第一課 日本語のこころ
随筆とは 筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、それに対する感想や思索、思想を散文によってまとめたもの。 著名な随筆文 『枕草子』清少納言(せいしょうなごん) 『方丈記』鴨長明(かものちょうめい) 『徒然草』吉田兼好(よしだけんこう)
一、金田一春彦(きんだいちはるひこ1913年4月3日 - 2004年5月19日) 日本の言語学者、国語学者。国語辞典などの編纂、方言の研究でよく知られている。文学博士(東京大学、1962年)。勲等は勲三等旭日中綬章受章。その他の表彰歴として文化功労者、東京都名誉都民など。 父の金田一京助も言語学者で東京帝大教授。長男の金田一真澄はロシア語学者で慶應義塾大学教授、次男の金田一秀穂も言語学者で杏林大学教授である。 言語観 「言葉は時代とともに絶えず動いて 変化する」が持論で、「ら抜き言葉」にも、「ら抜き言葉はなくならないし、ら抜きに進んでいくのが自然な流れである」と理解を示した。
主な業績 それまで中国本国でも不明になっていた中国語の四声の具体的内容を明らかにし、それによって『類聚名義抄』(るいじゅみょうぎしょう)から契沖(けいちゅう)や本居宣長(もとおり のりなが)に至る文献の四声を解釈し、平安時代から現代に至る京都語のアクセントを明らかにしたこと。 「カミ」「クシ」などの二音名詞のアクセントを5つの群に分類し、日本国内のどこの方言でもこれら5種類のパターンの組み合わせで分類できることを明らかにし、それによって平安朝以降の京都のアクセントの時代的変化を解明したこと。 国語辞典及び一般図書を含む著書において、国語学の普及のため、専門的な事項を丁寧かつ理解しやすい表現で記述したこと。ある学生向け古語辞典では、例文の現代語訳に外来語(カタカナ表記)を用いたことがあるという
主な著作 『日本語』(岩波新書) 、1957-1988年新版- 新旧版合わせて135万部 『四座講式の研究 : 邦樂古曲の旋律による國語アクセント史の研究 各論(1)』三省堂、1961年 『日本語音韻の研究』東京堂出版、1967年 『国語アクセントの史的研究:原理と方法』、塙書房、1974年 『日本の方言:アクセントの変遷とその実相』教育出版、1975-1995年増補 『日本語動詞のアスペクト』(鈴木重幸・藤井正・高橋太郎・吉川武時との共編著、むぎ書房、1976年、ISBN 4-8384-0104-3) 『日本語の特質』NHKブックス、1991年
『我が青春の記』、北海道新聞社・東京新聞出版局、1994年 『日本語音韻音調史の研究』、吉川弘文館、2001年 『金田一春彦著作集』全13冊、玉川大学出版局、2003-2006年 クラウン学習国語百科辞典 学研全訳古語辞典 全訳用例古語辞典 新明解国語辞典
日本語から日本文化の特徴 日本人は、お互いに相手のことを心配して会おうという気持ちを持って生活しているのです。 日本人はできるだけ相手に負担をかけないようという気持ちをもって行動するのです。 日本人は一般に謝罪の言葉を述べることを大変尊ぶのです。 日本人はあまり口数は多くないほうがいいという考えが入っておる。
謝る言葉 【ごめんなさい】あやまち、非礼をわびる言葉 【御免】容赦、赦免の尊敬語。転じて、謝罪、訪問、辞去などの時の挨拶 【済みません】「済まない」の丁寧語 【済まない】相手に悪く、自分の気持ちが片付かない。申しわけない。謝罪や依頼の時にいう。 【申しわけ】いいわけ。いいひらき。 【申し訳無い】弁解の余地がなく、相手にすまない。詫びるときなどに言う語。
「ごめんなさい」も「すみません」も「申し訳ありません」も、どれも謝罪の言葉ですし、ちゃんとした敬語です。 こうして比べてみると、「ごめんなさい」という言葉は「許してください」というニュアンスで、自分が悪いことをしたときの言葉のようです。 「すみません」というのは、自分が悪いことをしたのではないという感じで、単純な間違いで特に誰かに迷惑をかけたわけではない場合、不可抗力、という感じです。 混んでいる電車を降りるときに「すみません」というのはこれですね。電車を降りるのは悪いことをしているわけではありませんが、相手に悪いかもしれない(?)し、どいてくださいと依頼しているわけですから。 仕事とか、あらたまった場所で「申し訳ありません」というのは、許してくれるかどうかということよりも、弁解の余地が無い→責任は私にあります、ということのほうが重要だからではないでしょうか。
すみませんの使い方 謝罪 感謝 呼びかけ