静岡市人材養成塾 地域デザインカレッジ2012 社会を変える まちみがきプロジェクト 2012年7月21日~ 静岡市人材養成塾 地域デザインカレッジ2012 社会を変える まちみがきプロジェクト 2012年7月21日~ IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって? 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 (1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市) 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 2020年の地球への行動計画立案 専従3名+客員1名、東京(新川)、約3500万円
経産省 ソーシャル・ビジネス推進研究会 委員 関西独自の社会起業家支援プログラム「edge」 大分県 コミュニティ・ビジネス補助金審査委員長 個人的には ETIC.主催の各種プログラムの支援 アントレプレナー・インターンシップ・プログラム チャレンジコミュニティ創生事業(経済産業省委託) Style創設時からの審査員 社会起業塾イニシアティブ(旧・NEC社会起業塾) 塾長(!?) 東海若手起業塾(ブラザー工業100周年記念プログラム) ソーシャルビジネス・ネットワーク 理事 経産省 ソーシャル・ビジネス推進研究会 委員 関西独自の社会起業家支援プログラム「edge」 創設+実行委員 大分県 コミュニティ・ビジネス補助金審査委員長 個人ブログもご参照ください。http://blog.canpan.info/dede/
地域デザインカレッジ2012 全体の流れ 計13日・約60時間! (7/7 キックオフ) ★7/21 開講! 講義 自己紹介、班編成 8/4 事例(ピア、atamista) 8/11 会議(青木将幸さん) 9/8 視察(愛知県知多市) 9/15 グループ作業 (ニーズ発表準備) 9/29 取り組むニーズ発表 + 市長講話 10/6 講義と作業 事業・計画とは 10/20 目標・計画発表 11/3 組織づくりの基礎 11/17 目標・計画の精査 12/8 中間発表 1/12 発表準備 (1/26 予備日:発表準備) 2/9 修了式 試行結果+事業計画発表 計13日・約60時間!
本講のねらい 「本講座は、みなさんの思いをカタチにするために、 個人やグループで地域課題を調べ、仮説を立て、 解決策を試行する体験型の講座です。 「したいこと」ではなく、「求められること」に挑む意欲 を、行動に結びつける力を養うことができます。」 (案内P3 カリキュラム解説冒頭) 「本気で静岡を変えるために、自分たちで動きだし、 社会問題を事業で解決する力を身につけよう。 を行動と成果に結びつけよう。」 (案内表紙の川北の言葉)
あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか? あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか?
私たちを待つ人は、 どこに、どれだけいるか? その人々にいつ、 どのように届けるか? 私たちはそれを刻んだ上で、 今日の活動を始め、 終えているか?
あなたは誰・何の代理人か? 誰・何のどんな課題を、どう解決するか? 大←不足の深刻さ 対象の属性と状況から 複数の顧客群に分けて 最適なアプローチで 短期的に成果を示し、 資金循環を確立する ために、やむを得ず (社会的には無意味) 解決しやすさ→高 →顧客群(フォーカス)を正確に分けられなければ、 事業(オペレーション&デリバリー)と 資源(リソース)を最適化できない! NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
NPO・SEは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」 中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」 支援者・協力者 (市民・企業・行政) 「課題解決や理想実現を 支援・協力したい!」という意思と 資源(人材、資金、物資、施設、情報、権限、・・・) 受益者・利用者 (ひと・動植物・自然環境) 現場の過去・現在・未来の ニーズを見据えた、 効果を生む事業と 組織づくりの支援 中間支援機関 受益者・利用者の 過去→現在→近未来の ニーズに、効果を生む 合理的なプログラム 事業系NPO・SE 過去・現在・近未来のニーズ ニーズに効果を生む 合理的なプログラム 効果を生む 事業&組織づくり NPO支援の意義と組み立て(IIHOE・川北)
静岡市も、これまで20年と、これから20年は違う 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(千人) 739.3 729.9 716.9 ▲3% 667.8 607.8 ▲15% 0~14歳 133.1 103.5 91.6 ▲31% 68.5 55.7 ▲39% 15~64歳(A) (生産人口) 519.8 496.6 444.7 ▲14% 390.7 345.6 ▲22% 65歳~(B) 高齢者率 86.0 11.6% 129.5 17.8% 176.0 24.6% +104% 208.5 31.2% 206.4 34.0% +17% A÷B 6.0人 3.8人 2.5人 1.8人 1.6人 75歳~ 63.1 83.2 +31% 111.6 +34% 129.1 +15%
高齢化は日本全国より早く進んでる! 日本の人口 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(万人) 12361 12695 12805 +3% 12409 11661 ▲8% 0~14歳 2248 1847 1680 ▲25% 1456 1203 ▲28% 15~64歳(A) (生産人口) 8590 8621 8103 ▲5% 7340 6772 ▲16% 65歳~(B) 高齢者率 1489 12.0% 2200 17.3% 2924 22.8% +96% 3612 29.1% 3684 31.6% +26% A÷B 5.7人 3.9人 2.7人 2.0人 1.8人 75歳~ 後期高齢者率 597 4.8% 899 7.1% 1407 11.0% +56% 1879 15.1% +33% 2278 19.5% +21%
2020年の静岡市は? 高齢者率は? →31.2%!(全国より5年早い!) 75歳以上は? →11.1万人(6人に1人!)! 高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.8人! 75歳以上は? →11.1万人(6人に1人!)! ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? 健康増進活動の可視化を急ぐ! 生産人口は?→12%減(00年比 18%減) ! 市税収入は? 既存インフラの補修コストは? 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ 市債残高は? 消費税は、いくら必要?
