 優先順位の高い 顧客群(既存/総数) その顧客群の 主な課題 目標と今後の方針 ① 県外出身の有職 シングルマザー (◇十人?/〇千人) ・所得 ・家事 ・子の進路+費用 目標:80% →スキルアップ講座(A会) →託児ボランティア派遣? →進学相談(教委・財団) →お試し体験+継続割引 ② 県外出身の無職 (△十人?/□千人) ・子の進路 ・芸術の効果? 目標:65% →OB・OG懇談会(B会) →説明会(NYC調査) ③ ④ ⑤

しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search) ニーズをどう「しらべる」か? しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search) → 仮説を検証し続ける! 詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第49号 特集 「ニーズを共有するために、調べる手法・伝える手法」を

ニーズを伝える基本的な手法 (「NPOマネジメント」第49号より) 数値:なにがどれだけ足りない? 数表:過去の経緯と見通しを増減で示す グラフ:数値増減を視覚的に示す 年表:経緯を記述で示す コメント:当事者・関係者のことばの引用 地図:「いつ・どこで・何が」を記号と色で 写真・動画:定点観測して違いを示す 実物・模型:大きさ・質感を示す

NPO・SEは、最大ではなく 最適をめざす 企業は、分配する利益の最大化のために、規模の最大化をめざす。 NPOは、課題解決や理想実現の  ために価値の最適をめざす。 最適な規模や、最適なスタイルは? 借り物競争は得意?

「年間事業(目標)額」と「活動開始後の年数」で見ると 社会の「変革推進」力: (他セクターと連携して)社会を変える戦略、 メディアによる社会啓発、生態系(コミュニティ)づくり、・・ 5000万円 社会の「しくみづくり」力: 社会と事業の中期戦略、 政策提言、他団体の育成、・・ 事業・組織の 「見直し・建て直し」力: 理事会、 事業&組織評価、 他団体との統合、 ・・ 1000万円 事業の「継続」力: 自主財源拡充、開示、育成、労務、 他団体・企業・行政との協働、・・ 300万円 事業・団体の「最低限の運営」力(義務のレベル): 業務品質管理、ボランティア・マネジメント、広報、会議、 会計、・・ 3年 10年 開始後の年数 →団体の目標と現状との差(=課題)に応えているか? そもそも団体が「社会における役割」を意識しているか?

NPOにとって大切なこと? ・明確な目標 (clear goal) ・多様な資金源 (diversified funding) ・活発な理事会 (active board)

総働 協働から総働へ NPO 行政 当事者 事業者 専門家 金融機関 協働 ? 学校 行政 (教員+生徒) NPO 中長期の視点で、 地域を耕す意欲としくみ 事業者 金融機関 専門家 協働 ? 総働 学校 (教員+生徒) 行政 公共サービスを担う 意欲とスキル NPO 「1対1の業務・責任分担」から「多様な主体による協働」へ 「団体の支援」から「(小規模多機能)自治の確立・維持」へ すべての部署・業務が、調達も含め、よりよい成果へ →定義・ねらいも、進め方も抜本的に見直す「協働2.0」へ!

自治会・町内会は、 行事を半減して、事業=福祉+経済を! 【現在】 親睦も安全も福祉も行事の連続。。 →地域の住民が気軽に付き合い、  日常生活に必要な情報交換や   安全確保などを行なうとともに、  地域生活をより快適にするため、  自主的・自発的に共同活動しな  がら、まちづくりを進める。 【今後】 「小規模多機能」自治! →行政機能の集約化を補い、  住民減少・高齢化などに伴い  必要性が高まる安全・安心の  確保のための「適地適作(策)」  型の地域づくりを進める。 問題解決 (交通安全、防火・防災、防犯・非行防止、資源回収) 生活充実 (福祉、青少年育成、  健康増進、祭礼・盆踊り、  運動会、文化祭など) 環境・設備維持 (清掃・整備、  集会所管理など) 広報・調整 共通の「基本機能」と 独自の「魅力づくり」 ・最小限の安全・安心の維持 ・文化・伝統の継承 ・経済的な競争力の維持・向上