中級簿記②回目 9/14 ●前回欠席の方へ ① 前回のプリント2枚を前で受け取って下さい。 ② 毎回2~3時間程度の授業外学習を要求します 中級簿記②回目 9/14 ●前回欠席の方へ ① 前回のプリント2枚を前で受け取って下さい。 ② 毎回2~3時間程度の授業外学習を要求します ので、そのつもりで受講してください。 (簿記原理の2倍ハードな授業になります) ③ ポータルサイトの『講義連絡』に2回目からP Pを アップしますので、復習にご利用ください。 (試験前にPPで勉強しても無理です。早めに復 習!)
重要ですのでよく理解しておいてください。 ② 簿記原理で学んだことを簡潔に復習しました。 中級簿記②回目 【前回の振り返り】 ① ガイダンスを行いました。 重要ですのでよく理解しておいてください。 ② 簿記原理で学んだことを簡潔に復習しました。 ●本日からテキスト、WB(問題集)に入っていき ます。 (平成28年度版の有効期限は平成29年2月の検 定 までです。Keep in your mi nd!)
2.クレジット売掛金関係(新領域)、特別では ない。 中級簿記②回目 【本日のテーマ】 1.現金預金関係(銀行勘定調整表が中心) 当座勘定調整表 2.クレジット売掛金関係(新領域)、特別では ない。
中級簿記②回目 1.現金預金関係 <簿記原理>3級レベルでは、以下の学習をしま した。 ① 現金勘定の内容 ② 現金過不足勘定 ③ 小口現金勘定 ④ 預金の種類(当座、普通、定期など) ⑤ 当座借越勘定 中級簿記では、当座預金の決算の課題を学習しま す。
中級簿記②回目 【復習】 当座預金はどのような預金? ● 銀行が入出金を管理(毎月報告) ● 企業は、銀行別・支店別・口座別に当座預金出納帳 【復習】 当座預金はどのような預金? ● 銀行が入出金を管理(毎月報告) ● 企業は、銀行別・支店別・口座別に当座預金出納帳 ● 無利息/手形決済預金 ● 主な入金手段(振込み、預入れ) ● 主な出金手段(小切手の振出し、振込み、自動引落 し) 毎月、当座勘定照合表(≒通帳)が銀行から送付。 年度末には残高証明書を銀行から入手(有料)。
中級簿記②回目 P7 第2章 現金預金と売掛金 1.銀行勘定調整表 調整(reconcile)・・差額の原因を明確にする行 為 中級簿記②回目 P7 第2章 現金預金と売掛金 1.銀行勘定調整表 調整(reconcile)・・差額の原因を明確にする行 為 当座預金の記録・管理 8 (企 業) (銀 行) 当座預金出納帳 当 座 照 合 表 ― 本来、一致すべき金額 ― 毎月末照合、たとえば9月30日現在の残高 (企業)当座預金の帳簿残高:(銀行)残高証明書 残高 ズレが出れば、・・・・・その原因を調査して、帳簿に必 要な修正。
中級簿記②回目 P8 2.不一致(ズレ)の原因(○は記帳、記入 した) 企 業 銀 行 当座預金出納帳 当座照合表 調 整 ォ 中級簿記②回目 P8 2.不一致(ズレ)の原因(○は記帳、記入 した) 企 業 銀 行 当座預金出納帳 当座照合表 調 整 ォ 当座入金が ○ ○ ズレなし・不要 当座入金が ○ × 必要 当座入金が × ○ 必要 ◎ 当座出金が ○ ○ ズレなし・不要 当座出金が ○ × 必要 当座出金が × ○ 必要 ◎ 入金・出金が 誤 り 正しい 必要 ◎ 入金・出金が 正しい 誤り 必 要 ◎・・・・・・帳簿残高の決算整理が必要です。
両者の残高をどのようにつなげるか?により3つ の方法 ① 【銀行から企業へ調整】 銀行残高(残高証明書残高) YY 100 中級簿記②回目 P9 3.銀行勘定調整表の作成 両者の残高をどのようにつなげるか?により3つ の方法 ① 【銀行から企業へ調整】 銀行残高(残高証明書残高) YY 100 (加算すべきもの) + Z 15 (減算すべきもの) - W 35 帳簿残高 XX 80
中級簿記②回目 ② 【企業から銀行へ調整】 帳簿残高 XX 80 (加算すべきもの) + W 35 (減算すべきもの) - Z 15 中級簿記②回目 ② 【企業から銀行へ調整】 帳簿残高 XX 80 (加算すべきもの) + W 35 (減算すべきもの) - Z 15 銀行残高(残高証明書残高) YY 100
中級簿記②回目 ③【企業と銀行の両方から正しい(B/S)残高へ 調整】 企 業 銀 行 8 帳簿残高 XX 銀行残高 YY (加算) + Ⅹ (加算) + Y (減算) - Ⅹ (減算) - Y B/S残高 SS B/S残高 SS メリット:期末ならば、これらが決算整理事項と 分かる。
