教育行政学2018 導入説明
授業についての説明 テキストはhttp://www.asahi-net.or.jp/~fl5k-oot 成績は掲示板への書き込みで 参考書 投稿者は、学籍番号の前に gy18 をつける。 パスワードは自分で決める。投稿パスワード Edu-630 参考書 教育六法(三省堂がよい-判例や通達、解説付)) 「法令データ提供システム」(全法令掲載) 図書館のデータベースWestlaw Japan 等 勉強で重要なこと:実際の「行政」の是非を多面的 に自分で考えること
教育行政的事件を考えてみよう 前川前文部科学省事務次官の中学での講義を文 部科学省が名古屋教委に調査 文科省と教育委員会の関係は 前川氏を招いた中学 調査を依頼した自民党の議員 依頼を受けて調査した文部科学省 調査に「部分的」に応じた名古屋市教育委員会 前川氏の事務次官時代に行った行為 前川氏の退任後の行為 文科省と教育委員会の関係は 学校の自己決定の範囲は 保護者は
教育行政(学)の発生 教育(共同体内)→ +学校(支配層側内) →国家制度 義務教育発生の理由(国民兵・労働力・権利) 必要なこと(施設・教材・教師)+(法・財政)+(管理者) 教育の目的を考えてみよう(個人・社会) 目的実現のために必要な「原則」「仕組み」は?
目的実現のための原則 社会の側 個人の側 社会の変化(国際化・情報化・AI化)を通すと? 国民の統合 規範・習俗・所属意識 国民の統合 規範・習俗・所属意識 労働力 能力の高低による選別 個人の側 権利 適性を発見し、適切な教育を受ける 弱者 排除・差別されず、場を保障される 社会の変化(国際化・情報化・AI化)を通すと? 多文化・多価値観・所属の曖昧化 労働形態の激変
各基礎概念 教育行政学 教育法学 教育財政 指導助言と監督命令 単層構造と重層構造 教育権・学習権と教育義務・教育保障義務 公費と私費 国家と地方
教職科目として学ぶ 教員採用試験で教育法規は重要領域である。 法は「解釈」をともなって実行される。 採用試験の「正解答」は「行政解釈」による。 しかし、行政解釈は教育的に適切であるとはいえ ないこともある 法の解釈は、行政解釈以外にもある。代表的には、 学説。 採用試験では、行政解釈をしっかり理解した上で 臨む必要があるが、教師としては、多様な解釈の 理解が必要となることがある。(cf 職員会議)