日本の有機農業運動 「21世紀モデル」のチャレンジ - 300万~500万世帯組織化への ロードマップ -

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「自分がしたいこと」ではなく 「社会に求められること」のために、動き続けるチームをつくる! - 多様な資源を獲得するために -
佐賀市内でも、 自治を回復し、 地域の課題を、 地域の力で解決するために - 協働の基礎を再確認する -
Presentation transcript:

日本の有機農業運動 「21世紀モデル」のチャレンジ - 300万~500万世帯組織化への ロードマップ - 日本の有機農業運動 「21世紀モデル」のチャレンジ - 300万~500万世帯組織化への ロードマップ - IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/

IIHOEって? 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援   (1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市) 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 2020年の地球への行動計画立案 専従4名+客員3名、浦安・京都、約5500万円

有機農業分野でも。。。 1995年から99年まで、らでぃっしゅぼーやにて、経営企画と国内外における有機農業推進施策の立案を担当。 特に96年からはIFOAM(国際有機農業運動連盟)の日本国内における実質的な窓口業務を担当。 1999年から2001年まで、「IFOAM共同基金」 コーディネーター。 生産技術交流から販売戦略立案(宅配、スーパーなど)まで、有機農業の総合的な推進業務を経験し、国内外での講演も多数。 欧州(英・独・スウェーデン)視察も企画・実施。

コミュニティによる、 コミュニティと社会のためのビジネス (× コミュニティの、コミュニティによる、コミュニティのためのビジネス) コミュニティ・ビジネス(CB)とは? コミュニティによる、 コミュニティと社会のためのビジネス (× コミュニティの、コミュニティによる、コミュニティのためのビジネス) 社会企業家(Social Entrepreneur:SE)とは? 社会の課題解決や理想実現に、事業を通じて取り組み、成果を生んでいる人  ・挑む課題や理想は何か?  ・事業のビジネスモデルは? (× もうからなさそうな社会っぽいテーマに、取り組んでいるだけの人) ニーズの代弁者であると同時に、 実現プロセスのプロデューサー

「産直」「提携」は、日本が世界に誇る ソーシャル・ビジネス・モデル! 欧米は「流通が簡素」+「国家が支援」 だから「生産者運動」として「有機認証」スタート! 日本は「まず農協」+「厳密な規格」+「国は無視」 だから「つくる生産者+買い続ける消費者」の合同運動として、「産地直送」「産消提携」がスタート! 生活クラブは「国連創設50周年記念表彰」受賞! Teikei/Sanchokuは、Alternative Marketingのモデル 欧州ではBox Scheme、米国ではCSA(Community Supported Agriculture)の原型に! アフリカ、東南アジア、ラテンアメリカでもスタート! 大地を守る会・藤田さんのお話(「NPOマネジメント」第36号)は必読!

すでに90年代に100万世帯・3000億円! 現在は150万世帯・4000億円以上 (パルシステムを加えれば250万世帯・5500億円) 生活クラブ生協(65年創設、31万世帯) 大地を守る会(75年、9万世帯) ポラン広場(84年、?) グリーンコープ(88年、40万世帯) らでぃっしゅぼーや(88年、10万世帯) Oisix(2000年、60億円) パルシステム(70年以降、120万世帯、1400億円)

これまで20年と、これから20年は違う! 日本の人口 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(万人) 12274 12607 12717 +3% 12273 11522 ▲10% 0~14歳 2506 1847 1647 ▲35% 1320 1114 ▲33% 15~64歳(A) (生産人口) 8278 8559 8128 ▲2% 7363 6740 ▲17% 65歳~(B) 高齢者率 1489 12.1% 2200 17.5% 2941 23.1% +97% 3589 29.2% 3666 31.8% +24% A÷B 5.5人 3.8人 2.7人 2.0人 1.8人 75歳~ 597 899 1422 +58% 1873 +31% 2265 +21%

2000年から2020年までを掘り下げると 日本の人口 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 計(万人) 12607 12777 12717 +1% 12543 12273 ▲4% 0~14歳 1847 1758 1647 ▲11% 1484 1320 ▲20% 15~64歳(A) (生産人口) 8559 8442 8128 ▲5% 7680 7363 ▲10% 65歳~(B) 高齢者率 2200 17.5% 2576 20.2% 2941 23.1% +33% 3378 26.9% 3589 29.2% +22% A÷B 3.8人 3.2人 2.7人 2.2人 2.0人 75歳~ 899 1163 1422 1645 +15% 1873 +13%

人数は変わらないが、食べ方が変わる! 20世紀モデルは「小さな子どものいる家庭」 21世紀モデルは「高齢者のみ世帯」も! 「野菜中心」→「素材重視」で月単価2.5万円維持 基準・開示(安全の可視化)+産地交流(安心の可視化) コアターゲットは「妊産婦」(と、その親)! 21世紀モデルは「高齢者のみ世帯」も! 若者世帯の少子+所得減!→月単価1万円減? 組織化には「季節感」「特別感」「イベント性」が不可欠 ボリュームゾーンは「リタイア夫婦」+「独居高齢者」 量・価格・多様性より、質・定番! 毎週→隔週、野菜だけ→肉・魚・酒・行事と組合せ、全国→地域限定 の3つのシフトも併用する!