静岡市の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 人口(千人) 729.9 723.3 716.1 691.9 667.8 高齢者 129.5 153.0 176.0 199.5 208.5 後期高齢者 63.1 8.7% 68.0 9.4% 83.2 11.6% 97.3 14.1% 111.6 16.7% 世帯数 261.6 271.2 279.0 274.9 267.9 高齢者単身 13.4 3.2+10.1 18.8 5.4+13.4 23.6 7.3+16.3 27.9 8.9+19.0 29.8 9.6+20.1 単身 5.6 1.0+4.6 9.0 2.0+6.9 12.0 2.7+9.3 14.6 3.3+11.3 17.0 3.8+13.2 後期単身率 9.0% 13.3% 14.4% 15.0% 15.3% 高齢者夫婦 14.3 18.9 23.5 27.7 29.5 後期 夫婦 2.6 4.7 7.1 9.1 10.9 高齢世帯率 10.6% 13.9% 16.9% 20.3% 22.1%
求めつつ、不足は寄付・助成・補助など公費で補う NPOも同好会も「市民活動団体」 NPO 同好会 事業や活動は、 何のため・ 誰のため? 公益=利他 必要としている こと・人のため 共益・私益=利己 「私たちだけ」 のため 何を満たすために 事業・活動する? ニーズ =求められること ウォンツ =したいこと 必要な資源は どうまかなう? 受益者負担も 求めつつ、不足は寄付・助成・補助など公費で補う 自費 → ニーズをどう把握し、表現できるか?
→どんなことに困っている人が、どれだけいるのか? このまま放置すると、どんな損失が生じるのか? 「ニーズ」とは? 「社会的に必要なこと」 「ほしい」ではなく「足りない」 大←不足の深刻さ 「深刻さと普遍性」を 事実に基づき合理的に! (何人がどんな状況で、 解決をどう拡げるか?) とってもわかりやすい 社会事業のテーマ (例:水、交通、教育・・・) 本当に必要? (趣味でいいんじゃない?) 普通の商品 必要とする(足りない)人の数 → 多 →どんなことに困っている人が、どれだけいるのか? このまま放置すると、どんな損失が生じるのか? NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
「事業」とは? 目標を合理的に実現するプロセス 目標は明確か? 対価性の3つのパターン 「自分はやらない」もプロデュース (1)対価収入で継続可能 (2)対価も取れるが、補助が不可欠 (3)対価が取れない「基本的人権保障」 →(2)(3)は「社会制度化」も事業! 「自分はやらない」もプロデュース NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)
事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態 必要な資金の負担 例 目指す運営形態 受益者・利用者からの 対価収入により、 収益が見込める。 (対価自立事業) スポーツ・芸術文化活動 主婦・障碍者の起業 環境配慮製品・サービス (リサイクル、有機農業など) CB/SEによる 自主・単独事業へ →立ち上げ期のみ支援 受益者・利用者から 対価も取れるが、 継続には外部からの 補助が必要。 (補助継続事業) フリースクール 伝統文化財の維持・継承 里山保全 難アクセス地の公共交通 介護保険事業 事業経営の効率化を進めつつ、行政からの補助は続ける。 →補助の制度化必須! 基本的人権の保障上、不可欠な事業であり、 対価による継続は困難。 (基本的人権保障事業) ホームレスの緊急救援 子どもの電話相談 途上国への開発協力 DV被害者の支援 医療情報の翻訳・通訳 社会的な課題解決の先駆者としてCB/SEが先行しており、行政サービスとして法制化する必要あり。 →事業の制度化必須!
NPO・SEは、最大ではなく 最適をめざす 企業は、分配する利益の最大化のために、規模の最大化をめざす。 NPOは、課題解決や理想実現の ために価値の最適をめざす。 最適な規模や、最適なスタイルは? 借り物競争は得意?