中級簿記②回目 ●銀行勘定調整表を作成してみよう。 P10 【例題2-1】第1法(銀行から企業へ)によ る。 中級簿記②回目 ●銀行勘定調整表を作成してみよう。 P10 【例題2-1】第1法(銀行から企業へ)によ る。 銀行610,000から企業515,000へ調整 銀行残高 610,000 ①入金 企業記入・銀行未記入+ 50,000 ②出金 企業記入・銀行未記入- 42,000 ③入金 銀行記入・企業未記入- 63,000 ④出金 企業過大・銀行正確 - 40,000 企業残高 515,000
中級簿記②回目 P12【基本問題2-1】 第3の方法で(B/S額へ調 整) 当社残高 664,000 銀行残高 650,000 中級簿記②回目 P12【基本問題2-1】 第3の方法で(B/S額へ調 整) 当社残高 664,000 銀行残高 650,000 ①誤記 - 3,000 ③未取付 - 37,000 ②入金 + 21,000 ④預入 + 69,000 B/S残高 682,000 682,000 <決算整理必要>・・当然①と②です。 ①( ) 3,000 (当座預金) 3,000 ②(当座預金) 21,000 ( ) 21,000 12
WBで問題を解いておきましょう。 中級簿記②回目 P8 【問題2-3】第2法(企業から銀行へ) 銀行勘定調整表 当座預金残高 620,000 銀行勘定調整表 当座預金残高 620,000 加算:[ ○ ] ( ) 加算:[ ○ ] ( ) 加算:[ ○ ] ( ) ( ) 減算:[ ○ ] ( ) 銀行残高 691,000 ●修正仕訳 (個別に判断するしかない) N EXT
中級簿記②回目 【問題2-3】第2法(企業から銀行へ) 銀行勘定調整表 当座預金残高 620,000 銀行勘定調整表 当座預金残高 620,000 加算:[①未取付 ] ( 35,000 ) 加算:[②振込み ] ( 56,000 ) 加算:[④ 誤記 ] ( 20,000 ) (111,000) 減算:[③ 期日後 ] ( 40,000) 銀行残高 691,000 決算修正②(当座預金)56,000 (貸 付 金) 56,000 ④(当座預金)20,000 (支払手数料) 20,000
中級簿記②回目 P13 4.クレジット売掛金 今年度のテキストに新しく加わりました。 クレジット・カードの仕組みが分かれば難しく ありません。 P13の図 クレジット・カードを受け入れる商店(企業) は、 信販会社に売掛金を譲渡して代金を回収する。
中級簿記②回目 手数料を販売時に計上する場合。 P14 【例題2-2】 客に商品を¥50,000でクレジット・カード処理で販売。 信販会社から2%(1,000)の手数料を引かれて入金。 ●手数料の本質は?=債権譲渡損(E) or 支払割引料 ●類似した取引があります。手形の割引です。 50,000の保有手形を割引料1,000で割り引いた場合 (当座預金) 49,000 (受取手形) 50,000 クレジット売掛金 売 上 (手形売却損) 1,000 支払手数料(E) 手数料を販売時に計上する場合。
WBのP9【問題2-4】 (1)( )147,000 ( ) 150,000 ( ) 3,000 (2) ( 当座預金 ) 50,000 ( ) 200,000 ( ) 150,000 (3) ( )147,000 ( ) 147,000 (1)保有手形を割引料3,000で割り引いた場合と類 似。 (当座預金)147,000 (受取手形)150,000 クレジット売掛金 売 上 (手形売却損) 3,000 支払手数料
テキストやWBの残りの問題を各自で解いて 復習してください。 【本日のまとめ】 ●当座預金の銀行勘定調整表を中心に、クレジット売 掛 金も学習しました。 第3章に入ってもよかったのですが、「授業が早す ぎる」 とのクレームが出そうで、ゆっくりしました。 テキストやWBの残りの問題を各自で解いて 復習してください。
【次回の予定】 次回テキスト : P15~P25 ワークブック : P10~P14 テキスト:第3章「手 形」 【次回の予定】 テキスト:第3章「手 形」 予習をして来てください。(次回まで範囲は狭 い) 授業外学習をしないとわからなくなります。 次回テキスト : P15~P25 ワークブック : P10~P14