ベクトル関数の回転(カール、ローティション)

Slides:



Advertisements
Similar presentations
基礎セミ第7章 (1-4) 偏光のしくみと応用 12T5094E 龍吟. 目次 光の偏光とは? 複屈折とは? 偏光を作り出すもの (偏光プリズム、偏光板、位相板)
Advertisements

1 微分・ベクトル解析 (4) 講師:幹 浩文( A314) TA :西方良太 M 1 ( A305 ) A 1 03 ( 10 : 50~12 : 20 ) 【金】 https://
電力配線図(A系統:長さmm) 消費電力:1100W TH-LC 2階 220 ⑥タップ (電力源タップ)
・力のモーメント ・角運動量 ・力のモーメントと角運動量の関係
6 空間図形 1章 空間図形 §4 空間における平面と直線         (2時間).
中学数学1年 5章 平面図形 §1 図形の基礎と移動 (7時間).
平成23年8月 情報学群 岡田 守 このスライドは, 前川佳徳編著による「コンピュータグラフィックス」(オーム社)を基に作成されている.
5年  面積.
第3章 重回帰分析 ー 計量経済学 ー.
第3章 重回帰分析 ー 計量経済学 ー.
線形代数学 4.行列式 吉村 裕一.
多変数関数の積分(6/3~24) 重積分(2重積分) 第6章(§5は除く) 重積分の定義 「連続関数は積分可能」
      線形写像  線形写像 U,V:R上のベクトル空間 T:UからVへの写像 (1)T(u+v)=T(u)+T(v)  (u,v∈U),
透視投影(中心射影)とは  ○ 3次元空間上の点を2次元平面へ投影する方法の一つ  ○ 投影方法   1.投影中心を定義する   2.投影平面を定義する
ストークスの定理と、 渦度・循環の関係を 直感で理解する方法
3次元での回転表示について.
本時のねらい 「円周角と中心角の意味を理解し、二つの角の関係について、操作・実験を通して予測したことを確認し、定理としてまとめる。」
平行四辺形のかきかたを 確認しよう!!.
製図の基礎 10回目 6/18 日本工業大学 製図の基礎.
学習の流れ 本時のねらい 「2次方程式を利用して、いろいろな問題を解決しましょう。」 ↓ 課題の提示 カレンダー 図形での活用場面4
・ Twinpact100のDV入力(プレゼン画面キャプチャ) ・ WEBカメラ(発表者) の両方を1画面にして配信・録画する。
数学 ---> 抽象化、一般化 より複雑な関係ー>解析学 一次関数 y=ax+b より多くの要素ー>線形代数 x y f(x) y1 x1
二分木説明 点Cの座標を求めよ。.
線形代数学 谷津 哲平 第1章 ベクトル 1.1 ベクトル空間 1.2 ベクトルの一次独立性 1.3 部分ベクトル空間
中学校2年生 数学科 図形の性質.
CGと形状モデリング 授業資料 長井 超慧(東京大学)
平行四辺形の性質の逆 ~四角形が平行四辺形になる条件~ 練習問題
プログラミング論 II 2008年吉日 主成分分析 数値積分
電磁波 アンテナ.
CAD曲線 (ベジエ曲線・Bスプライン曲線)
ミンコフスキー時空間 双曲筒 s2= x2+y2ーc2t2 双曲皿 s2= c2t2+y2ーx2 世界円筒 静止 s2 =x2+y2
電磁気学C Electromagnetics C 5/28講義分 電磁波の反射と透過 山田 博仁.
本時のねらい 「三角形の1辺に平行な直線が他の2辺と交わるとき、それぞれの交点は、その2辺を等しい比に分けることを理解する。」
本時の目標 「相似な図形の相似比と面積比の関係を理解し、それを用いて相似な図形の面積を求めることができる。」
四角形ABCDのAB、BC、CD、DAの中点をそれぞれE、F、G、Hとする。 このとき、四角形EFGHは平行四辺形であることを証明しよう。
5章  3次元形状を2次元面に投影する 3次元空間内に定義した形状を,2次元面上(ディスプレイのスクリーン面,プリンタの紙面など)に投影して表示するために必要になる変換について説明する.
ピタゴラス(Pythagoras)の定理
ベクトル線図 周波数応答 G(jw) (– < w < ) を複素平面内に描いたものが、ベクトル線図である。
ねらい 平行四辺形の定義と性質を理解し、定義から導かれた性質を、三角形の合同条件などを使って証明することができる。
線 形 代 数 (linear algebra) linear ・・・ line(直線)の形容詞形 直線的な、線形の、一次の
CGと形状モデリング 授業資料 1,2限: 大竹豊(東京大学) 3,4限: 俵 丈展(理化学研究所)
独立成分分析 (ICA:Independent Component Analysis )
3次元での回転表示について.
本時のねらい 「二等辺三角形の作図から証明を使って性質を導くことができる。」 「定義や定理の用語の意味を理解する。」
古代の難問と曲線 (3時間目) 筑波大学大学院 教育研究科 1年                 石井寿一.
平行四辺形の性質の逆 ~四角形が平行四辺形になる条件~
可視面・不可視面の判定方法と隠れ面(不可視面)の消去法について述べる.
CAD曲面 東京大学 精密工学専攻 大竹豊 資料および授業の情報は :
ねらい 平行四辺形の性質の逆を証明し、平行四辺形になるための条件を導くことができる。
5 図形と合同 1章 三角形 §1 二等辺三角形         (4時間).
変換されても変換されない頑固ベクトル どうしたら頑固になれるか 頑固なベクトルは何に使える?
目標 問題を証明するために、中点連結定理を使うことができる!!
平行線の性質を使って、面積の等しい図形について考えてみよう。
多角形の外角の和 凹型四角形の角 星形五角形の内角の和
ブレッド・ボードを用いた回路の作成 気温データ・ロガー編.
中点連結定理 本時の目標 「中点連結定理を理解する。」
平面波 ・・・ 平面状に一様な電磁界が一群となって伝搬する波
速度ポテンシャルと 流線関数を ベクトルで理解する方法
9. ナイキスト線図と安定余裕 教科書 7.2, 7.3.
資料 線型変換のイメージ 固有値、固有ベクトル 平賀譲(209研究室) 資料
第1回、平成22年6月30日 ー FEM解析のための連続体力学入門 - 応力とひずみ 解説者:園田 恵一郎.
今から2200年ほど前に,古代ギリシアのアルキメデスは,円周率が3と71分の10より大きく,3と7分の1より小さいことを発見しました。・・・
5年 算数 「面積(平行四辺形)」.
行列式 方程式の解 Cramerの公式 余因数展開.
回帰分析(Regression Analysis)
① ④ ① ④ ① ④ ① ④ TC-2① ヒーター(フィラメント)回路 黒 緑 青 藤 灰 v ① ② ③
電磁気学C Electromagnetics C 5/20講義分 電磁場の波動方程式 山田 博仁.
ブレッド・ボードを用いた回路の作成 気温データ・ロガー編.
空間図形の取り扱いについて.
数学 A 3章 「図形の性質」 1節 三角形の性質.
Presentation transcript:

ベクトル関数の回転(カール、ローティション) 1周すると元に戻る経路(閉じた経路)を曲線Cとする。 微少区間の接ベクトルをdSとする。(微少区間の長さを大きさとして、折線方向のベクトル。) ベクトル場Fは、その微少区間と交わる軌跡の力線である。 力線Fと接ベクトルdsと内積をとる。 流線 F d s C 経路Cに沿って一周積分する。これをΓ(ガンマ) と定義する。 曲線Cが1つの輪とすればΓがゼロならば回転しない。ゼロでなければ回転する。 Cに新しくBで橋をかける。CはC1とC2に分かれる。 B 橋が架かっている部分はC1とC2では大きさが同じで 向きが反対なので相殺されゼロとなってしまう。 C1 更に分割を進める。 C2 分割を進めるとループも小さくなるが面積ai も小さくなる。aiで割った値の極限が収束する。 ai

z ayz axy ayz azx a y azx axy x n Ci n = + Ci はスカラー量となる ここで天下り式に ai 面積aは3次元空間に存在する。xy,yz,zx平面 への写像をaxy,ayz,azx とする。 ayz y a axy azx ayz z y x a = + x azx Ci y のベクトルの和としてあらわせる。 axy x

y x (x+Δx、y+Δy/2) y+Δy y x x+Δx (x+Δx/2、y+Δy) (x、y+Δy) (x+Δx、y+Δy) -Ax(x+Δx/2,y+Δy) (x、y+Δy/2) (x+Δx、y+Δy/2) Ay(x,y) Ax(x+Δx/2,y) y (x+Δx、y) (x、y) Ax(x,y) (x+Δx/2、y) x x x+Δx (x、y)におけるベクトルを Ax(x、y)とする。 中点における値がこの経路の平均値と考える。 四角形の右側面の中点におけるベクトルの値は 微少区間を考えているので Axはほぼ直線的に変化すると考える。 ④ (変化率)×(差分) 四角形の左側面の中点におけるベクトルの値は ⑤ 中点における値がこの経路の平均値と考える。 四角形の底辺の中点におけるベクトルの値は 循環を考えると④-⑤となる。 ① 同様にΔyを掛ける 四角形の頂辺の中点におけるベクトルの値は ⑦ ② ③、⑦より一周積分は 四角形の廻りの循環を考えているので①-②より 平均値の差であるから経路Δxを掛ける。 ⑧ ③ (x、y)平面上の四角形全周に渡って積分したので ⑨

axyは限りなくゼロに近づけるので z は(x,y)平面の四角形の微少面積となり法線ベクトルは単位ベクトル となる。 両辺を で割る ⑩ 両辺を   で割る axyは限りなくゼロに近づけるので ⑩ 同様にして(y,z)平面、(z,x)平面について解く。 ⑪ ⑫ 3次元空間の平面に関してはそれぞれの成分を重ね合わせれば良い。 ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ と定義すれば は∇とAとの外積であらわされる。 ベクトルの外積 ベクトル  、 が作る平行四辺形の面積を大きさとするそれらとは 垂直な方向を持つベクトル。 × = 平面成分を線成分に変換する

ストークスの定理 もっとも大きいループ Cの 1周積分は d s C ところが なので これを式変形して