その困りごとは、 課題か、与件か? 課題は、目標と現実との差。 与件は、まぁ、個性として、 あきらめつつ、付き合い続ける。 その差をどう埋めるか? 与件は、まぁ、個性として、 あきらめつつ、付き合い続ける。
課題とは、目標・理想と成果・現実との距離 → 目標が抽象的だから、課題が不明確 ↑ 課題 ① ・・・・・ 課題 ② ・・・・・ 残されたお題は何か? なぜできなかったのか? ↓ 成果・現実
感じる→気付く→思う 思いか、思い込みか? 「思い」なら、「ことば」に 思ってるだけじゃ、伝わらない 伝わらないと、広がらない ↑調べる ↑確かめる 「思い」なら、「ことば」に 思ってるだけじゃ、伝わらない 伝わらないと、広がらない 事実に基づくニーズだから 「参加・協力したい」「伝えたい」
始める・動き出すなら まず、ニーズを体感する ニーズの全体像と、解消すべき原因・背景を正確に知る ビジネスモデルの仮説を磨く 深い共感や憤りこそが原動力! ニーズの全体像と、解消すべき原因・背景を正確に知る 対処療法に陥るな! ビジネスモデルの仮説を磨く 思いつき・思い込みにしがみついてもムダ 先輩のチカラを効果的に生かす 軒先を借りる・就業させてもらう手もある
仲間づくりのための自己紹介を1分以内で! おなまえ: 取り組みたい課題と 現在想定している ふだんのご所属: ・実施している 取り組み方法 呼んでほしい名前 (ニックネーム)があれば ふだんのご所属: 例:県立大○学部◇年 県庁◇課で○△担当 取り組みたい課題と 現在想定している ・実施している 取り組み方法 なぜその課題に 取り組みたいと 考えたか、 理由・きっかけ (余白のまま!)
おなまえ: ふだんのご所属: 取り組みたい課題と 現在想定している ・実施している 取り組み方法 呼んでほしい名前 (ニックネーム)があれば ふだんのご所属: 例:県立大○学部◇年 県庁◇課で○△担当 取り組みたい課題と 現在想定している ・実施している 取り組み方法 なぜその課題に 取り組みたいと 考えたか、 理由・きっかけ 一緒に取り組む メンバーの名前を 書き込む!
しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search) ニーズをどう「しらべる」か? しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search) → 仮説を検証し続ける! 詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第49号 特集 「ニーズを共有するために、調べる手法・伝える手法」を
ニーズを伝える基本的な手法 (「NPOマネジメント」第49号より) 数値:なにがどれだけ足りない? 数表:過去の経緯と見通しを増減で示す グラフ:数値増減を視覚的に示す 年表:経緯を記述で示す コメント:当事者・関係者のことばの引用 地図:「いつ・どこで・何が」を記号と色で 写真・動画:定点観測して違いを示す 実物・模型:大きさ・質感を示す
テーマと課題と原因の仮説をまとめる(~16:35) 取り組むテーマ: 例:静岡市を ○○日本一に するぞ!プロジェクト メンバー氏名: テーマの理想と現実: 理想と現実の差を 生む原因・背景? ①・・が・・だから ②・・に・・がないから ③・・が・・のままだから しらべること(担当者) 【理想】 ◇年後には ○○日本一! ・・・:70% ・・・:400人 ・・・:0件 ↑A事業:・・、・・ ↑B事業:・・、・・ 【現実】 ・・・:40% ・・・:20人 ・・・:300件 かぞえる? ・・・・、・・・(Z) ・・・・、・・・(Y) くらべる? たずねる? さがす?
他の方の「ニーズ」を見て 付箋でコメントする(16:55まで) 付箋にボールペンなどで、 「質問」または 「助言・提案・ヒント」を。 ×「感想」 ×「励まし・ねぎらい」 必ず、8枚すべて書いてから着席!
9月29日の発表は、各班10~12分で 「取り組みたいテーマ」 「取り組みたいと感じた動機」 「数年後の目標と現状」 「目標と現状との差(課題)の原因」 「行政・企業・団体による既存の対策」 「既存の対策の問題点」 「班としての改善・代替事業提案」 を、発表してください!
ニーズ確認をスケジュール表に 7月 ①21 ・・(Z):・・、・・→ ・・(Y):・・、・・→ 8月 ②4 ③11 ・・、・・、・・、・→ ②4 ③11 ・・、・・、・・、・→ 9月 ④8 ⑤15 ⑥29 ・・→・・→・・!
質問リストをつくる! ・佐藤さん・市来さんから「必ず学びたいこと」 3項目を、各自でリストアップする 3項目を、各自でリストアップする 佐藤真琴:抗がん剤等によるかつら利用者支援 市来広一郎:熱海再生にまちづくり・家守で挑む ・各班で各自のリストを共有し、「5問リスト」に
その「原因」が解消したら、 困った「現象」は再発しないか? 本当に足りないものは、何か? それは細分化すると、 何と何と何か? 原因と結果との間に、因果関係はあるか? その「原因」が解消したら、 困った「現象」は再発しないか? 本当に足りないものは、何か? それは細分化すると、 何と何と何か? →プロジェクトマネジメントの基礎は、 目標の細分化!!