「相手の気持ちになって行動しよう」 ～自分に何ができるか～ １ 天王みどり学園の紹介 ２ 障害について考えよう 中学校　障害理解 「出前授業」 「相手の気持ちになって行動しよう」 　　　～自分に何ができるか～ １　天王みどり学園の紹介 ２　障害について考えよう ３　体験コーナー（相手の気持ちを考えよう）

天王みどり学園の紹介 １１１人 小学生２５人 中学生３５人 高校生５１人

天王みどり学園の紹介 ？ 教科書を使わない勉強もしている

天王みどり学園の紹介 作業学習 　　　 　さ　ぎょうがくしゅう せいかつたんげんがくしゅう 生活単元学習 あそび 小学生 中学生 高校生

障害のとらえ方 「障害」と聞いて　何をイメージしますか？ 乙武 洋匡

障害のとらえ方 特性≠障害 障害は周囲の理解と支援（環境）によって変わる ・靴下は必ず右からはく　　・お札の向きがいつも同じ ・ある分野の知識が豊富である（オタク　マニア） ・特定の光・音・におい・味が気になる ・予定が変わると不安になる　　・落ち着きがない　　 ・よく物をなくしてしまう　　・整理整頓が苦手etc　　　 　　　　　 特性≠障害 生活上、本人・周りの困り感が大きい→支援が必要 障害 生活上、本人・周りの困り感が小さい→支援が少ない 障害は周囲の理解と支援（環境）によって変わる

障害のとらえ方 ～１／４の奇跡～ 昔、アフリカのある村でマラリア（伝染病）が大発生 Ａ Ｂ Ｃ 　 　　　　　　　　　　　　　しかし　絶滅しなかった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　マラリアにかかりにくい鎌状赤血球の遺伝子を持っていた Ａグループ：鎌状赤血球をもたない 障害もない １／４ Ｂグループ：鎌状赤血球をもつ　障害はない　　 ２／４ Ｃグループ：鎌状赤血球をもつ　障害はある　　 １／４ マラリアに強く、障害のない遺伝子をもったＢグループが存在するとき、必ずある一定の割合でＣグループが存在する。障害を引き受けてくれた１／４の人たちがいたからこそ、健常な人が存在する。

障害のとらえ方 　　 全人類の遺伝子プールというものがあって、 　　その中で遺伝子が突然変異を起こして多様化し 　　ていくことがこの地球に適応していく手立てなの 　　です。　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 柳澤　桂子 （生命科学者） 　 多様化するときには、必ずある頻度で障害や病気が出てしまう。 人類としては、しかたのないことなのです。 　　ある割合で障害や病気を持った人たちが生まれるが、その人た ちは私たちの代わりに障害や病気を受け取ってくれたのです。だ からみんなで、そうした人たちを支え、一生懸命尽くさなければなら ないのです。　 違いを認め合う　助け合う

天王みどり学園の友達　１ 車いすを　利用している友達（肢体不自由）　 ×

天王みどり学園の友達　１ おします　とまります 一人で移動できる工夫 　　　安心できる言葉をかける

天王みどり学園の友達　２ 文字をおぼえたり、話をしたりするのが苦手な　ゆっくりタイプの友達　（知的障害） う う え い あ お い あ

天王みどり学園の友達 ２ わかる言葉で伝える・ 実物を見せる 「何して遊ぶ？」 「どっちで遊ぶ」 「それを 運ぼう」 ⇒ 「 を運ぼう」 机 天王みどり学園の友達　２ 　 「何して遊ぶ？」 　「どっちで遊ぶ」 できることはひとりで 「それを　運ぼう」　　⇒　 　「　　　を運ぼう」 机 わかる言葉で伝える・ 実物を見せる

天王みどり学園の友達 ３ 相手の気持ちやその場の状況がわからない コミュニケーションが難しく、こだわりが強い友達 （自閉症） 天王みどり学園の友達　３ 相手の気持ちやその場の状況がわからない　コミュニケーションが難しく、こだわりが強い友達　（自閉症） 「もう少し」　「もうちょっと」

天王みどり学園の友達　３ 「バケツに少し」⇒　 「赤いテープまで」 　絵や写真をみせる　安心できるやり方　

発達障害（発達のアンバランス・凸凹） ＡＳＤ（自閉症スペクトラム障害） ADHD（注意欠陥多動性障害） ＬＤ（学習障害） 　社会性・対人関係 　 コミュニケーション 　 想像力（こだわり） 　 感覚過敏　　 ADHD（注意欠陥多動性障害） 不注意（集中できない） 多動性（落ち着きがない） 衝動性（抑制<興奮） アスペルガー症候群 聞く・話す・読む・書く・計算する・推論 するのうち、特定のものが極端に苦手 ＬＤ（学習障害）

体験しよう １（ピカピカ王国） 　　　言葉が 伝わらない　わからないって 　　どういうこと？ みなさん　ここはピカピカ王国です！ 言葉は ピカ語しか　使えません。 さあー　ピカピカ王子の　お願いが 伝わるでしょうか？　 見て わかるように 伝える！

体験しよう２ 友達と協力しよう 　２人でペンを支えながら　　 　　　　しゃがんだり　立ったりする 　ペンを落とさないように 　　　　２人の息を合わせる

４人で じゃんけんをします グーからパーまでの数を出します 合計が１０になったら○です！ 体験しよう３ 　　　　　　　　テレパシーゲーム 　０　　　　　１　　　　　２　　　　３　　　　　４　　　　　５ ４人で　じゃんけんをします グーからパーまでの数を出します 合計が１０になったら○です！　

ある中学校のエピソード ～あれば～できる 特別なルール あたりまえのルール 思いやりルール 一人一人の違いを認め合う　

３つのお願い 　き 気づく こ 言葉にする う 動く 大丈夫かな？ 手を引いて誘導する 気づき（思い）を 　相手に聞こえるように・見えるように！